「支付宝」(Alipay) と「微信支付」(WeChat Pay) の導入方法

2019年1月24日Alipay,QRコード決済,WeChat Pay,キャッシュレス

ポイント

中国のQRコード決済サービス「支付宝」(Alipay) と「微信支付」(WeChat Pay) を導入すれば、中国人インバウンドビジネスのチャンスが拡大

訪日外国人は年々増加していますが、そのうち中国人が約26%を占め、訪日外国人数第1位となっています。以前は団体ツアーが多かったものの、最近では自由な個人旅行を好む人々が増えつつあり、大都市だけではなく地方都市をも訪れるようになりました。中国人にとって「QRコード」などを使ったモバイル決済は生活の一部となっており、日本旅行の際にも利用できれば、中国人観光客の集客・売上UPに直結することでしょう。すでに都市部の大手店舗では「支付宝」(Alipay) と「微信支付」(WeChat Pay) が導入されていますが、それ以外の中小店舗で導入しているところはまだまだ少ないようです。中国人観光客の集客アップを目指す飲食業・小売業・宿泊業・観光地の方々は、このQRコードモバイル決済の導入を検討なさるとよいでしょう。では、具体的に各店舗でどのように導入したらよいのでしょうか?

まず「QRコード決済」の大まかな流れを説明します。

QRコード決済の流れ

専用端末方式コード読み取り専用端末を設置している場合

1:買い物客がスマホの「QRコード」を見せる 

2:お店がその「QRコード」を専用機械で読み取る 

3:買い物客の銀行口座(もしくはアプリ残高)から料金が引き落とされる

4:お店側へ日本円で代金が振り込まれる

ステッカー方式 : QRコードの読み取り端末未設置の場合

買い物客が「店舗のQRコード」をスマホで読み取る 

2:買い物客が自分のスマホで支払い金額を入力し、店員が確認。

3: 買い物客の口座から金額が引き落とされ支払い完了。

4: お店に日本円で振り込まれる。

具体的な導入手続き

「支付宝」(Alipay) も「微信支付」(Wechat Pay) も、申し込みの際の代理店を設けています。ネットで検索すれば多くの代理店が出て来ますが、大まかな流れはこのようになっています。

代理店連絡 →  申し込み →  審査 →  運用開始
(加入の際に必要な書類、手続き方法、環境設定、利用手数料などは、各代理店によって異なります。)

「支付宝」(Alipay) に関してはこちらも参照。https://www.alibaba.co.jp/service/alipay/

以下、モバイル決済導入サービス「招待Pay」をご紹介します。

  • 「招待pay」について

  • アリペイ、ウィーチャットペイを、日本のお店で使いたい
  • 中国人観光客にお釣りのない速やかな支払いを提供したい
  • 今あるレジに変更を加えず中国モバイルペイを導入したい
  • 今あるPOSレジソフトに中国モバイルペイを追加したい

中国では簡単に対応可能な「支付宝」(Alipay) と「微信支付」(WeChat Pay) ですが、日本での導入はまだまだ簡単ではありません。そこで、株式会社ユニヴァ・ペイキャストが開発したのが「招待pay」です。今あるレジに変更を加えずに中国モバイル決済を導入でき、シンプルな操作で決済を完了できます。NTTドコモが運営するスマホ決済のd払いにも対応しているようです。こうしたサービスの利用を検討するのもよいでしょう。

詳しくはこちらを参照してください。 https://www.ipservice.jp/service/china/shoutai_pay/

モバイル決済導入成功例

浅草の人力車、えびす屋浅草さんでは「支付宝」(Alipay)の「ステッカー型QRコード決済」を大々的に展開しています。きっかけは、決済を便利にしようと思ったとのことで、中国人には「支付宝」(Alipay) という決済方法があることを聞き、導入に至ったそうです。実際使用してみて「とても簡単だ」と感じたとのこと。えびす屋さんではお客様に金額を打ち込んでもらう方法(ステッカー型)を採用していますが、中国人はこの方法に慣れているので問題はなく、スタッフの皆さんも簡単に使えたとのことです。モバイル決済のメリットとして、「現金は無いけど、アリペイで払えるならもう少し高いコースにしますという方がいて、結果としてお客様単価があがったりとか、お支払いの際のコミュニケーションがとても簡単になったので、お支払いに関するトラブルが無くなりました。あとこれは意外だったのですが、アリペイのステッカーを置いているとそれ自体が関心を引くんですね。使い慣れているアリペイのロゴが貼ってあると「お!使えるの!?」みたいな感じで立ち止まってくれて、そこから乗車いただけることもあったりします。」と、そのメリットを話しています。

実際、QRコードモバイル決済の導入により、スムーズな会計や消費単価アップにつながっているとのこと。導入して損はなしの、QRコードモバイル決済。検討してみる価値は大いにありそうです。

えびす屋浅草さんの事例に関してはこちらもご覧ください。 https://www.alibaba.co.jp/service/alipay/case01/

中国の「美团(クーポンサイト)」でも浅草えびす屋さんが紹介されていました。

中国の「美団」とは、行って良かったお店や場所を紹介し評価するアプリです。

星4.5と好評のようです。たくさんのコメントがありますが、こんなことが書かれていました。

「浅草寺からスカイツリーまで歩いて少し疲れてしまった私と友達は、人力車に乗って、浅草の街を楽しもうということになりました。ちょっと「重い」二人とたくさんのお土産をのせて、浅草の街を案内してくれてありがとう。」

「ずっと日本の人力車に乗ってみたかった。みんなが推薦する中国語を話せるお兄さんを希望したが、その日彼は休みだった。でも、すぐにそのお兄さんを呼び出してくれて、彼はすぐに私たちのために来てくれた。彼はとても熱心で、友好的で、責任感のある人だった。本当にとても楽しい体験ができた。」

まだまだたくさんのコメントが寄せられているようですが、簡単にご紹介させていただきました。あいにくモバイル決済についてのコメントは見つけることができませんでしたが、中国語対応スタッフなど、訪日中国人に優しいサービスが好評のようです。

まだまだ増加すると思われる外国人旅行客。その多くが中国から訪れる方々です。便利で快適な日本旅行のためにも、QRコードモバイル決済を取り入れるのはいかがでしょうか。

インバウンドプロモーション外国語サポートを必要とされる方は、
ぜひ「アットグローバル」にご相談ください。
見積もりやご相談は完全に無料です。こちら からどうぞ!