【現地で食べたい】ベトナムのお菓子ランキングとスイーツ事情2024

ベトナム旅行の楽しみの一つに、地元のお菓子やスイーツとの出会いがあります。おいしいスイーツを求めて「カフェめぐり」をする人も多いのだとか。

とはいえ、いざベトナムに到着したものの、何の事前情報もなければ…

え、これって何が入ってるの?
どんな味がするの?

と、食べるのをためらってしまうかもしれません。

そこで今回は、ベトナムが大好きなスタッフ数名へのリサーチをもとに厳選した、現地でぜひ食べてほしいベトナムのお菓子や最新のスイーツ事情について解説していきます!

小腹がすいた時や、お土産選びの時に役立つのでぜひ最後まで見てくださいね。

目次

ベトナムのお菓子ランキングTOP10

まず、ベトナムに行ったら食べていただきたいお菓子やスイーツをランキング形式で紹介していきます。

中国や台湾にルーツがあるお菓子も多いですが、どれも日本では味わえないものなのでぜひお試しください!

1位|chè(チェ)

chè(チェ)

chè(チェ)はベトナム風ぜんざいのことです。

ちょっとおしゃれなお店に行くと、写真のようなSNS映えする器で食べられます。

でも屋台で食べるのが一般的なスタイルです。

2位|Kem dừa(ケム・ズア)

Kem dừa(ケム・ズア)

Kem dừa(ケム・ズア)はココナッツアイスです。

東南アジア名物のココナッツをふんだんに使ったアイスで、暑い気候にぴったりですね。

こちらも屋台でよく売られていますが、映える写真を撮るならおしゃれなカフェに行くのがおすすめ

3位|đá bào vị xoài  (ダ・バオ・ソアイ)

đá bào vị xoài  (ダ・バオ・ソアイ)

đá bào vị xoài  (ダ・バオ・ソアイ)はマンゴーかき氷のこと。

写真のマンゴーかき氷は、ホーチミンの中心部ベンタイン市場の近くにあるお店で食べられます。場所は少し外れたところで見つけにくいですが、雰囲気、デザイン、味すべてが良かったです。

このようなお店は屋台と比べ少し高いものの、それでも400円程度とお手頃な値段なのでおすすめです。

4位|Bánh tiêu(バイン・ティウ)

Bánh tiêu(バイン・ティウ)

Bánh tiêu(バイン・ティウ)はパンのような焼き菓子で、小麦粉とドライイーストと少量の砂糖で作られています。

中に何か入っていると思いきや、実は空洞です。

作り方も味もシンプルで懐かしい感じのするこのお菓子は、小腹がすいた時や食べ歩きにぴったりです。

5位|Bánh chuối(バイン・チュイ)

Bánh chuối(バイン・チュイ)

Bánh chuối(バイン・チュイ)はバナナに衣をつけて揚げたお菓子です。

こちらも屋台や移動式屋台でよく見かける食べ歩きで有名なメニューの一つですね。

バナナは日本で一般的に売られているものより小さくて太いものが使われています。出来立ては衣がサクサクで、中はジューシー!ついつい食べ進めてしまいます。

熱いバナナなんて想像できないかもしれませんが、これはぜひ食べてほしいです!

Bánh tiêu (バイン・ティウ)や Bánh chuối (バイン・チュイ)は移動式屋台の場合が多く見つけにくいですが、昼過ぎから夕方をめがけて街に出ると色々な軽食が楽しめます。

6位|Bánh trung thu(バイン・チュン・トゥー)

Bánh trung thu(バイン・チュン・トゥー)

Bánh trung thu(バイン・チュン・トゥー)は月餅のことで、中国に由来のあるお菓子です。

9月、10月頃の中秋節を祝う時に食べられるので、その季節にはあちらこちらのスーパーで見かけます。

写真の月餅が一番ベーシックなもので、緑豆あんにココナッツが練りこまれており、中心に塩漬けした卵の黄身が入っています。この他にも抹茶、タロイモ、小豆、胡麻などの穀物があんに使われています。

好みが分かれるお菓子ですが、ベトナムの文化を知るために1度食べてみてはいかがでしょうか?

