はじめてのYouTube公式チャンネルその4・広告解説編

YouTube,はじめてのYouTube公式チャンネル

YouTube広告に真剣に取り組むべき理由

テレビを見なくなった人が増えている

20代の人たちは、テレビを見なくなっています。

NHKの調査によると、20代の約3割が、1週間に1度も、リアルタイムでテレビを見ていません。この割合は、25年前(1994年以降)は、たった4%でした。逆に、毎日テレビを見ているという20代は、2019年の時点で、39%です。10年前(2009年)は52%ですので、確実に「テレビ離れ」が進んでいます。

では、20代は、主に何から情報を得ているのでしょう?

20代は、主に、インターネットを使ったメディア活動をしています。スマートフォンやタブレットで、SNS・ニュース・動画・ゲームなどを楽しんでいます。もし、見たいテレビ番組があれば、ネットで「見逃し配信」を見ればいい、と思っています。リアルタイムでテレビ番組を見ることが少なく、“20代のテレビヘビーユーザーは存在しない”、と言ってよいでしょう。動画に関しては、YouTubeの利用者が非常に多いです。

今後、20代向けにアプローチすることをお考えなら、YouTubeの広告掲載をおすすめします。ここでは、YouTube広告の効果性、広告の種類などを、解説していきたいと思います。

テレビCMより効果的

YouTubeの視聴者数は、どのくらいだと思いますか? なんと、世界中に20億人もいるんです。日本は、3000万人以上です。

視聴時間(世界)は、1日10億時間以上です。YouTube視聴時のモバイル利用率は、70%です。ほとんどの人が、スマホやタブレットで、気軽に利用しているということですね。

YouTubeへの広告掲載が、本当に効果的なのでしょうか? なんと、「YouTubeで新しい商品を見つけている」という人が、90%です。ほとんどの人が、YouTube広告で「新商品」の情報を見ているということです。YouTube広告の宣伝効果の高さが分かります。YouTube広告を見た後に、実際に購入に至る割合は、40%です。これも、高い数値です。そして、何かの商品購入を考えている時に、「YouTube動画を見てから決める」という人は50%以上もいます。YouTubeは、多くの人のショッピングの「情報源」、でもあるということです。

これらのデータからも一目瞭然ですが、YouTube広告は、効果絶大です。利用しない手はない、ということですね。(詳しい情報は、YouTube公式ガイドブックをご覧下さい)

では、次に、YouTube広告の種類について、ご説明します。

YouTube広告の種類

TrueView インストリーム広告

TrueViewインストリーム広告とは、最も一般的(効果的)な広告で、動画の前後や途中に再生されます。視聴者は、そのまま見続けることも、スキップすることもできます。この広告は、商品やブランドの認知度を上げる、視聴者に購買を検討してもらう、まずそこからスタートするのに効果的な広告方法です。

TrueView アクション広告 

TrueViewアクション広告とは、「行動を促すフレーズ」と「広告の見出し」を、インストリーム動画広告の再生中と再生後に発信します。この広告は、文字通り、商品やサービスの購買(検討)に向けて、アクションを促すことが目的です。例えば、「資料請求」などのフレーズを出し、視聴者に資料請求を促し、購入を検討してもらう、という広告方法です。

バンパー広告

バンパー広告とは、再生時間6秒以内の、スキップができない広告です。短い時間ですが、インパクトのある広告をすることで、視聴者に商品やサービスを鮮明に印象付けます。商品やブランドの認知度アップのために、効果のある広告です。

その他の広告

その他、TrueViewディスカバリー広告という方法もあります。これは、YouTubeの検索結果・トップページ・動画の横に表示される広告です。これを見た視聴者を、広告動画に誘導することが目的です。メインの広告方法としてではなく、補完的に利用するのに最適です。

また、アウトストリーム動画広告、もあります。この広告は、スマートフォンやタブレット閲覧時に表示されます。パートナーサイトにも表示されます。タップすると動画広告が見れますが、スクロールすればスキップできます。

設定方法

広告の目標を決める

動画広告を掲載する前に、「目標」を定めましょう。目標は、大きく分けて3つ、「認知・検討・行動」です。「認知」とは、商品・ブランド・サービスの認知度を上げることです。「検討」とは、購入を考えてもらうことです。それには、自社Webサイトに誘導、自社を検索してもらうことなどが含まれます。「行動」とは、商品購入に向けてアクションを起こしてもらうことです。ショッピングページで購入してもらう、来店予約をしてもらう、こういったことが含まれます。まず、広告配信の目指すゴールを、明確に定めてください。

広告の対象ユーザーを決めよう

広告を見てもらいたい「ターゲット」を、はっきりさせましょう。ターゲットを絞らないで広告掲載すると、無駄にコストがかかってしまいます。特に、中小企業の場合は、この点で注意が必要です。「費用対効果」、一番良いバランスで決めてください。

YouTubeでは、デモグラフィック(性別や年齢)、地域、趣味嗜好、行動習慣などによって、ターゲティングすることが可能です。デモグラフィックだけを定めると、日本全国に広告配信されます。広告配信の地域は、半径何キロ以内というように設定できます。ですが、例えば、半径500メートルなど範囲が狭いと、広告がなかなか表示されないということがありますので、ご注意ください。市内、県内などの指定方法も可能です。

動画の作成と料金

広告用の動画作成

広告動画は、視聴者が思わず見てしまうような、ある程度のクオリティが求められます。そうしないと、スキップされてしまい、効果がありません。インパクトを与えるには、最初の5秒間が重要です。その5秒間に、ブランド名、キャッチコピーを確実に見てもらえるように、構成しましょう。この5秒間にインパクトがないと、視聴者は動画から離れてしまいます。

視聴者の「目と耳」に響き、内容が明確で、印象的で魅力がある、そのような動画を作成しましょう。自社ブランドの商品(サービス)を「表示」すると同時に、「ナレーション」を出すことも重要です。実際には、30秒から1分の動画が効果的であると、YouTubeは提案しています。

料金と支払い方法

YouTube広告を始めるには、Google広告から、宣伝したいウェブサイト、広告費の支払い方法、キャンペーン設定などを行います。

キャンペーン設定では、広告の開始日と終了日、入札方法と単価、予算などを設定できます。予算は、日別・キャンペーンの合計、どちらかを選べます。

実際に広告出稿したら、設定どおりに広告配信されているか、予算を過剰に超えていないか、確認するようにしてください。例えば、美容院で1人当たりの料金が15,000円なのに、1人を呼び込むための広告費用に15,000円かけていたら、赤字です。こういった点を、チェックするようにしてください。

まとめ

私自身も、20代の「テレビ離れ」を感じます。要因はさまざまだと思いますが、「見たい時に、見たいテレビ番組がやっていない」「動画は、見たい時に見たい番組を選べる」ということがあるのかもしれません。もちろん、人それぞれ意見は違いますが、いずれにしても、テレビから動画にシフトされています。そして、YouTubeの利用が非常に高いです。

上記でも述べましたが、商品のプロモーションに、YouTube広告は効果的です。ターゲティングすることで、一番届いて欲しい人たちに向けたアプローチが可能です。「コスト対効果」をよく見極めて、より良い広告掲載を行なってください。

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