はじめての公式Facebookページ その2・グローバルページ編

Facebook,SNS,はじめての公式Facebookページ

毎月27億人もの人々が利用しているFacebook。ビジネスにおいても、数百万という企業がFacebookページを利用しています。

世界中に企業の広告を発信したい場合、Facebookページのグローバルページの利用は効果的です。ストラテでは、はじめて公式Facebookページを作る方に向けた連載シリーズをお届けしています。第2回は、グローバルページのメリットや運用方法をご説明します。第1回は下のバナーをクリックしてください。

グローバルページはなぜ必要?

グローバルページとは?

今までは、世界各地にFacebookページで広告を出す際、国別のアカウントを作成し、各言語でのコンテンツを制作し、それらが同じタイムラインで入り乱れてしまうという状態でした。また、それぞれの言語のFacebookページを、個別に管理する必要がありました。

そのため、ブランド全体としての管理がしにくい、という一面が見られました。

そこで登場したのが「グローバルページ」です。「グローバルページ」の機能を利用すると、各言語のコンテンツが自動的にユーザーの言語に対応して振り分けられます。

例えば、中国からアクセスした場合は中国語のページ、英語ユーザーには英語のページ、韓国語ユーザーには韓国語のページが表示されます。もし作成されていない言語のページにアクセスがあった場合は、デフォルトのページが表示されます。

また、グローバルページでは、企業のブランド名やバニティURL(数字ではない文字列のURL)を世界で統一することができます。これにより、ブランド名や公式サイトURLを紹介しやすくなりました。

グローバルページでは、広告のターゲット層の設定も、この国ではこの層の人たち、別の国ではこの層の人たちというように、国別に設定することが可能です。

世界各国に企業の宣伝&広告・情報発信、一括した管理を行いたいとお考えなら、ぜひFacebookグローバルページの利用をお勧めします。

グローバルページのメリットは

①ページ名をユニバーサル仕様に変更できる

ページ名の「国」を限定する語句(例:○○_en、○○_cn、○○_krなど)を削除して、ユニバーサルな名称に変更できます。世界中に同一のURLを知らせることができる上に、自動的に各国のユーザーごとにページを振り分けられるので、ブランディングに役立ちます。

②国(現地)に合った情報を発信できる

グローバルページの訪問者は、言語ごとにアレンジされたランディングページにアクセス出来るので、その国(現地)の正確な情報を見ることができます。例えば、その地域の季節限定商品(春節やラマダンなど)やその地域の休日(年末年始など)などです。もし、日本の習慣のまま「ゴールデンウィーク」と書いても外国では通用しません。

③世界中にいるファンの総数を知ることができる

ファンの人数が世界の総数で表示されるので、世界でどれほどの人々に支持されているかを把握できます。(例:英語版3000人、中国語簡体字2000人、韓国語500人の場合、グローバルページにすると、英語・簡体字・韓国語のそれぞれのページで5500人と表示される)

グローバルページの設定方法

用語について

グローバルページには、3つの種類のページがあります。

①マーケットページ

物を売るという意味ではなく、各言語ごとのページを意味しています。マーケットページは、ユーザーの国や言語に応じて、自動的に適切なページが表示される仕組みになっています。マーケットページは、いくつの言語でも作成可能です。

②デフォルトページ

アクセスした人の言語でのコンテンツがない場合に表示されるページです。企業側で設定していない国(言語)のユーザーや、Facebook側が判断できなかったユーザーに表示されるページです。また、デフォルトページは、グローバルアカウントのメインページでもあります。(URLはメインのユーザーネームが使用されます)

③ルートページ

ユーザーに公開されるページではなく、グローバルページ(マーケットページやデフォルトページ)の管理を行う非表示のページのこと。マーケットページのターゲット設定、国や言語の追加と削除、全体のインサイトを見たりすることができます。

設定方法

グローバルページを設定する・マーケットページを追加する際に必要とされる条件

・デフォルトページの管理者であること
・追加するマーケットページの管理者であること
・マーケットページの名前とカテゴリーが一致していること

マーケットページを追加して、グローバルページを作成する方法

①「デフォルトページ」となるページを開く。
②「設定」のところで「グローバルページ」をクリックする。
③「マーケットページ」を開き「ページを追加」をクリック。ここで、追加したいページを選択する。国や言語など、ターゲットも設定する。
④「変更を保存」これで完了です。

グローバルページの運用Tips

各マーケットページごとに管理者を配置できる

グローバルページの全体の管理者とは別に、それぞれのマーケットページごとの管理者を配置することが出来ます。

英語ページ担当者、中国語ページ担当者、韓国語ページ担当者など、言語別に担当者を定めることができるので、運営・管理上とても便利です。日本語ページの担当者が、外国語ページを開設したい場合、翻訳会社に依頼することができます。その際、翻訳だけでなく、グローバルぺージの投稿も依頼することが可能です。

グローバルページの管理権限は、通常のページと基本的に同じです。

デフォルトページ」管理者が行えること

・すべてのページのターゲット設定の編集
・すべてのページでの管理権限の追加・編集・削除
・すべてのコンテンツの管理
・すべてのページのインサイトの確認

「マーケットページ」管理者が行えること

・自分のページでのターゲット設定の編集
・自分のページでの管理権限の追加・編集・削除
・自分のページのコンテンツの管理
・自分のページのインサイトの確認

コンテンツは移動ではなく再投稿

既存のFacebookページから、新しいマーケットページにコンテンツを移行させたいと思った場合、すでに投稿された記事を移動させることはできません。新たな記事として、マーケットページに再投稿する必要があります。その際、「いいね」も引き継ぐことはできません。マーケットページの一つのコンテンツを削除して、それを移動させることもできませんので、ご注意下さい。

外国語動画コンテンツは強力

マーケットページを作成したら、外国人にPRするための「インバウンド動画」の投稿がお勧めです。外国人誘致に、動画を使ったPRは大きな影響力を持ちます。動画は各企業(各社)が制作することができます。ですが、インバウンドに役立てるという意味では、地元の自治体や観光業界がインバウンド動画を制作し、そこに加盟している各社がそれを利用してPR活動を行うのも、効果的な集客方法でしょう。

まとめ

世界最大のSNS、Facebook。企業の世界進出のため、また世界中から日本を訪問する外国人誘致のために、Facebookを利用したPRは非常に効果的です。また、世界中に発信されるページを、一括して管理できる機能はとても便利です。ビジネスの発展のために、グローバルページの利用は特にお勧めです。

はじめて公式Facebookページを作る方に向けた連載シリーズをお届けしていましたが、第2回はいかがでしたか?第3回「広告活用編」は10月下旬に公開予定です。どうぞお楽しみに!

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