はじめての公式Instagramその2・広告活用編

Instagram,SNS,はじめての公式Instagram

初めて自社やお店の公式インスタグラムを開く方に向けた「はじめての公式Instagram」シリーズ。第2回は広告活用編です。

今回は、インスタ広告の種類や特徴、設定方法や料金や支払い設定などについて解説します。

Instagram広告の種類

1・ストーリーズ広告

https://business.instagram.com/ より

1日に5億ものアカウントが利用する、Instagramストーリーズに表示される広告です。タイムラインではなくストーリーズに出稿するこのタイプの広告は、モバイル画面全面に表示されるのでユーザーの目に止まりやすく、自然な形で動画や写真を効果的に見せることができ、高い訴求効果があることが特徴です。ストーリーズを常時見るようなInstagramのヘビーユーザーにリーチが可能です。

ただし現時点では、フォロワー数が1万人を超えないと、ストーリーズでのリンクの挿入はできません。フォロワー数が1万人以下であれば、WEBサイトへの送客ができないため、リーチやインプレッション獲得のみの利用となるでしょう。

「ストーリー広告」は「認知度」を高めるのにおすすめです。

2・写真広告

Instagram写真広告
https://business.instagram.com/ より

最も基本的な広告が「写真広告」です。正方形、横型のどちらにも対応しており、シンプルで美しくクリーンなデザインです。インスタグラムユーザーがフィードに投稿するような写真と同じように表示されるので、タイムライン上に自然な形で溶け込み、広告らしさをあまり感じさせません。ユーザーにさりげなく情報を届けるのに適しています。

この広告のタイプに使用できるのは写真1枚だけなので、より「インスタ映えする」写真を使いたいものです。(特にフリー素材で写真広告は作らないことをお勧めします)

「写真広告」は「認知度」を高めるのにおすすめです。

3・動画広告

https://business.instagram.com/ より
https://business.instagram.com/ より

写真広告と同様に、「動画広告」も画面いっぱいに広がる動きと音を駆使してストーリーをユーザーに伝えることができます。動きが重要なゲームやアプリ、音楽配信などといった広告に適しています。飲食店ならば調理風景や食べている様子、といった映像も効果的でしょう。最長120秒の動画を、横型または正方形のフォーマットで出稿することができます。

「動画広告」は、「ブランド訴求力」や「認知度」、「コンバージョン率」を高めるのにおすすめです。

4・カルーセル広告

https://business.instagram.com/ より
https://business.instagram.com/ より
https://business.instagram.com/ より

写真広告や動画広告と基本的には同じですが、写真や動画を複数フィードに並べ、カルーセル表示させることができる広告です。ユーザーはスワイプで次の写真や動画を表示させることができ、ユーザーの興味を引くことができます。複数の写真や動画を活用することで、ストーリーをより深く伝えることができます。

これは、ブランド認知度のアップや、ユーザーからの興味を促す効果が見込めます。この広告形式は、ハウツー系やパノラマ写真などに適しています。もっと見たいと思わせる写真や動画を複数枚投稿することで、広告の費用対効果を高めることができます。

「カルーセル広告」は「認知度」と「コンバージョン率」を高めるのにおすすめです。

5・コレクション広告

https://business.instagram.com/ より
https://business.instagram.com/ より

複数の動画、画像、またはその両方でターゲットユーザーに関心を持ってもらいましょう。商品を知ってもらい、購入・来店まで誘導することが可能です。同じタイミングで多数のアイテムを紹介できますので、ブランドやショップ、飲食など幅広い業種で用いることができるでしょう。

6・発見タブ広告

https://business.instagram.com/ より

発見タブ広告は、ページ下部の「虫眼鏡」マークを押すと出てくる様々な投稿写真の一部に組み込まれます。検索窓にキーワードを入力しなくても、この虫眼鏡マークを押すと、各個人の好みに合わせた各種投稿が出てきます。

