【2021年最新版】ミャンマーのSNS事情/デジタルマーケティングお役立ち情報
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はじめに
日本でもワクチン接種されるようになりつつあります。収束現実的になってきたためアフターコロナについて考え始める企業も増えているようです。そこでアフターコロナにおいての諸外国のデジタル事情を知っておくのは重要で不可欠なことです。
今回特集するのは人口が5141万人いて、東南アジアに位置するミャンマーです。
ミャンマーのスマホ・ネットの普及率
ミャンマーにおけるスマホやネットの利用率などに関するデータ
こちらのデータは、ミャンマーのインターネット使用の概要についてまとめたものです。ミャンマーでの合計インターネット使用ユーザーは2365万です。この数は人口の43.3%を占めていて、約2人に1人がインターネットを使用していることがわかります。また1年前と比べて+11.8%(250万人)増加しています。
ミャンマーのブラウザシェア
ブラウザのシェアでは、グーグルが開発・提供している「クローム(75.7%)」が第1位です。クロームは世界で最も高いシェアを誇るブラウザです。前年比では+7.1%となっていて、少し増加しています。
2位の「サファリ(9.3%)」は、MacやiPhoneなどの標準ブラウザとして搭載されているものです。WindowsやAndroidで使われることはあまり考えられないため、クロームより低い割合になっていることが考えられます。サファリは前年比で+1.5%ですので、Apple製品のシェアが少し増加傾向にあることが分かります。
そのほか、「ファイヤーフォックス(4.7%)」,「サムスンインターネット(2.1%)」「マイクロソフト・エッジ(1.9%)」、に続いて「オペラ(1.2%)」「インターネット・エクスプローラー(0.1%)」という割合にあります。
ミャンマー人は検索で何を調べるか?
1位:Myanmar(ミャンマー)
2位:Google(グーグル)
3位:translate(翻訳)
4位:Japan(日本)
5位:Facabook(フェイスブック)
6位:google translate(グーグル翻訳)
7位:YouTube(ユーチューブ)
8位:Chanel Myanmer(ミャンマーのチャンネル)
9位:Japanese(日本語)
10位:weather(天気)
検索結果によると、ミャンマーでは「日本」についての検索が多いようです。これは他の国ではあまり見られない傾向で、親日家が多いのかもしれません。
ミャンマーにおけるSNSの現状
ミャンマーのSNS事情
ソーシャルメディアにおけるアクティブユーザーの総数は、2900万人です。総人口に占める割合は、53.1%に達しています。また、ソーシャルメディア利用者の年次推移を見てみると、+31.8%(+700万人)であり大幅に増加していることがわかります。
ミャンマーにおけるFacebookの状況
Facebook へのアクセス方法はモバイルフォン(99.8%)が一番多く、PCはたったの0.2%です。また、モバイルフォン・PC両方使用するユーザーは5.6%に対し、モバイルフォンだけと答えたのは94.3%でした。やはりモバイルフォンからのアクセスが極めて多いことが分かります。
Facebookの広告を見る可能性のある人数は、2700万人です。人口比(13歳以上)は、63.1%。四半期で比較すると+3.8%、100万人増加しました。Facebook広告を見る女性の割合は44.4%、男性は55.6%です。
ミャンマーにおけるInstagramの状況
Instagramの広告を見る可能性のある人は、140万人います。人口比(13歳以上)は、3.3%。四半期の広告リーチの変化は+7.7%で10万増えています。またInstagram広告を見る女性は54.9%、男性は45.1%であることから広告を見るのは女性の方がやや多いことが分かります。ただし、Facebookに比べて閲覧者は大幅に少ないこともチェックしておきたいところです。
ミャンマーにおけるYouTubeの状況
これはミャンマーのYouTubeでどんな検索がされているかのランキングです。7位のBTSや10位のBlackpinkなど韓国のアーチストが上位に来ています。また、第14位のmaharはミャンマー映画を放送しているチャンネルで、登録者数は197万人となっています。第20位にはJAPANがランクインしています。
ミャンマーにおけるその他のSNSの状況
ミャンマーにおけるその他のSNSの状況をご説明します。
・「Facebook Messenger」:広告を見る可能性があるのは、170万人。人口比(13歳以上)は39.8%(女性43.6%、男性56.4%)
・「LINKEDIN」:広告を見る可能性があるのは、60万人。人口比(18歳以上)は、1.6%(女性47.1%、男性52.9%)
まとめ
以上、ミャンマーのSNS事情、人気の検索キーワードやプラットフォームなどをご紹介しました。
同じ年齢層や流行のSNSでも国それぞれで使用されている割合が大きく違っています。興味深い点としてミャンマーの検索ランキングには「日本」について多く検索しているように見受けられます。
アフターコロナに向けてビジネスを始めようと思われている方はぜひ企業の方針や目的にあったターゲットのためにSNSを最大限に活用してみてはいかがでしょうか?