ウィズコロナ時代を生き抜くための取り組み-「民間による支援プロジェクト」編

新型コロナウイルスの感染拡大と、それに伴う外出自粛・移動規制により、私たちの生活は一変してしまいました。緊急事態宣言が解除され、感染者数もピークを打ったように思われます。しかし、油断すれば第二、第三の感染の波が襲ってくる可能性は高く、ワクチンが開発されるまでは何らかの制限が続くと考える人も少なくありません。

「ウィズコロナ(コロナウイルスとの共存)」を覚悟しなければならない中、生活者やサービス提供者の支援に乗り出す民間の団体や個人が増えてきているようです。そこで、本コラムでは「民間による支援プロジェクト編」として、さまざま民間企業や個人の取り組み事例を6つ紹介します。

とどけるプロジェクト

新型コロナウイルス(COVID-19)に関する国内外の状況がめぐるましく変化する中、情報が届きにくい方や個別のサポートが必要な方、また社会状況の影響を受けやすい方へ、いかに情報を届けるかが社会の課題となっています。

そこで、市民と専門家の協働で必要な情報を集約・整理し、必要としている人々へ届けることを目的として生まれたのが、この「とどけるプロジェクト」です。不安や分断を煽らず、偏見を助長することなく、市民の生活実践に資する情報を可能なかぎり分かりやすく届けやすい形式で届けることをモットーにしています。

ACT NOW-コロナで苦しむ人たちを応援するプロジェクト

ACT NOW」は北海道発のクラウドファンディングサービスの提供サイトです。プロジェクトをステージに見立て、プロジェクトを立ち上げる人たちを「アクター(演者)」、プロジェクトを支援する人たちを「オーディエンス(観衆)」と呼んでいます。

クラウドファンディングサービスは首都圏を中心に展開していることが多いのですが、この「ACT NOW」では北海道を中心としたプロジェクトが多いのが特徴。コロナウィルスに関するプロジェクトも、多くが北海道に関連しています。

そのため、他のクラウドファンディングサービスでは埋もれてしまっていたであろうプロジェクトも、多くの方から支援を受けることが出来ています。コロナ禍によって地域が疲弊する今こそ、このような地域に根ざしたサービスの存在が重要となってくるのではないでしょうか。

新型コロナ対策のアイデア投稿サイト Code for Japan

ITを使って創造的に社会をアップデートすることを目指す「コード・フォー・ジャパン(Code for Japan)」は、新型コロナウイルス対策のアイデアを募集するサイト「VS COVID19アイディアボックス」を開設しました。

新型コロナ対策のアイディアを投稿できるだけでなく、投稿されたアイディアに対する意見や助言を書き込むこともできます。また、閲覧者からの投票結果を元にした評価ポイントも表示される仕組みになっており、自分のアイディアの良し悪しを数字という形で具体的に知ることが出来るのが魅力。「感染予防や拡大防止」「外出自粛への対応」「育児や教育」「働き方や企業活動」「健康・医療や介護」「流通・代替品」「流行終息にむけて」「その他」の8カテゴリーから選択して投稿できます。

人が思いつくことのできるアイディアは限られています。このアイディアボックスを利用して、全く違った視点からの意見や助言を得ることで、より良いコロナ対策に取り組めるはず。ぜひとも、多くの方に注目してもらいたいサービスです。

アニコムホールディングス株式会社 コロナ感染者のペットを無償でお預かりする「#StayAnicom」プロジェクトを始動

もし、飼い主自身が感染して入院するようなことになれば、家に取り残されたペットをどうすればいいのか。そんな不安がペット飼育者の間で不安が広がっています。今回の新型コロナウィルスはペットにも感染することが分かっていますから、気軽に親戚や友人に頼むことはできませんし、当然ペットホテルなどに預けるわけにもいきません。

そこで、アニコム損保を子会社に持つことでも知られる「アニコムホールディングス株式会社」は、ペット飼育者の不安が少しでも解消できるようにと「StayAnicom プロジェクト」を開始しました。「StayAnicom プロジェクト」とはアニコムが保有する施設の⼀部を開放し、飼い主の方が隔離施設や病院で生活する間、ペットを無償で預かってくれます。アニコムの獣医師がしっかりとペットの体調管理をしてくれるので、高齢のペットや病気を持ったペットも安心して預けられる環境となっています。

ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」 給食事業者向けの支援プロジェクト

全国規模で学校が休校になったことで、給食事業者は仕入れた大量の食材の使いみちがなくなり大損害を受けました。そんな給食事業者に支援の手を差し伸べたのが、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」です。「新型コロナウイルス被害事業者向け支援プロジェクト」を発足し、全国の自治体と連携した特設ページを開設しました。システムは通常のふるさと納税と同じで、寄付者が事業者のお礼の品を選んで寄付することで事業者を支援することができます。

また、第二弾として「外食関連事業者の支援プログラム」も始まっており、今後も支援の取り組みは拡大されていくことと思われます。

CAMPFIRE「新型コロナウイルス(COVID-19)サポートプログラム」

「CAMPFIRE」は国内最大級のクラウドファンディングサイト。COMPEIREでは新型コロナウィルス感染拡大への対抗策の一つとして「新型コロナウイルス(COVID-19)サポートプログラム」を開始しました。同プログラムは事業者やアーティスト、クリエイターなどが事業・活動を継続できるよう、クラウドファンディングを通じて資金調達や販路開拓などのサポートするというもの。プログラムに参加すると、通常12%かかるサービス手数料が0%になります。現時点で約2,500件のプロジェクトが立ち上げられ、支援額は53億円以上にも及んでいます。

クラウドファンディングは、今や新型コロナウィルスで打撃を受けた事業者などの希望の光となりつつあるだけに、今後の展開にさらなる期待がかかります。

まとめ

「ウィズコロナ」時代となった今、「コロナ前」に立案・実施されてきたサービス提供の施策の多くを白紙に戻し、新たな施策を検討することが求められています。さまざまなアイデアを絞ってこの問題に取り組むサービス提供者と、その取り組みを支援する善意の企業や個人の皆さんに心からのエールを送るとともに、ストラテでは今後もこのような支援の取り組みをレポートしていきます。

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