翻訳会社に観光(インバウンド)分野の翻訳を依頼する際に覚えておきたい5つのこと

インバウンド需要,翻訳会社選びで失敗しないためのHint&Tips

観光(インバウンド)分野とは?

インバウンド(Inbound)とは、外国人が訪れてくる旅行のことを指しますが、海外からの旅行者、留学生、技能研修生も含まれます。

近年のインバウンドの増加に伴って、さまざまな資料、Webサイト、動画の字幕、ガイドブック、パンフレット、メニュー表記などの多言語翻訳の需要が増えています。コロナ禍が落ち着いた時には、観光大国としてインバウンド需要は堅調なものと思われます。

観光(インバウンド)分野を翻訳する際の特徴

世界中から人々が訪れていますので、翻訳する言語数も増えています。

特に、各種案内表記・ウェブサイト・ガイドブック・メニューなどの多言語翻訳が必要とされています。インバウンド分野の翻訳では、住所・地名・施設名・人名などの「固有名詞」の正確さが重要となります。

また、ただ単に外国語に翻訳するだけでは不十分です。翻訳した文章が、まず外国人に分かりやすいこと、かつ心に訴える「訴求力」のある文章であることが求められます。文章以外にも、外国人の感性に合ったデザインや構成に調整することも大切な要素となります。WebサイトやSNSコンテンツ投稿の場合は、SEO(検索エンジンの最適化)に関する知識も必要ですし、継続的なサポートを行う必要もあります。

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観光(インバウンド)翻訳を依頼する際に覚えておきたい5つのこと

1.お客様とのコミュニケーションを重視している?

翻訳会社を選ぶ上で重視するべきことは、その会社(担当者)がお客様とのコミュケーションを大切にしているかということです。良い翻訳に仕上げるためには、まずお客様の要望を正確に把握すること、その用途や対象読者に応じた対応を行うことが必要だからです。

ですから、良くコミュニケーションをとり、お客様のニーズは何か、注意すべき点は何かなどを確認しなければなりません。良い翻訳会社は、お客様の要望を良く聞かずに、勝手に判断して作業を進めることはしません。

お客様の質問や不安に感じている点があれば、納得のいくまできちんと説明をします。そして、より良い翻訳に仕上げるために必要とされる提案も行います。

2.観光(インバウンド)分野の経験値は?

インバウンド分野の翻訳実績があるかどうか、ということも依頼する翻訳会社を選択する際の重要な判断基準となります。

また、翻訳会社の翻訳担当者が、読者目線の分かりやすい文章に翻訳できるか、また外国人に響く訴求力のある文章に翻訳できるか、という点も重要な判断基準となります。インバウンド翻訳は分野がたくさんありますので、さまざまな分野の翻訳が可能かどうかも選ぶ上で重要な要素となります。

また、インバウンド分野の翻訳は、単に外国語に翻訳することではなく、ローカライズ(訳文の現地化)の意識を持って翻訳することが必要です。現地の人々に訴える文章にすることが目的だからです。

ですから、インバウンド分野の翻訳実績を持ち、外国人の状況・背景などの調査力を持ち合わせている翻訳会社に依頼することが大切です。翻訳会社の翻訳実績は、その会社の公式サイトに掲載されていることが多いので、そちらをチェックすることをお勧めします。

3.固有名詞の扱いは特に大切

日本語の人名や地名は、独特な読み方をするものが多くあります。また、同じ漢字表記であっても、微妙に読み方が違う場合もあります。

(例:日本橋は東京では「にほんばし」ですが、大阪では「にっぽんばし」といいます)

また、施設名や役職名は、正式な外国語の訳語が存在していることもありますので、その国で使われているものを採用する必要があります。この点での確認作業を注意深く行えること、高い調査力を持っている翻訳者(翻訳会社)であることが大切です。

4.スピード感のある対応をしてくれる?

インバウンド業界は競争も激しいので、翻訳会社の対応の速さは重要です。WebサイトやSNSのローカライズ・運用サポートの場合は、特にスピード対応が求められます。

この点で、お客様からの要望にスピード対応できる翻訳会社かどうか、レスポンスの早い翻訳会社かどうかをよく見極める必要があります。

5.翻訳+@の対応は?

翻訳以外のどのようなサービスを提供しているかということも、翻訳会社を選ぶ上での判断要素となります。

例えば、多言語Webサイトの構築が可能か、ガイドブックやパンフレットのDTPを行っているか(DTP:日本語で作成した原稿と同じレイアウトを外国語で再現すること)、海外検索エンジンでのSEO対策が行えるか、海外向けのデジタルプロモーションも手掛けているか、といった点が挙げられます。

インバウンド分野の翻訳は、資料をただ外国語に翻訳するだけでは不十分です。外国人向けのレイアウトに調整できること、外国向けにプロモーション活動を行えることも重要事項です。もし海外進出を考えている企業であれば、外国語の「翻訳業」と海外への「プロモーション活動」、その両方を手掛けている翻訳会社に依頼するのがベストと言えるでしょう。

まとめ

インバウンド分野の翻訳は、今後も需要が高まってゆくと思われます。日本を訪れる外国人の増加に伴い、多言語対応は必須です。翻訳物の用途が海外向けの場合、対象となる国の人に訴求力のある表現やデザインにしなければなりません。インバウンド分野の翻訳は、単なる外国語翻訳なのではなく、外国人が魅力的だと感じるように仕上げなければなりません。ぜひ、経験と実績を持つ信頼できる翻訳会社に依頼するようにして下さい。

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