【飼いたい人必見】アメリカン ブリー XLは本当に危険なのか?

アメリカンブリーXL

アメリカンブリーって、英語では 「American Bully」ですが、直訳すると「アメリカのいじめっ子」になります。犬種に「いじめっ子」が付くくらいなので、相当やんちゃなワンちゃんであることは想像に難くないでしょう。

特に、アメリカンブリーXLは、優しい性格の半面、怒ると手が付けられない性質があり、危険性が問題視されています。個人的には、ただ立っているだけで腕立て伏せをしているように見えるあの腕が大好きなんですけどね。

こんなアメリカンブリー XLを飼ってみたいと思っているあなた!まずは、アメリカンブリー XLの魅力と特徴について理解してからでも遅くないでしょう。

  • アメリカンブリー XLの基本的な特徴とその起源
  • 種類と各タイプの違い
  • 性格や家族との相性について
  • 適切な飼育方法と飼い主が注意すべきポイント
目次

アメリカンブリー XLとは?その魅力

XLというタイプも所属する「アメリカンブリー」という犬種は、1980年代にアメリカ合衆国で生まれた比較的新しい種類です。その起源は、アメリカン・ピット・ブル・テリアとアメリカン・スタフォード・シャーテリアの良い特性を合わせ持つ犬を目指して開発されたことにあります。

結果、生み出されたアメリカンブリーは家族向けのペットとして、その人懐っこさと忠誠心などが高く評価されてきました。これまで多くの人たちに愛され、大切に育てられてきました。

体格はがっしりとしていて、筋肉質で、力強い外見をしていますが、性格は非常に穏やかなので、そのギャップがまたいいんですね。

しかし、このアメリカンブリーは犬種として比較的新しいため、一般的な知識や理解がまだ広まっていません。日本でアメリカンブリーを飼っている人も少なく、情報があまり最近この犬種を知った人も少なくないでしょう。

アメリカンブリーの種類は?

アメリカンブリーには、大きさや体格に応じて数種類のカテゴリーが存在します。これは犬の登録団体によってカテゴリーの分け方が異なるようですが、サイズで分けると主に

  • ポケット
  • クラシック
  • スタンダード
  • XL

という4つの種類に分類されています。主な体の特徴は以下の通りです。

種類体長体重子犬の平均価格
ポケット30-43cm5-10kg15-18万円
クラシック40-51cm30-40kg30万円
スタンダード40-51cm20-60kg30-75万円
XL48-58cm37-65kg37.5-75万円
※犬の体長は、胸からお尻までの長さのことを言います。

では、これら4種類のアメリカン・ブリーを簡単に解説します。

ポケット

アメリカン・ブリー・ポケット

ポケットのメスの体長は 30〜35 cm、オスの体長は 40〜43 cm です。アメリカンブリーの小型タイプです。アメリカンピットブルとパターデールテリアを組み合わせた結果がポケットブリーです。

アメリカンブリーポケットも、コンパクトとはいえ筋肉質です。背中は低く、極太の首と巨大な頭があり、非常に低く広い胸部と短い筋肉質の脚を持っています。

この犬は、元来賢いのですが、それでも人を嚙んだりしないためには、ちゃんとしたトレーニングを受けさせる必要があります。

クラシック

アメリカン・ブリー・クラシック

クラシックのメスの体長は16インチ〜19インチ、オスの体長は17インチ〜20インチです。

アメリカン・ブリー・クラシックは、標準的なアメリカン・ブリーよりは、こじんまりした体格なので、体重も少し軽めです。性格は、明るく社交的で、しっかりと自己主張をしてきます。

体は比較的コンパクトで、重い頭、短くて尖り気味の口をしています。ブリー犬種一般に見られるように、飼い主に愛されたい気持ちを表現してきます。

しっかりとトレーニングされたクラシックは、知らない人にもむやみに吠えたり、とびかかったりすることはありません。また運動が好きなので、1日2回の散歩が欠かせません。

スタンダード

アメリカン・ブリー・スタンダード

スタンダードのメスの体長は 40〜48 cmですが、オスの体長は 43〜51 cmです。

アメリカンブリースタンダードは、筋肉質な体とブロック状の頭を持つ、コンパクトで中型から大型の犬です。スタンダードは、広い頭、広い頭蓋骨、楕円形からアーモンド形の目、短か目の鼻、そして重い骨を持っています。

