Instagramについて/デジタルマーケティングお役立ち情報
2014年頃から特に女性の間で人気を集めて爆発的に普及し、今では多くの著名人も利用していることでも知られるInstagram。実は集客・販促ツールとして優秀なSNSでもあることをご存知ですか? Instagramを使わずにいるのは、とてももったいないことなのです。
では、Instagramとは一体どういったSNSなのか。どういったメリットやデメリットがあるのか。今回の記事では、そういった「Instagramの基本のキ」を分かりやすく解説していきます。
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Instagramとは
InstagramはFacebook傘下のSNSで、写真と動画の撮影・編集・共有に特化しているのが特徴。「インスタ映え」という言葉が2017年の新語・流行語大賞に選ばれたことでも有名です。
Hootsuiteが2020年7月に発表したデータによると、Instagramのユーザー数は全世界で10億8200万人を数えています。ちなみに、Twitterのユーザー数が全世界で3億2600万人なので、これと比較するとInstagramがいかに世界的にヒットしているSNSなのかがお分かりになられるかと思います。
Instagramの基本機能
カメラ
アプリ内のカメラ機能から写真を撮ることが出来ます。Instagramの最も基本的な機能であり、最も特徴的な機能でもあります。編集機能が充実しており、以下のような機能を自由に使うことが可能です。
- 調整:写真の簡単な変形調整などが行える機能
- Lux(照度):照度とコントラストを自動で適切な値に調整してくれる機能
- 明るさ:明度を変更する機能
- 暖かさ:色温度を変更する機能
- 彩度:彩度を変更する機能。彩度を最低まで下げることでモノクロ写真にすることが可能
- コントラスト:コントラストを変更する機能
- ストラクチャ:写真の明暗差を際立たせる機能
- 色:写真の暗い部分と明るい部分に、それぞれ色を付けられる機能
- フェード:写真の「くすみ」を調整できる機能
- ビネット:写真の四隅を暗くできる機能
- ティルトシフト:ピンボケ機能
- シャープ:写真の輪郭を際立たせる機能
ニュースフィード
Instagramにおけるホーム画面のこと。フォローしているユーザー・アカウントの投稿が表示され、最新の投稿が一番上に来ます。
発見
ユーザーが興味を持ちそうなものを解析し、それに合致した人気の写真(いいねが多くついた写真)が流れてくる機能。画面上部の検索バーからユーザーを検索することが出来ます。
お知らせ
「お知らせ」タブを開くことで、誰にいいねされたのか、また誰にフォローされたのかといったお知らせを見ることができる機能。また、お知らせ画面にある「フォロー中」をクリックすることで、自分がフォローしているユーザーの近況が確認できます。
プロフィール
プロフィールを編集・確認できる機能。アイコン・フォロー/フォロワー数・自己紹介文・過去に投稿した写真などが表示されます。いわば「顔」のようなものなので、ここを凝った作りにすることがInstagramで人気になるために重要であるとされています。
Instagramストーリーズ
通常のフィード投稿とは別に行える投稿形式で、ライブ配信などを行うことが出来ます。投稿後24時間で自動的に消滅するのが特徴です。タイムラインに残らないので、自分のアカウントの雰囲気には合わないような投稿や、あまり手間を掛けずサクッと共有したい写真や動画なども気軽に投稿できるのがメリット。企業やアーティストなどは、告知などに利用していることも多いようです。
インサイト
公式の分析ツール機能です。フォロワーの属性・投稿が閲覧された回数やユーザー数などが一覧表示されます。
Instagramの基本用語
投稿関連の用語
- いいね:投稿に対して「いいね」と感じた際に押せる共感ボタン。投稿に対する評価に直結する
- ポスト:投稿すること
- リポスト:他のユーザーの投稿を自分のタイムライン上に再投稿すること。Twitterにおけるリツイートに相当
- バトン:ハッシュタグ(後述)を使って特定のテーマを出題し、そのテーマに沿った投稿をユーザー同士で行い合うこと
