ジャパンベトナムフェスティバル 4月17日・18日に開催

ベトナム

はじめに

世界的なコロナ禍により人同士の接触・交流が制限され、多くのリアルイベントが中止に追い込まれましたが、毎年恒例となっているジャパンベトナムフェスティバルが、オンラインとリアルイベントの組み合わせで開催されることになりました。日本とベトナムのつながりをメインテーマとするジャパンベトナムフェスティバルは、今回が第7回目。2021年3月に開催予定でしたが、コロナ禍の影響で4月17日、18日に延期されています。

ジャパンベトナムフェスティバルについての詳細は公式サイトより確認できます。また、これまでに開催されたジャパンベトナムフェスティバルは以下のYouTubeで公開されていますので、毎年どんな様子だったかを見ることができます。

ジャパンベトナムフェスティバルについて

ジャパンベトナムフェスティバルの沿革

2013年より毎年恒例で行われてきたジャパンベトナムフェスティバルは、日本とベトナム(越南)両国の相互協力と共存共栄、未来創造をテーマに、「手と手をとって」(Cùng nắm chặt tay nhau)を合言葉に誕生しました。

日越友好議員連盟が中心となり、日本側は総務省、外務省、文部科学省などが、ベトナム側もベトナム社会主義共和国外務省や文化スポーツ観光省などが公式に後援し、ベトナム最大級の来場者数を誇る日越交流フェスです。日本とベトナムが相互に伝統や文化への理解を深めることはもちろん、商談会やセミナーを活用することによる民間のビジネスマッチングも企図されています。

今回のイベント

前出動画にもあるように、観光や物産、先端技術を紹介したり、スポーツ分野での交流も行ったりと、毎年さまざまなアプローチによる試みで実りの多いイベントになることを目指しています。基本コンセプトは「日本とベトナムの架け橋になる」こと。具体的には、食と農、文化・芸術・芸能、人材交流・スポーツ交流、もの・ことづくり、観光などのジャンルごとにたくさんの仕掛けを用意しています。

今回は、リアルイベントにオンラインを組み合わせて行われる初の試みです。世界中のあらゆる国が外国との交流を制限されている中、日本とベトナム間の交流を絶やさないよう架け橋となる場が必要であるとの考えから生まれた企画です。デジタル通信技術を駆使しネットワーク環境を活用することで、芸能・パフォーマンス、実習生交流、訪日プロモーションなどを通じた交流を可能とする新スタイルのイベントです。

ベトナム側のリアルイベント

イベント会場では、さまざまなブースが設けられ、日本からは大手メーカーが出店して毎年人気を博しています。会場となる9月23日公園については下記の記事をご覧ください。

日本の大手食品メーカーなどが参入

日本の醤油ブランド「キッコーマン」は、ベトナムで醤油とソースの販売を行っていますが、天然成分を原料とし優れた品質と安全性を重視した製品作りにベトナムでも定評があります。そのキッコーマンブースだけに、魅力的なプロモーションやプレゼントが用意され期待が集まります。また、日本のカレー市場をリードしてきた食品メーカー「ハウス食品」は、ベトナムでもおいしく便利で栄養価の高い食品を消費者に紹介し続けてきました。ベトナムの多くの家庭では、日本のプリンを簡単に作れる「PurinMix」やアイスクリームパウダー、日本式カレーのルーなどが日常で消費され身近なものになっています。幸せな食を届けてくれるハウスブースには毎年多くの人が足を運び、魅力的でお得な体験をしているようです。

人気の日本製化粧品やアニメキャラクターグッズも

さらに、体重計・体組成計の製造販売を専門とするTANITAブースでは、体脂肪率や現在の健康状態を確認できたり、日本化粧品体験システムを設置する「Soja」で日本のココスメ業界が指示した化粧品ブランドのナチュラルスキンケア商品を体験したりと、企画は盛りだくさん。ドラえもんやコナンなどの日本の人気アニメキャラクターグッズの販売やゲームコーナーの設置、アイドルや日本商品の販売ブース、日本食やベトナム料理が堪能できる食の屋台が大集合しています。

ベトナム人技能実習生が暮らす日本を紹介

多くのベトナム人インターンが居住し働いている北海道県北西沿岸の町“留萌”を紹介するブースがあります。日本に研修に訪れ働くベトナム人技能実習生たちが暮らす環境を知ってもらおうと、留萌町の魅力を表現した動画が放映されます。また、美しい観光地として有名な美瑛町を紹介し、名所「青い池」の素晴らしい冬の景色を記念写真として保存できるミニチュア北海道スペースも展示されています。

リアルショーも開催

ステージでのリアルイベントでは、SGO48のライブが開催されます。SGO48はベトナム・ホーチミン市を拠点とするAKB48の海外姉妹グループ。「会いに行けるアイドル」をコンセプトに結成された日越文化交流の架け橋となるベトナムの国民的アイドルグループです。ほか、アオザイファッションショーやアルソックの護身術、盆踊り、コスプレなど、いい意味での日本らしさがあふれたイベントが繰り広げられます。

日本からもFacebookライブストリーミングで楽しめる

残念ながら日本でのリアルイベントは計画されておりません。しかし、Facebookライブストリーミングで現地の様子が生放送されることになっています。

https://www.facebook.com/JVF.VN

上記の公式Facebookページ(ベトナム語)にて17日・18日は生放送が計画されているので楽しみにしたいですね。

日本側は、事前収録または中継となってしまいますが、EXILE ATSUSHIをはじめ、DAPUMPのショーも開催します。ほか、和太鼓ショーなども用意され、日本のエンターテイメントを存分に楽しめます。タイムスケジュールはこちらのページをご覧ください。

※なお、上記のタイムテーブルはベトナム時間です。日本とは2時間の時差がありますので、17日土曜日18時30分から開催の「JAPAN VIETNAM MUSIC SHOW」は日本時間では夜8時半~になりますのでお間違えの無いように。

まとめ

ベトナム最大の日越交流イベント、ジャパンベトナムフェスティバルは、日越両国を双方向でつなぐ交流の場として毎年開催され、官民の協力により多様で多彩な催しを繰り広げるイベントとして両国にとっての知名度も存在感も高まっています。友好関係にある日越両国間はより一層親密なものとなり、経済交流、人的交流、スポーツ交流など、日本・ベトナム双方で今後さらに深い関係を築くことになるでしょう。

前回、ジャパンベトナムフェスティバルが日本で行われたのは、2020年11月の代々木公園開催です。全世界で新型コロナウイルスが蔓延する中、ベトナムをはじめとした海外からのゲストは迎えられませんでしたが、コロナウイルス対策を綿密に行いながら日本国内に滞在するベトナムの人々とフェスティバルを再開できたのです。

ベトナム政府唯一の公認イベントであるジャパンベトナムフェスティバルは、今回もウィズコロナでの日本とベトナムの交流を再開させる第一歩となるはずです。一日も早くアフターコロナが訪れることを願い、安心してリアルイベントでのフェスティバルを楽しみたいものです。

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