Twitterについて/デジタルマーケティングお役立ち情報

SNS,デジタルマーケティングお役立ち情報

今や私達の生活の一部になりつつあるTwitter。著名人の多くもTwitterを利用しており、テレビなどでも度々ツイッターを使ったキャンペーンやイベントが行われています。今や、Twitterを使っていない人たちは少数派になりつつあります。

しかし、Twitterは使われている専門用語が多いですし、良くない形でニュースになることも珍しくないため、漠然とした不安感から長らく二の足を踏んでいる方もおられることでしょう。そこで、今回は「Twitterの基本」を分かりやすく解説していきたいと思います。

Twitterとは

Twitter(ツイッター)とは短文のメッセージ・画像・動画などを投稿できるSNSです。日本を含め世界中で高い利用者数を誇っており、Hootsuiteが行った調査(2020年7月発表)によると、Twitterのユーザー数は世界で3億2600万人にもおよびます。

利用者の男女比でみると男性のほうが多いのが特徴で、男性が65%、女性が35%となっています。なお、最もユーザー数の多い国は、Twitterの生まれ故郷「アメリカ」。利用者数はで6255万人です。そして、第2位が「日本」の4910万人となっています。

Twitterの基本機能

ツイート

Twitterでは「ツイート」と呼ばれる短文のメッセージを投稿できるのが最大の特徴です。

ツイートの文字数は最大で140文字までで(日本語・韓国語・中国語以外は280文字)、この文字数はSNSの中でも特に短い部類に入ります。打てる文字が少なく、伝えられる情報量が少ない代わりに、ダラダラと長い文章にならないので、他人のツイートも気軽に読めるというメリットがあります。

なお、ツイート方法は一つではなく、以下の4種類が用意されています。

  • ツイート:通常のツイート。140文字以内でメッセージを投稿する機能。画像や動画も添付可能
  • リツイート:他ユーザーのツイートを再度ツイートし、自分のタイムラインに載せる機能
  • 引用リツイート:自分のコメントを付与した状態でリツイートする機能
  • リプライ:タイムライン上に投稿されている個別のツイートに対し、返信ツイートする機能。

なお、ツイートではありませんが、特定のユーザー相手にダイレクトメッセージを送ることも可能です。ダイレクトメッセージは、やり取りをしているユーザー同士にしか公開されません。

「いいね」機能

自分が気に入ったツイートに対して「いいね」ボタンを押すことで、そのツイートを評価することが出来る機能。なお、「いいね」の数を設定してツイートを検索することもできるので、単純な評価の視覚化という意味以上の効果があります。

ハッシュタグ機能

ハッシュタグとは「#(ハッシュマーク)」でタグ付けしたキーワードのことです。ハッシュの後ろに単語やキーワードを入力することで、特定の単語やキーワードをタグ付けできます。例えば「#ストラテ」のような表記で構成します。これにより、そのハッシュタグを付けたツイートを簡単に見つけられるようになります。企業などがキャンペーンなどを広める際などに役立つ機能です。

ちなみに、よく混同されがちですが、音楽記号の「♯(シャープ)」とは全く別のマークなのでご注意ください。

フォロー機能

特定のユーザーを「フォロー」することで、フォローしたユーザーのいいね・ツイート・リツイートを自分のタイムライン上に表示できるようにする機能です。なお、自分をフォローしているユーザーのことは「フォロワー」と呼称します。

Twitterの基本用語

ツイート機能関連の用語

  • ツイート
  • リツイート(RT)
  • 引用リツイート(引用RT)
  • リプライ(リプ / 返信)
  • タイムライン(TL):フォローしているユーザーの投稿などが表示される、Twitterにおけるメイン画面のこと
  • メンション:リプライの際に付与される宛先のようなもの。「@ユーザー名」で表記される
  • エアリプ:メンションがないため特定の相手にリプライ(返信)しているわけではないが、実質的に特定の相手に向けて書いていると思わしきツイートのこと
  • いいね(お気に入り / ふぁぼ):「いいね」という表記になる前は「Favorite」表記だったため、現在でも「ふぁぼ」と呼ばれることも
  • らぶりつ:「いいね(ハートマークボタン=Love)」と「リツイート」を組み合わせたスラング

フォロー機能関連の用語

  • フォロー
  • フォロワー
  • フォローバック(フォロバ):フォローしてくれたユーザーをフォローし返すこと
  • 相互フォロー:お互いにフォローすること。または、フォローしあっている状態のこと
  • リムーブ(リムる):フォローを外すこと
  • FF外:「フォロー・フォロワー外」の略称。主に、フォローしていないユーザーのツイートに対してリプライするときに挨拶として使う

アカウント関連の用語

  • 垢:アカウントを意味するネットスラング
  • 鍵アカ(鍵垢):非公開設定アカウントのこと
  • 裏アカ(裏垢):メインのアカウントの他に運用しているアカウント。友人や家族などに内緒で、普段は言えないようなことや知られたくない趣味などを投稿するのに利用される
  • 凍結:不適切な利用などが発覚し、運営によってアカウントを停止された状態のこと

その他の用語

  • ハッシュタグ
  • ダイレクトメッセージ(DM)
  • トレンド:ツイッター上における流行(トレンド)のこと
  • ブロック:迷惑なユーザーが自分に関われないようにブロックする機能。ブロックするとフォローができなくなり、ツイートも表示されなくなる
  • ミュート:特定のユーザーのツイートが自分のタイムライン上に表示されなくなる機能。ブロックとは違い、ミューとしてもそのことは相手に伝わらない

