はじめての公式Twitterアカウント・その2バズる投稿・炎上する投稿編

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バズるとは?炎上するとは?

バズるという言葉の意味

「バズる」とは、英語の「buzz」から来ています。buzzは、ブンブン言う(羽音)、がやがや言う、ざわめく、ブザーで呼ぶ、などの意味があります。ネット上で使われる「バズる」とは、大勢の人が「がやがや言っている」、つまり「ネット上で大勢の人の話題になっていること」を指しています。

Twitterでは、「RT(リツイート)」という機能があります。これは、自分や他者の「ツイート」を再度投稿することです。ある投稿が「リツイート」され、それを見た人がリツイートし、どんどん「拡散」し、爆発的に増えて「バズる」状態が発生します。

炎上するという言葉の意味

「炎上」とは、ネガティブな話題・不祥事・失言などが原因でバズることです。大勢の人たちからの批判・非難の声が殺到し、「炎」のようになって収拾がつかなくなる状態のことです。

一方で、この「炎上」を利用して、宣伝効果を高めたり、広告収入を得ようとする「炎上商法」と呼ばれるものもあります。意図的に、過激な発言・差別的な発言などをし、人々のマイナス感情を煽ることによって、大勢の注目を集めようとする人たちもいます。

どんな投稿がバズる?

人々が知らない裏話・エピソード

企業の公式アカウントでのツイートで、「炎上商法」は行ってはなりません。良いツイートの投稿で、バズらせましょう。

良い投稿とは、まだ人々に知られていないエピソードを話すことです。

例えば、「この商品の原材料は、温度が高くなると品質が悪くなるので、24時間ずっと温度管理に気を使っています!」とか、「この商品名の由来は、創業者が大事に育てていた植物なんです。」とか、「このようにパッケージを改善したので、中身が割れにくくなりました。きれいな状態でお客様にお届けします!」など、このようなツイートです。会社内では当たり前の事でも、一般の人は知りませんので、そういう情報を投稿するのは効果的です。

ちょっとした失敗談

人々に喜ばれる投稿とは、 “飲み会で盛り上がるネタ” を思い浮かべてみると良いでしょう。自慢話よりも、「やらかした話」や「失敗した話」の方が(面白いので)盛り上がりますよね。

Twitterの投稿でも同じです。“ちょっとした失敗談” をツイートすると良いでしょう。例えば、ネーミングのボツ案などです。「○○という名前というアイディアも上がっていたのですが、有名なあの商品と似ているので辞めました。残念。」といった感じです。

失敗談は、 “ちょっとした失敗” にしましょう。「あーやらかしちゃったー」という、笑いが起こるような、「大変そうだけど、がんばってるんだな」と思ってもらえるなものにしましょう。あまりにシリアスなもの、例えば、「1000万円もする機械にコーヒーをこぼしてしまった。大変なことをした」。このような “失敗が重い” ツイートは、やめておきましょう。

トレンドに合わせた投稿

Twitterでは、今話題になっているものを「トレンド」で表示しています。リアルタイムで、注目度が高いものをチェックできます。特定の人物や、ハッシュタグなどが話題になっていることもあります。

今話題になっていることを意識し、トレンドに合わせた投稿を行うことが良いでしょう。特に、ハッシュタグを使用すると検索されやすくなります。バズるためにも、ハッシュタグは付けましょう。

勧善懲悪のうち「勧善」部分のみの投稿

大抵の日本人は、“勧善懲悪” のストーリーが好きです。善行は、多くの人に受け入れられます。ですが、これも言い方が大切です。説教口調では、だれも喜びません。

ですから、例えば、「会社の目の前で起きた交通事故。消防や救急の人たちが迅速に対応してくれた。本当に感謝!」とか、「コロナに対応してくださる病院で、私たちの製品が役立っていて本当に嬉しい」など、感謝の方向性をエッセンシャルワーカーに向けたツイートが良いでしょう。人と社会のために働いている人たちに感謝するのは、当たり前のことですしね。