これは特にInstagramが得意とするパーソナル分析で、そのユーザーが好みに思われるものを出していますので、より好まれる広告といえるでしょう。

Instagram広告の設定方法

Facebookビジネスマネージャーの活用

FacebookビジネスマネージャーでFacebookやInstagramの広告を一括管理することができます。また、広告料金が未払いなどの場合のアラート機能なども充実しています。複数チャネルで展開するような企業の場合、こちらで管理することが最善です。

プロフィール欄から広告を出稿

Instagramのプロアカウントだと、プロフィール欄から広告を出稿することができます。小規模なお店や企業などは、この方法での出稿が簡単でお手軽です。

Instagram広告の料金目安

用語について

Instagramに広告を掲載する場合、掲載する広告ごとに予算を設定します。設定した予算を超える料金が請求されることはなく、予算の変更はいつでもできます。

予算と消化金額の違いを理解しておくことが重要です。

予算: 広告掲載で消化する予定の金額です。
消化金額: 実際に支払う金額(予算の範囲内で使用された金額)です。

Instagram広告の予算を設定しても、その金額が実際に支払う消化金額になるとは限りません。例えば、$30で広告を購入するわけではありません。以下の予算オプションのいずれかを使用して、一定期間内に最大$30が広告に使用されるということです。週の予算に$30を設定していたものの、広告のパフォーマンスに基づいてその週の消化額が$25のみだった場合、請求額は$25になります。

費用感について

Instagram広告にかかる費用をご紹介します。金額はあくまでもだいたいの目安ですので、大まかな予算を決める際の参考にご覧ください。

インプレッション数に応じた「CPM」(0.5〜1円)

「CPM(=Cost Per Mille)」は、ユーザーのインプレッション数に応じて広告費用が必要となるスタイルです。(※Milleとは「1000回」の意味)

広告がユーザーのタイムライン上に表示されると広告をクリックしたかしないかに関わらずに「1回」としてカウントされます。

クリック数に応じた「CPC」(40〜100円)

「CPC(=Cost Per Click)」は、ユーザーが広告をクリックするたびに広告費用が必要となるスタイルです。

WEBサイトやダウンロードサイトへの誘導をすることで、クリックするごとに費用が発生します。

インストール数に応じた「CPI」(100〜150円)

「CPI(=Cost Per Install)」は、スマホのアプリがインストールされるたびに費用が発生する費用形態です。アプリをリリースするタイミングで広告展開することでより多くのユーザーを集客することができます。

再生時間に応じた「動画広告」(4〜7円)

動画広告を展開する場合には「再生時間」に応じた課金方法が選べます。再生時間によって変わり、合計が10秒以上または全編がほぼ再生されたような場合、費用が発生します。

Instagram広告の支払い方法

Facebook広告アカウント経由での支払い

Facebookでも広告を展開していて、FacebookページとInstagramビジネスアカウントをリンクしている場合は、Facebook広告アカウントを使って広告アカウントで一括して料金を支払うことができます。Facebook広告アカウントには、さまざまな国際送金方法をリンクできます。

Instagramのアカウントから支払い

Instagram広告の支払いで利用できる方法は次のとおりです。

Facebook広告アカウント

前述のとおり、Facebookでも展開している場合には、広告アカウントで一括して支払いが可能です。

クレジットカードまたはデビットカード

広告作成プロセスの最後に支払いに使用するカードの情報を追加することができます。

使用できるクレジットカードは以下4種類です。

・VISA
・MasterCard
・アメリカンエキスプレス
・JCB

PayPal

InstagramアプリからPayPalアカウントにサインインし、Instagram広告の料金を支払うことができます。

まとめ

今回はインスタグラム広告の種類や特徴、設定方法や料金、支払い設定など、Instagram広告の基本についてご説明しました。

Instagram広告には数多くの種類がありますので、同時に多数の手法を取るよりは、まずは1つずつトライしていく方が現実的ですし、貴重な予算を有効活用できます。

はじめて自社やお店の公式インスタグラムを開く方に向けた「はじめての公式Instagram」シリーズ。次回はライティングテクニック編をお送りいたします。

インバウンドプロモーション外国語サポートを必要とされる方は、
ぜひ「アットグローバル」にご相談ください。
見積もりやご相談は完全に無料です。こちら からどうぞ!