クラシックと同様に、スタンダードも飼い主が大好きで、非常に従順な犬です。飼い主の子供たちのことを守ろうとするので、信頼できる家族の一員ですね。また猫やその他の別の動物とも仲良く暮らすことができる性格でもあります。

XL

アメリカン・ブリー・XL

XLサイズのメスの体長は48〜56 cm、オスの体長は51〜58 cmです。これはアメリカン・ブリー・タイプの中で一番大きなサイズです。

アメリカンブリーXLは、体重が重く、筋肉質の体ということもあり、食事は高たんぱく高カロリーなものが必要となります。また運動も大好きなので、1日2回の散歩は必須です。

このようにアメリカン・ブリーの種類を見ることでXLの立ち位置が分かったと思います。

アメリカンブリー XLが繁殖・販売禁止に?

2023年9月15日にイギリスのリシ・スナク首相が、”American XL bully dog will be banned.” つまり、「アメリカンブリーXLの飼育は、禁止されるだろう。」と発言し、波紋が広がりましたね。

そして、2023年12月31日に新しい法律が制定されて、ブリーXLの繁殖や販売、その他が禁止にされて、もし未登録でブリーXLを買っていたら、無制限の罰金が課せられることになりました。

(参照)https://www.gov.uk/government/news/new-legal-restrictions-on-xl-bully-dog-now-in-force

繁殖が禁止されたので、今後英国では今いるブリーXLがいなくなると、もう存在しなくなってしまうことになります。

こんな風な扱いをされるアメリカンブリーXLってどんな犬なんでしょうか?

なぜアメリカンブリーXLは、危険とされているのか?

アメリカンブリー XLは、その大きさと力強さから、時に危険とされることがあります。

この犬種は、筋肉質で体重が重いため、適切な訓練と管理が行われない場合、予期せぬ状況でのコントロールが難しくなることがあります。

さらに、犬が適切な社会化や人馴れの訓練を受けていない場合、恐怖や不安から攻撃的な行動をとる可能性があります。

これは、アメリカンブリー XL特有の問題ではなく、すべての大型犬に共通する課題です。重要なのは、飼い主が責任を持って、適切な訓練と日々の管理を行うことです。

とはいえ、どれだけ訓練をしていても、個体差で凶暴なXLが生まれることがあります。なかなか犬とはいえ、性格までは変わらないものですよね。

ここ数年で、アメリカンブリー XLが関与したとされる事件が報告されているのも危険とされる大きな要因です。

日本で飼える?

日本においては、アメリカンブリー XLを含むピットブルの犬種を飼育すること自体に法的な禁止はありません。

しかし、飼う際にはいくつかの注意点があります。

まず、自治体によっては大型犬の飼育に関して特別な規制や条件を設けている場合があるため、事前に確認することが重要です。

また、アメリカン・ブリーは適切なトレーニングが必要ですが、大型犬のトレーニングをしっかり受けられる環境が身近にあるか、というところも問題です。

その力強さやエネルギーを考慮して、飼い主が責任を持って管理する必要があります。

アメリカンブリーを買う前に知っておくべき特徴 

性格は?

アメリカンブリーXLは、強面な顔とその迫力に反して、非常に人懐っこく温和な性格をしています。

家族に対しては愛情深く接しますし、子供のことも大好きです。忠誠心が高く、家族の一員としての従順な性質を示します。

また、頭もよくしっかりと学べるので、適切なしつけと教育を施すことで、社会性のある素晴らしいペットになり得ます。

ただし、その大きな体格と力には十分注意が必要で、幼い時期から人との良好な関係を築くための接触やトレーニングが重要になります。

アメリカンブリーXLは、基本的に攻撃的な性格ではありませんが、たまに個体として攻撃的であったり、育った環境で十分な愛情を受けてこなかった時に、反抗的な態度を示す場合があります。

寿命は?

アメリカンブリーXLの寿命は、一般的に10-12年のようです。体が大きいだけに、なかなか長生きするタイプではないようです。

もちろん、それぞれ個体によって遺伝要因や生活環境、食事や運動などの差があるために、適切なケアと管理によっては、もっと長生きすることも可能です。

毛が抜けやすい?

