アメリカのSNS事情/デジタルマーケティングお役立ち情報【2020年版】

SNS

欧米からの訪日旅行者の中で、最も多いのはアメリカ人です。欧米圏へのインバウンド対策を考える上で、アメリカを分析することはとても重要になってきます。

そこで、今回はアメリカ人がどうやって旅行情報を調べているのか、どのようなSNSを利用しているのかなど、デジタルマーケティングに役立つ情報をご紹介していきます。

訪日アメリカ人向けプロモーション 統計データとポイント

訪日アメリカ人が旅行前に役立った旅行情報源(2015~2018年の統計)

出典:日本政府観光局(JNTO)「訪日旅行データハンドブック2019年」

訪日アメリカ人がよく使う情報源トップ5

  1. 日本在住の親族・知人(33.6%)
  2. 口コミサイト(31.0%)
  3. 自国の親族・知人(26.4%)
  4. 動画サイト(21.5%)
  5. 個人のブログ(18.9%)

訪日アメリカ人向けインバウンドプロモーションのポイント

①動画サイトや口コミサイトをうまく活用する

今回のデータから分かることは、動画サイトや口コミを情報源にする割合が大幅に伸びている点です。近年、スマートフォンやタブレットが世界的に普及し、それに伴って誰もが気軽にネットを利用するようになりました。今や、高齢者もYou Tubeを見てTwitterで呟く時代ですから、これからさらに動画サイトや口コミサイトを活用したウェブマーケティングの重要性が高まっていくことでしょう。

また、ウェブマーケティングにおいては、インフルエンサーの影響力が絶大です。インフルエンサーのとの協力体制を構築することも忘れてはいけません。

②州・人種ごとに分析する

日本はほぼ単一民族で構成された国家のため、私達日本人は「人の傾向=国全体の傾向」と捉えがちです。しかし、アメリカは人種の坩堝。肌の色も違えば文化も考え方もまるで違います。中には英語が喋れない人達のコミュニティーもあります。

そして、忘れてはならないのはアメリカが「合衆国」であるということ。州ごとの権限や独自性が非常に強く、州をまたいだだけで法律や文化が大きく変わってしまいます。いわば、アメリカは小さな国の集まりなのです。それを表すように、アメリカ人は出身を尋ねられると、必ずと言っていいほど「フロリダ出身です」や「カルフォルニア出身です」と出身の州を答えます。「アメリカ出身です」と答える人は少数派です。

ですから、日本における「国」というイメージを持ったまま、アメリカという国を考えると痛い目を見ることになります。Aの州で成功した方法が、Bの州でも成功するとは限りません。白人相手に好評だったからと言って、黒人やヒスパニック系にも好評とは限りません。

アメリカ人向けのインバウンドプロモーションを成功させたいのであれば、アメリカという広い括りで物事を考えるのではなく、州・人種ごとに分析を行い、戦略を立てることが需要なポイントとなります。

アメリカ人がよく使うSNS

出典:HootSuite「DIGITAL 2020: THE UNITED STATES OF AMERICA」

YouTube

You Tubeは2005年にアメリカで生まれました。現在では月間利用者数20億人超ともよばれる、世界最大の動画共有サイトです。

You Tubeは広告機能が使いやすく洗練されているところが特徴。例えば、地域や年齢、視聴傾向などになどに基づいて広告を表示させる機能や、予め設定しておいた予算上限に達すると自動で広告表示がストップする機能などがあります。その他にも細かい設定が可能なので、インバウンドプロモーションにはうってつけのプラットフォームです。

Facebook

Facebookはかの有名なマーク・ザッカーバーグが2004年に作り出したSNS。これまでにはなかった、実名・実在登録のサイトとして爆発的に普及しました。

Facebookの広告機能の特徴は、100円/1日の低予算から広告が打てるという点です。広告の種類も多種多様で、一般的なバナー広告や動画広告はもちろん、Facebook独自の広告形式である「キャンバス広告」なども利用できます。

Instagram

ここ数年で急速に普及したInstagram。写メール全盛時に「写真=写メ」となったように、今や「写真=インスタ」となるほどまでに市民権を得ました。芸能人なども多く登録しており、非常に影響力の高いSNSの一つです。

Instagramにはあまり広告のイメージがないかもしれませんが、実は広告機能もしっかりと用意されています。主に「ストーリーズ広告」と「フィード広告」に分けられており、前者はInstagramストーリーズに出せる広告、後者には画像・動画・カルーセル・コレクションの4形式での広告を出すことができます。

アメリカでのデジタルマーケティングについて

アメリカでのデジタルマーケティングに関する詳しい解説は以下の記事でおこなっています。

アメリカ市場の特徴や、調査のポイント・注意点、おすすめの市場調査会社などを解説しています。他にも、マーケティング時に欠かせない「英語翻訳」に関するお役立ち情報もご紹介しています。知って損のない情報なので、ぜひともご一読ください。

まとめ

スマートフォンやタブレットなどが普及したこれからの時代は、デジタルマーケティングが主流となっていくことは間違いありません。特にアメリカは世界的なSNSを多く生み出しているIT大国ですから、その傾向も顕著なことでしょう。それで、これからの時代を生き残るためにも、しっかりとデジタルマーケティングに取り組むことが大切です。

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