地方自治体のアフターコロナに向けたインバウンド施策

インバウンド需要

はじめに

日本でもコロナワクチンの接種が少しずつ進んでおり、ゆっくりとアフターコロナに向かっていっています。そんななか、地方自治体はすでにアフターコロナに焦点を合わせて取り組み始めています。今日は、地方自治体のアフターコロナに焦点を合わせた取り組み、その中でも特にインバウンド施策について2例ご紹介しましょう。

岐阜県の取り組み

岐阜県はアフターコロナのインバウンド回復を見据え、また早期回復を狙い、デジタルマーケティングを最大限に活用して岐阜県の情報を発信・PRしています。外国人観光客の受け入れが再開されたときに、選ばれる旅先になることを目指しています。

「VISIT GIFU」という岐阜県を紹介する日本語プラス9言語に対応した「岐阜の旅ガイド」なるサイトをはじめ、FacebookInstagramでは季節とともに移り変わる岐阜の大自然や見どころを県内の観光地やイベントの写真とともに投稿しPRしています。

VISIT GIFU

「VISIT GIFU」では、観光スポット、イベント、グルメ、特産品が紹介されており、サイトから直接宿泊の予約や体験プランの予約ができたりします。岐阜県の1300余りの観光スポットの紹介や詳細な情報に加えて、日帰りから数日のモデルコースが150以上用意されています。外国人観光客だけでなく、岐阜県を観光に訪れる日本人も大変参考にできるさまざまな情報が載せられています。

Go Gifu

YouTubeの「Go Gifu」チャンネルでは、高山や白川郷のバーチャルツアーの動画や岐阜県の世界遺産、大自然、季節、伝統文化、グルメ、バンジージャンプなどを紹介する動画がたくさんアップロードされています。YouTubeにあげられているこれらの動画は、すべて外国人観光客の目線で紹介されています。

GIFU Store

岐阜県で作られた伝統的な工芸品を買うことができるECサイトが間もなくオープンします。現在はまだ買えませんが、メールアドレスを登録してサイトがオープンした時に通知を受け取れるようにできます。

茨城県の取り組み

茨城県筑西市は、アフターコロナの外国人観光客誘致を目的として、茨城県内に住むベトナム人約20人が参加したモニターバスツアーを実施しました。参加したベトナム人には、一泊二日で筑西市の観光名所巡ってバーベキューやイチゴ狩りを楽しんでもらい、それをSNSで発信してもらいました。

ベトナム人は、日本の各地域ごとにFacebookにコミュニティーを形成しており、さまざまな情報交換を行っています。茨城県にも1万人を超えるベトナム人のコミュニティがあり、バスツアーのことや県内のさまざまな観光地について写真とともに投稿してもらうことで、日本に住むベトナム人観光客を誘致しようとしています。口コミによって、将来的にはベトナムからの観光客にもPRしたい考えです。

まとめ

今回は、地方自治体が推し進めているアフターコロナに向けたインバウンド施策についてご紹介しました。

近年は日本を訪れる外国人観光客が年々増えていました。コロナ禍で東京オリンピックでの観光客受け入れは見送られてしまいましたが、ワクチンの接種が進んだりコロナが終息したあと、来日観光客が増加することでしょう。アフターコロナを見据えて、今から日本の良さを発信していくことは、コロナ収束後に日本に旅行したいと思っている大勢の観光客を誘致することに大いに役立つことでしょう。

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