- インスタジェニック:フォトジェニックをもじった造語で、「Instagramに映える風景や品物」を意味する
- ストーリー:Instagramストーリーズのこと
ハッシュタグ関連の用語
- ハッシュタグ:ハッシュタグとは、「#ストラテ」のように#記号を頭に付けた単語のことで、キーワードやトピックをタグ付けする目的で利用される
- 日本語ハッシュタグ:日本語で構成されたハッシュタグのこと。英語のハッシュタグと区別する目的で使われる
- 絵文字ハッシュタグ:絵文字を使ったハッシュタグのこと
- #f4f:「Follow for Follow」の略で、「フォローしてくれたらフォローします」という意味で使われる
- #l4l:「Like for Like」の略で、「『いいね』してくれたら『いいね』をします」という意味で使われる
Instagramの基本ルール
不適切な内容の投稿をしない
例えば、過剰に暴力的な写真や成年向けのコンテンツ、他人の尊厳を傷つけるような私的メディア(リベンジポルノなど)、ヘイト表現のある投稿などは絶対に避けましょう。場合によってはアカウントの停止処分(凍結)が下されることもあります。
個人情報の流出に注意する
自分や知人などの個人情報が流出するような写真や動画は投稿しないように注意が必要です。たとえば、住所や金融口座情報が写っている写真などは投稿するのをやめてください。大きなトラブルの引き金となります。
また過去の実例では、ある女性アイドルが自撮りをしたときに、鏡に着替え中の他のメンバーが映り込んでしまったことがありました。そうした予想外の事態にも気を付けたいものです。
なりすましをしない
有名人などになりすます行為は絶対に止めましょう。場合によっては訴えられることもあります。なお、著名人や有名ブランドの場合、Instagramが公式に確認したものには、名前の横に認証バッジ(青バッジ)が付いています。
スパムを行わない
有名人などのコメント欄に宣伝目的などのコメントを送ったり、関連性のないユーザーに対して意味不明なタグを付けたりする迷惑行為はやめましょう。
Instagramのビジネス活用 得意なことと不得意なこと
Instagramのメリット
Instagramは写真がメインのSNSですので、マーケティングツールとして非常に有用です。例えば、自社の商品やサービス風景を使ったかっこいい写真やおしゃれな写真を投稿し、それが他のユーザーの目に止まれば大きな宣伝効果を生んでくれます。I他のSNSとの連携面が充実しているので、一度の投稿で一斉に情報発信できるのも魅力です。さらに、Instagramには「ショッピング機能(投稿ページからECサイトへ誘導する機能)」があるので、単純にサービスや商品を知ってもらう以上の効果が見込めるというメリットもあります。
また、Instagramは採用活動にも役立ちます。Instagramに職場の風景や社内イベントの様子などを載せることで、求職者に対して自社をアピールするツールとして使うことができるというわけです。ダイレクトメッセージ機能を使えば、求職者と直に意思疎通をすることも出来ます。
Instagramのデメリット
Instagramで宣伝効果を生むためには、まずアカウントとしての人気を得ることが必要となります。広告関連の写真の投稿ばかりしていたり、露骨に自社ホームページやECサイトへ誘導するようなビジネス色の強い投稿ばかりしていたりすると、いつまでたってもユーザーからの人気を得ることが出来ず、結果として宣伝に繋がりません。それどころか、ブランドに対するネガティブイメージを持たれてしまう可能性が高まります。
Instagramをマーケティングに利用するのであれば、闇雲に投稿するのではなく、有名インスタグラマーなどに助言を求めるなどして戦略を立てて挑むことが重要です。
まとめ
画像や動画は文字よりも直感的に強い印象を与えてくれます。ですから、写真・動画に特化したSNSであるInstagramは、他のSNSと比べても高いマーケティングポテンシャルを秘めています。
また、Instagramは「誰の投稿であるか」と同じぐらいに、「どういったクオリティの投稿であるか」という面が重要視されるSNSです。無名の企業などでも、質の高い投稿を繰り返してフォロワーを増やしていけさえすれば、必ず高い宣伝効果を生んでくれるはず。まだInstagramをやっていない方は、ぜひ今回を機に始めてみてはいかがでしょうか。