バズることを意識しすぎない

この話題ならウケるのではないかと思ったのにそうでもなかった、という経験をお持ちだと思います。Twitterでも、この話題ならきっとウケるだろうと思って投稿しても、確実にバズれるわけではありません。

ところが、受けを狙わずに何気なく話したこと、それが大受けすることがあります。Twitterでも、何気なく普通に書いた話題が、なぜかバズってしまうことがあります。ですから、毎回「バズる」ことを意識しすぎないようにしましょう。どこでバズるのか、それは分からないものです。

どんな投稿が炎上する?

炎上さ・し・す・せ・そ

炎上が起きやすい話題があります。それは、一般社団法人SNSエキスパート協会が提唱している「炎上さしすせそ」と呼ばれているものです。これら敏感な話題に関する投稿を行うのであれば、人の感情をよく考え、使う言葉をよく選び、表現に十分に気をつけ、不必要な「炎上」を避けましょう。

特定の日付の投稿

災害など、過去の辛い出来事のあった特定の日付の投稿にも、気を付けるようにしましょう。人々の気持ちに寄り添って、投稿の内容が適切かどうか、十分に配慮するようにしましょう。

例えば、1月17日(阪神淡路大震災)、3月11日(東日本大震災)、8月6日(広島原爆投下)、8月9日(長崎原爆投下)、8月15日(終戦記念日)、9月11日(NY貿易センターテロ)などです。

アカウントは会社の代表であって自分自身ではない

会社の公式アカウントは、会社を代表するものです。自分自身のアカウントではありませんから、自分の「立ち位置」を間違えないようにしましょう。「いいね」や「リプライ」も公平に行い、特定の人と仲良くしているかのような印象を与えないようにしましょう。

商売をするうえでは、「お得意様」により多くサービスをしますが、SNSはそうであってはいけません。SNSは、世界中の人が見ることのできる場所です。「一見さん」のような初めて来られる方々にも、公平に、親切に接しましょう。

たとえ、「クレーム」を含むネガティブなメッセージが来たとしても、自分個人に来たものではなく、会社に来たメッセージであることを忘れないようにしましょう。これはとても大切です。誰でも、悪意のあるメッセージに対し、怒りを感じ強い言葉で返答してしまいがちだからです。これは、炎上を招く要因となってしまいます。気をつけましょう。

炎上を防ぐには?

複数人でチェック

炎上を防ぐために大切なことは、「4eyes」です。つまり、2人以上でチェックをすることです。より良いのは、男性と女性の組み合わせでチェックすることです。可能であれば、若い人と経験のある人の組み合わせも良いでしょう。2人が違った角度から見ることにより、間違いに気づくことができるでしょう。炎上を避け、安全を保つために、ダブルチェックを行ってください。

予約投稿を活用する

前日に自分が書いた手紙を、翌日に読み返してみたら、あまりに感情的すぎて恥ずかしいので書き直した、という経験があると思います。Twitterの投稿も同じようなことが起こりますので、「予約投稿」の機能をうまく使いましょう。投稿を書いてから、実際に投稿されるまで時間があるので、もう一度落ち着いて、客観的に自分の投稿を見ることができます。

*「予約投稿」に関しては、このシリーズの別の記事で取り上げます。

まとめ

Twitterは、世界中の人や社会とのつながりが持てる場所です。それだけに、自分の発する「ツイート」に気をつけなければなりません。人に不快な思いをさせないように、「炎上さしすせそ」を忘れないようにしましょう。また人から不快な思いをさせられたときに、過敏に反応したり、怒りに任せたツイートを返して炎上を招かないように注意しましょう。

企業のアカウントでしたら、上手に投稿することによって「バズる」ことができたら面白いですね。うまくSNSを活用し、情報発信していきましょう。

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