ベトナムの美味しいパン事情 PART2

ベトナム

はじめに

ベトナムはフランスの植民地だったこともあり、パンの美味しい国として知られています。前回記事では、米食主体のアジア圏のなかで、ベトナムは「パン大国」であることをお伝えしました。ベトナムでは、食パン・菓子パン・総菜パンなど、様々な種類の美味しいパンが売られていて大人気です。

ベトナムではパンがバイクで販売されていて、現地の人たちの生活に溶け込んでいます。

最近は、日本を始めとする海外企業が「ベーカリー」を出店し始めました。これらのベーカリーは、ベトナム人の間で人気が高まっています。企業はベトナム人に好まれるパンの種類を増やしていますし、SNS上で人気の現地発巨大パンが出現したりと、ベトナムのパン事情は話題が盛りだくさんです。ここでは、いくつかの話題をご紹介します。

最近のベトナムのパン事情

山崎製パンの挑戦

出典:ACCESS ONLINE

山﨑製パンは2016年にベトナム進出し、ホーチミンの高島屋にベーカリーを出店しました。現在も、店舗数は増えています。

ベトナムヤマザキによると日本人を始めとする外国人顧客は2割ほどで、顧客全体の8割はベトナム人です。「常連客」となるファンが多くいて、平日でも1日およそ500人が来店しています。週末には、その倍近くの人たちが来店しているそうです。

当初、ベトナム人には好まれないだろうと予想されていた「アンパン」や「カレーパン」が人気となり、最近では「クリームパン」も大人気。ヤマザキでは常時100種類のパンを用意していますが、販売の状況によって年間20~30品の商品を入れ替えることによって、常連客を飽きさせない工夫をしています。これが、人気を保つ秘訣のようです。(アクセスオンラインの記事より)

パンは工場でも製造していますが、各店舗でも製造していて、「焼きたて」パンを目当てに訪れる顧客も多いそうです。焼きたてパンは格別ですからね。

人間より大きい?!超特大パン

ベトナム南部のアンザン省には、なんと、人のサイズを超える超特大のパンが売られています。

これはとあるパン屋さんが「ネタ」として作ったものですが、次第に口コミで人気となり、SNSでバズったそうです。長さは1メートル、重さは小さいものでも3.5キロとのこと。これほどの大きなパンなのに、値段は5万ベトナムドン(日本円で約230円)と超激安価格です。

珍しいからか、観光客もお土産として買い求めているようですが、これは持ち帰るのがとても大変でしょうね。

他国もベトナムのパンマーケットへ進出

VietJo」によると、韓国の「サムソンベーカリー」がベトナム市場に進出し、ホーチミン市を含むベトナムの主要都市に計10店舗のベーカリーをオープンする計画なのだそうです。

サムソンベーカリーは、1957年に韓国の大邱(テグ)市に創業したパン屋さんで、名物は「とうもろこしパン」。クッキー生地の中にほんのり甘いコーンクリームの入った甘い系のパンで、いまでも大人気です。一度食べたら病みつきになる美味しさから、「麻薬とうもろこしパン」とも呼ばれています。

今後ベトナム企業は、サムソンベーカリーからフランチャイズ権を得て、店舗拡大していくとのことです。パンへの関心が高いベトナム人の口に合えば、さらなるパン市場の発展が見込めるでしょう。

まとめ

パン文化が根付いているベトナムですが、さまざまな国がベーカリーを出店するなど、ベトナムパン市場への関心を高めています。今後、ベトナムのパン市場がさらに拡大していく可能性は高く、海外企業とベトナム企業の提携が増えるでしょう。今後の発展に期待しましょう。

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