Twitterの基本ルール

Twitterでは主に以下の10の禁止ルールを設け、著しく違反するユーザーに対しては厳格に対応をしています。

攻撃的な行為

特定の個人などに嫌がらせや、嫌がらせを助長する行為は禁じられています。しかし、一歩間違えると言論弾圧に繋がってしまうためか、比較的甘いルールです。よほど酷い場合でなければ見逃される傾向にあります。

私的なメディア

本人の同意を得ずに撮影、または配布された私的画像・動画の投稿・共有は禁じられています。なおTwitterにおける私的メディアについての定義については公式ヘルプページをご参照ください。

ヘイト行為

「人種・民族・出身地・性別・性同一性・信仰している宗教・年齢・性的指向障碍・深刻な疾患」などを理由とした差別行為、または差別を助長する行為を禁止しています。

また、ツイッター上に公開されているプロフィールを悪用した攻撃的な行為や脅迫なども禁止です。かなり厳格に禁止しているルールで、違反しているとみなされた場合はアカウントが永久凍結されることがあります。

なお、Twitterにおけるヘイトの定義については公式ヘルプページをご参照ください

暴力の賛美

他人に対する暴力や、死亡すること、病気になることなどを望む行為は禁止されています。また、暴力や暴力行為の実行者を賛美するコンテンツの投稿も原則として禁じています。違反した際にはツイートの削除を要請されます。違反を繰り返した場合は、アカウントが永久凍結されることがあります。

暴力的な過激派組織

一般人に対する暴力行使、あるいは暴力の助長によって目的の達成を目指す組織に所属することは禁じられています。詳しくは公式ヘルプページをご参照ください。

スパム

スパムを目的としたTwitterの利用は禁じられています。

なお、Twitterの定義するところの「スパム」とは、サイトへの訪問数を増やす目的や、無関係なアカウント・商品・サービス・イニシアティブなどに注目を集めることを目的に、Twitter利用時の快適性や操作性などを著しく損なうと認められるような大量・過剰な行動のことです。

自殺や自傷行為

自殺・自傷行為の助長や扇動は禁止されています。通報などによって自殺や事象の徴候が見られた場合、Twitterはメンタルヘルスパートナーを紹介するなどのサポートを行っています。

センシティブなコンテンツ

Twitterでは「写実的な暴力描写・成年向けコンテンツ・ヘイト表現を伴う動画・画像」をセンシティブなコンテンツと定義し、これらのコンテンツを規制しています。また、人の死・暴力・外科手術・重篤な外傷などを含むコンテンツも規制を行っています。

詳しいメディアポリシーについては公式ヘルプページをご参照ください。

なりすまし

混同や誤解を招くような形で他人になりすますことを禁止しています。なりすましが発覚したアカウントは、永久凍結されることがあります。なお、パロディ・ニュースフィード・解説・ファンアカウントについては、その旨が明記された上で当該ポリシーが遵守されている場合に限り許可されます。

個人情報

未公開の住所や金融口座情報などを公開するようなツイートは禁止しています。公開された情報がハラスメント行為、またはハラスメントの教唆を目的としていた場合、嫌がらせ行為に関するポリシーに沿って強制的な対応が行われます。

Twitterのビジネス活用 得意なことと不得意なこと

Twitterのメリット

Twitterのメリットとしてあげられるのは、人に見てもらえやすいという点です。

日本は世界シェア2位に位置するほどユーザー数が多いため、特に国内向けの情報を発信ツールとしては非常に優れています。Twitterでは短文しか投稿できませんが、短いからこそ最後までしっかりとツイートを読んでもらえる可能性が高いという特徴があります。しっかりとした内容のツイートや面白いツイート、考えさせるようなツイートを発信すればハッシュタグやリツイートなどで拡散され、無名の方でも「バズる」ケースは珍しくありません

また、ハッシュタグ機能のおかげで、キャンペーンやイベント、コラボなどへの参加を呼びかける際などに非常に便利というメリットがあります。マーケティングツールとして非常に優秀です。

さらに、Twitterはユーザー同士が気軽に交流できる構造になっているため、企業として消費者の生の声を高レスポンスで知ることが出来ます。良い声であれば大きな励みになりますし、悪い声であれば迅速な対処へと繋げられます。

Twitterのデメリット

Twitterは数あるSNSの中でも、特に拡散速度の早いSNSの一つです。

これは良い部分でもありますが、悪い部分でもあります。例えば、ネガティブな情報や嘘の情報なども加速度的に拡散されてしまうので、自分たちの制御できないところで勝手に炎上が発生してしまうリスクがあるのです。Twitterが原因で倒産に追い込まれたり損害を受けたりする会社や、自殺・自傷行為に及んでしまう人は珍しくはありません。

文字数制限もデメリットの一つ。一度に伝えられる情報量が少なく、どうしても言葉足らずになりがちです。これが原因で炎上するというケースも多々あります。一方で、たくさんの情報を伝えようとすると、ツイートを分ける必要が出てきます。細切れになってしまうので、前後の脈絡を無視されて言葉を切り取られてしまう危険性もあります。

また、Twitterでバズるために過激な行為に及ぶ人は珍しくありません。日本でもたびたび話題になる「バイトテロ」は、多くがTwitterを発信源としています。

まとめ

最近は炎上に関連するニュースで取り上げられがちなTwitterですが、爆発的な炎上が起きるということは、それだけ情報が拡散されやすいツールという証拠でもあります。情報拡散ツールとして正しく使えば、企業にとってはとても大きな味方になってくれます。未だにTwitterを利用していない方は、ぜひ今回を機に始めてみてください。

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