【2020年】ベトナムモール型ECサイトの主要プレイヤー
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ベトナムECマーケットの現況
現在、ベトナムのEC市場の規模は、2019年で100億USドル(約1兆700億円)、さらにアメリカの調査会社ベインアンドカンパニーの推測によれば2025年までには244億USドル(約2兆6千億円)に達すると予想されています。これは2018年の6.5倍になる見込みです。(出典元:https://www.viet-jo.com/news/economy/191220200107.html)
さらに、現在東南アジアのEC利用者が約1億2,000万人いるとされていますが、ベトナムのEC市場はインドネシアに続く速さで成長しており、2025年までに43%の成長が見込まれているほどです。2018年の日本のEC市場の成長率が9.1%、中国のEC市場の成長率が17.5%という事実と比較すると、ベトナムのEC市場の成長がとてもスペシャルであり、ブルーオーシャンEC市場であると言えるのは間違いないでしょう。
詳細は、「【2020年版】ベトナムECマーケットの全体像を知ろう」をご覧ください。
ベトナムモール型ECサイトの主要プレイヤー
2020年時点の上位4つのECサイトについて具体的にご説明しましょう。
Shopee Vietnam
基本情報
サイトのURL
運営会社
Sea Limited.(本社:シンガポール)
サイトの規模
東南アジア最大のネットモールで、100以上のブランドが展開しています。アプリダウンロード数が8000万を超え、1日あたり平均140万件以上の注文数があります。
サイトの特徴
継続的なプロモーション等が功を奏し、Lazada(ラザダ)やThế Giới Di Động(モバイルワールド)を突破して、ベトナムのeコマースでサイトアクセスランキング1位になりました。 また、プラットフォームを常に改善することを目指しており、東南アジアおよび台湾では多くの人に選ばれています。家電製品から家庭と生活、健康と美容、子供のおもちゃ、ファッション、スポーツ用品まで、幅広い製品を取り揃えており、価格も低いことから、利用シェアが拡大しています。
出店費用
無料(販売手数料 1%)
Lazada Vietnam
基本情報
サイトのURL
運営会社
2011年にドイツのロケットスタート社がLazada Groupを設立し、2012年初頭にLazada.vnで正式にベトナム市場に参入しました。現在は中国のAlibaba(アリババ)がLazada Groupの83%の株式を取得し、運営しています。
サイトの規模(店舗数)
東アジア6ヵ国(マレーシア・シンガポール・タイ・フィリピン・インドネシア・ベトナム)で展開しており、約3,000店舗が出店しています。1日のアクセス数は500万以上で、Lazadaの年商は10億ドル。人気の店舗は1日に1,000アイテムを売り上げるため「東南アジアのAmazon」とも呼ばれています。
サイトの特徴
Alibabaが運営を始めてから完全に送料無料をなくしたため、Lazadaは市場での順位を落とすことになりましたが、Lazadaならではのセールスポイントがあります。例えば、支払い前に商品を実際に確認出来ることや商品の返品交換期間が7日から14日以内、さらに特別な商品の返品交換期間が最長30日と長いのもメリットです。そのため、送料を支払ったとしてもここで購入する多くの利点があります。健康と美容、インテリア装飾、ファッション、携帯電話、タブレットから家電製品に至るまで、数十万もの製品を取り扱っています。
出店費用
無料(販売手数料 0.5〜12%)
Tiki
基本情報
サイトのURL
運営会社
TIKI Corporation
サイトの規模
扱う商品カテゴリは34、商品数も600〜700万点程度
サイトの特徴(扱っている商品など)
もともとはオンライン書店のWebサイトから始まりましたが、ベトナムの主要なeコマースWebサイトの1つになり、今では書籍、コンピュータ、デジタル機器、電化製品、美容、事務用品、母親と赤ちゃん、スポーツの10カテゴリーをメインにさまざまな製品を扱っています。Tikiの商品は、ShopeeやLazadaほど豊富ではありませんが、顧客対応サービスと製品の品質で人気があります。
出店費用
販売手数料は、商品のカテゴリーによって異なります。
参考情報
Tikiで販売されている製品は厳しく検閲されているため、品質が高く、不良品はほとんどありません。特に、Amazonで言えばamazon basicsのようなTiki Traddingによって販売される製品では、不良品はめったに遭遇することはありません。また、amazon primeのような有料サービス、 Tiki Nowを展開しており、倉庫があるハノイ、ダナン、ホーチミンなどの主要都市部では2時間以内という非常に速い配達を実現しています。
Sendo
基本情報
Siêu chợ Sen Đỏ(Sendo.vn)は、ベトナムの大手インターネットプロバイダーFPTが運営するeコマースサイトです。ソフトバンクも出資しているメルカリのようなC2Cで50万人以上の売り手が1700万アイテムを販売、年間換算流通総額は10億USドルに達します。 Sendo.vnでは、以前多くの偽物や偽造品が販売されていましたが、Sendo.vnはここで販売店を厳しく管理し、また、積極的な変更、プロモーションの強化、送料無料により、すぐにベトナムのトップ5のeコマースビジネスに到達しました。
149,000VND(約750円)以上の商品で全国送料無料、送料の最大値引きは50,000(約250円)になっています。 また、商品購入代金支払い前に商品を直接確認でき、商品の交換と返品も簡単で、送料無料です。
サイトのURL
運営会社
ベトナムの大手インターネットプロバイダーFPT
サイトの規模(店舗数)
50万人以上の売り手が1700万アイテムを販売、年間換算流通総額は10億USドルに達します。
サイトの特徴
ソフトバンクも出資しているメルカリのようなC2Cです。
出店費用
出品手数料は無料ですが、注文があった際は、送料・梱包費を負担する必要があります。
参考情報
Sendo.vnでは、以前多くの偽物や偽造品が販売されていましたが、Sendo.vnはここで販売店を厳しく管理し、また、積極的な変更、プロモーションの強化、送料無料により、すぐにベトナムのトップ5のeコマースビジネスに到達しました。149,000VND(約750円)以上の商品で全国送料無料、送料の最大値引きは50,000(約250円)になっています。 また、商品購入代金支払い前に商品を直接確認でき、商品の交換と返品も簡単で、送料無料です。
まとめ
ベトナムのEC市場について取り上げてきました。ベトナムは、世界で最も速い電子商取引の成長率を誇る国の1つであり、アジアでもっとも有望なマーケットのひとつであることは間違いないでしょう。
様々なeコマースショッピングサイトやそれらのプラットフォームに出品するショップ間の競争が激しく、またシビアなベトナム人消費者に自社製品を選んでもらうことは容易ではありませんが、しっかりした戦略と計画を立てて取り組めば勝算は十分にあります。特に日本製品に対する信頼感と人気は非常に高いので、日本製品を出品することも検討する価値があるでしょう。
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