【2021年最新版】タイのSNS事情/デジタルマーケティングお役立ち情報
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はじめに
アフターコロナにおいて、諸外国のデジタル事情を知っておくことは重要です。
食やアニメをはじめとする日本文化は、コロナ禍の今でも海外の大勢の人たちに注目されています。今からアフターコロナを見据えたデジタルマーケティングを行うことにより、インバウンドの復活に期待が持てます。
特に、世界各国のSNS(ソーシャルメディア)利用状況とその特徴を理解しておくことは、海外デジタルマーケティングの助けとなり有効に活用できるでしょう。
今回は、datareportalのデータから、タイのSNS最新事情とデジタルマーケティングに役立つ情報をご紹介します。
タイのスマホ・ネットの普及率
タイにおけるスマホやネットの利用率などに関するデータ
2021年1月現在、タイの人口は6988万人です。前年比で、16.3万人(0.2%)増加しました。
インターネットユーザーは4859万人で、人口の69.5%です。前年比で、340万人(7.4%)増加しています。モバイル接続は9066万、人口比で129.7%にもなります。10人に約3人は2台持ちですね。前年と比べて、360万(3.8%)の減少です。
ソーシャルメディア利用者は5500万人、人口比では78.7%、前年比で300万人(5.8%)の増加を記録しています。
タイ人のパソコン所有率は48.5%ですが、スマートフォンの所有率は99%と非常に高く、ほとんどすべての国民がスマホを所有していると思われます。
タイのブラウザシェア
タイのブラウザシェアトップはGoogle Chromeが72.6%で、次いでSAFARIが16.8%です。その他は、Samsung Internet3.2%、Firefox2.6%、Microsoft Edge2.3%、Internet Explorer0.6%です。その他のブラウザが0.6%となっています。
前年比では、Internet Explorerが-68%、Google Chromeが-4.3%、Firefoxが-6.4%で減少傾向にありますが、逆にSamsung Internetは+13%、SAFARIは+20%、Microsoft Edgeは+149%も増加しています。
タイ人は8時間44分ネットに繋いでいる
タイ人がインターネット・スマホに触れている時間は、8時間44分です。テレビを見ている時間(3時間30分)と比較すると、2倍以上の時間をネットやスマホに費やしていることが分かります。そして、ソーシャルメディアには、2時間48分。音楽などのストリーミングに1時間34分、ニュースやラジオが44分です。
インターネット・スマホに触れている時間の中で、ソーシャルメディアを使用している時間が長い傾向が見られます。
タイにおけるSNSの現状
タイのSNS事情
タイのソーシャルメディア利用者は5500万人で、人口の78.7%です。前年比で、300万人(5.8%)増加しています。モバイル端末によるソーシャルメディア利用者は5462万人で、パーセンテージは99.3%です。タイではほとんどの人が、モバイル端末を使ってソーシャルメディアを利用しているということです。
ソーシャルメディアユーザーの年齢層は、25~34歳が最も多くなっています。次いで多いのは、18~24歳です。3番目に多いのが35~44歳です。タイでは、比較的若い年齢層のソーシャルメディアを利用者が多いことが分かります。
過去1か月間にソーシャルネットワーク・メッセージングサービスを利用したユーザーは、100%です。過去1か月間のアクティブユーザーは、95.1%です。ソーシャルメディアに費やす時間の平均は、2時間48分。インターネットユーザーあたりのソーシャルメディアアカウント平均数は、10人。これは、インターネットユーザー全体の47%に当たります。
タイのSNSシェア
YouTubeが1番多く、94.2%。2番目はFacebookで、93.3%です。3位はLINEで、86.2%です。
FBmessengerは77.1%、Instagramは64.2%、Twitterは57.8%という結果が出ています。
タイにおけるFacebookの状況
Facebookを見ている人は、13歳以上のタイ国民の84.9%、人数にすると5100万人に相当します。
ほとんどの人(99.3%)がモバイル端末からアクセスしていて、Facebookページへの「いいね!」は平均2ページ、過去30日間に投稿した人の平均人数は11人、コメント人数は9人となっています。
タイにおけるYouTubeの状況
YouTubeを見ている人は、18歳以上のタイ国民の54.3%、人数にすると3730万人に相当します。
タイにおけるInstagramの状況
Instagramを見ている人は、13歳以上のタイ国民の26.6%、人数にすると1600万人に相当します。
タイにおけるその他のSNSの状況
FBMessengerを見ている人は、13歳以上のタイ国民の61.6%、人数にすると3700万人に相当します。
LINKEDINを見ている人は、18歳以上のタイ国民の5.7%、人数にすると320万人相当です。
Snapchatを見ている人は、13歳以上のタイ人の0.6%で、人数にすると38万人に相当します。
Twitterを見ている人は、13歳以上のタイ人の12.2%で、人数にすると735万人に相当します。
まとめ
今回は、最新のタイのインターネット・SNS事情についてご紹介しました。
タイのインターネットユーザーは、国民全体の7割です。インターネットを使う人は、ほとんどがモバイル端末で、長時間・ハードに使う傾向が見られます。インターネットユーザーは若年層が中心で、ソーシャルメディアを使用している時間が特に長い傾向が見られます。現在はFacebookが一番人気の高いSNSですが、ほかのSNSユーザーも一定数いますので、今後の発展が期待できるでしょう。
これらタイのSNS事情を踏まえ、タイ向けプロモーションを成功させてください。
株式会社アットグローバルは、タイ語翻訳を手掛けています。ご質問・ご要望、いつでもお受けしています。ぜひお気軽にご連絡ください。