アメリカンブリーは、比較的短毛であり、毛の抜ける量は季節によって多少変わりますが、全体としては抜け毛が少ない犬種に分類されます。

特に、定期的なグルーミングを行うことで、抜け毛を効果的に管理することが可能です。

ブラッシングは、抜けた毛を取り除き、皮膚の健康を維持するのに役立ちます。

また、適切な食事と健康管理も、毛の質を良好に保つ上で重要です。

もちろん個体差があるため、アメリカンブリーを迎える際には、その個体の毛質や抜け毛の状態にも注意を払うことが大切です。

耳の特徴とは?


アメリカン・ブリー 耳の特徴

アメリカンブリー XLという犬種の耳の形は「ローズ・イヤー」と呼ばれています。この耳の形は、耳の上部が軽く外側に折れ曲がり、内側の耳が部分的に見える特徴があります。

ローズ・イヤーの良い点は、通気性が良いため、耳内の湿気がこもりにくく耳の感染症にかかりにくいことです。

逆に、耳がいつも開いている状態なので、汚れや異物が入りやすく、また柔らかい耳の内側が茂みを搔き分けたりしている際に、傷ついてしまうことがあります。

飼い主は、定期的に耳の中を綿棒でふき取ってあげるなどケアをしてあげるとよいでしょう。

似てる犬種は?

アメリカンブリー XLに似た犬種として、まず挙げられるのがアメリカン・ピット・ブルテリアです。

この二つの犬種は、見た目が似ているだけでなく、その起源も共有しています。

アメリカンブリーは、アメリカン・ピット・ブルテリアからさらに品種改良を重ねて作られたため、体格や性格にも共通点が多く見られます。

また、アメリカン・スタフォード・シャーテリアもアメリカンブリー XLと外見が似ている犬種の一つです。

これらの犬種は、筋肉質でがっしりとした体格が特徴で、力強いが人懐っこい性格を持っています。

しかし、これらの犬種は見た目の類似性があっても、各々が独自の歴史と特性を持っているため、飼育する際にはその犬種固有のニーズを理解し、世話をすることが大切です。

大型犬を飼う費用は?

アメリカンブリーXLを迎える際は、初期費用だけでなく、食費や医療費、しつけ教室への参加費用など、長期的なコストも考慮することが重要です。

犬1頭の生涯にかかる平均的な費用についてまとめてみました。参考になさってください。アメリカン・ブリー・XLは、間違いなく大型犬に分類されます。

小型犬中型犬大型犬
食費1,081,672円1,260,917円1,805,738円
消耗品・雑費1,071,753円965,127円1,233,640円
医療費732,005円744,292円905,418円
冷暖房費198,419円119,704円128,929円
ペットサロン代345,812円169,696円205,902円
初期費用221,925円211,420円245,939円
合計3,651,586円3,471,156円4,525,566円
(参照)PRTIMES https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000110903.html

やはり、大型犬にはかなりのコストがかかりますね。こうした費用も含めて、アメリカン・ブリー・XLを飼えるか、総合的に考慮しましょう!

(注)上記の表は、2023年6月のデータなので、実際にはそれぞれの項目で値上がりしている可能性があります。

アメリカンブリー XLまとめ

  • アメリカンブリーは1980年代にアメリカで誕生した新しい犬種
  • アメリカンピットブルテリアとアメリカンスタフォードシャーテリアの特性を組み合わせて開発
  • 家族向けペットとしての愛情深さと忠誠心が特徴
  • 体格は筋肉質でがっしりとしているが性格は穏やか
  • 犬種としての知識や理解がまだ広まっていない
  • 主な種類にスタンダード、ポケット、XL、クラシックがある
  • XLタイプは特に大きくがっしりとした体格が特徴
  • 成犬のオスの体高は51センチメートルから57センチメートル
  • アメリカンブリーXLは人懐っこく温和な性格
  • 忠誠心が高く、訓練性に優れる
  • アメリカンブリーとピットブルは外見が似ているが、起源と目的が異なる
  • アメリカンブリーXLの価格は血統や健康状態により数十万円から数百万円
  • 抜け毛は季節により変わるが全体としては少ない
  • 大きさと力から適切な管理と訓練が必要
  • 過去には管理不足から起きた事件もあるが、適切なケアで愛される家族の一員となり得る
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