7位|Bánh da lợn(バイン・ザー・ロン)

Bánh da lợn(バイン・ザー・ロン)

Bánh da lợn(バイン・ザー・ロン)はタピオカ粉でできたお菓子です。

もちもちした歯ごたえと、パンダンの葉から取った鮮やかな緑色が特徴です。

緑色の部分は緑豆あんで、2色の生地を交互に流し込んで作ります。

タピオカ粉でどんな食感だろうとイメージしにくいかもしれませんが、個人的には名古屋の「ういろう」と似た食感かなと思います。

一味違ったタピオカスイーツは、旅の良い思い出になるでしょう。

8位|Bánh pía(バイン・ピア)

Bánh pía(バイン・ピア)

Bánh pía (バイン・ピア)を簡単に説明するとドリアン風味の月餅です。

これは南ベトナムのメコンデルタ地方にあるアンコールワットで有名なsóc trăng (ソック・チャン)省の銘菓です。ドリアンの香りが強くクセがありますが、ドリアン好きにはたまらない一品です。

一袋に4つ入っていて賞味期限が比較的長いので、日本に持ち帰って味わうのもおすすめです。

9位|Sinh tố(シントー)

Sinh tố(シントー)

果実に少量の砂糖と氷を加えてミキサーにかけた果実スムージーです。

写真はサワーサップとアボカドのスムージーです。バナナやマンゴーなど他にも様々な果物で作ってもらえますが、とくにおすすめなのはこの2種類!

サワーサップは酸味があって、しかも炭酸ジュースのようにシュワッとした飲み心地です。

ベトナムの気候は高温多雨のため、日本にはない果物がたくさんあります。暑い日に冷たい果物スムージーはいかがでしょうか?

10位|nước dừa(ヌオック・ズア)

nước dừa(ヌオック・ズア)

nước dừa(ヌオック・ズア)は東南アジア名物のココナッツウォーター!

ココナッツを購入してその場で飲みたいと言うと、大きな包丁で切ってストローを入れてくれます。日本では400〜500円ほどしますが、ベトナムでは50円くらいと気軽に購入できる価格です。

飲み終わってからココナッツの中側の白い部分を削って食べることもできます

旅行中の水分補給にぴったり!

水分補給として、ココナッツウォーターはおすすめのドリンクです。

暑いベトナムを観光するなら、熱中症予防のために水分補給は欠かせません。でもスポーツドリンクやジュースばかりだと糖分を取りすぎてしまいます。

ココナッツウォーターはミネラルや食物繊維を多く含んでおり、飲料水より体に吸収されやすく、スポーツドリンクより糖分が少ないです。

しかも安くてどこでも売ってるので、ベトナム旅行の際はぜひともココナッツジュースを飲んでくださいね!

お土産に最適なベトナムの伝統的なお菓子

ここからは、日持ちがしてお土産にも喜ばれる伝統的なお菓子を紹介していきますね。

Bánh đậu xanh (バインダウサイン)

Bánh đậu xanh (バインダウサイン)

バインダウサイン(Bánh đậu xanh)は、優しく掴まないと粉々になってしまうほど柔らかいのが特徴の緑豆ケーキです。庶民のおやつとしてとても愛されている伝統的な茶菓子で、緑豆の香ばしさが味わえます。

緑豆粉をベースに砂糖、油脂、バニラエッセンスを混ぜて作られたものです。四角い形で、味は甘味をつけたきな粉に似ていると言う人が多いです。

スーパー、市場の他、本屋でも購入できます。(ベトナムの本屋は日本とは違い、お菓子や調味料などの乾燥物がたくさん売られています。)価格は150円〜300円程度となっています。 (1箱10個入り)

お茶と一緒に食べるのがベストマッチ

バインダウサイン(Bánh đậu xanh)は少し粉っぽくて喉が乾きやすいです。なので、お茶も用意しておくと良いでしょう。

ベトナムの子どもたちには、バインダウサインと牛乳を一緒に食べるのが人気です。メジャーではありませんが、試していただきたい組み合わせです。

日本人が好む味なのでお土産にもぴったりです。崩れやすいので持ち帰る時は気をつけましょう。

Kẹo thập cẩm (ケオ・タップ・カム)

ピーナッツ、白胡麻、黒胡麻、カシューナッツなどのナッツ類を砂糖、麦芽水飴、小麦粉と水でからめ合わせたお菓子です。

袋か箱詰めの状態で売られていて、大体が100gずつ梱包されています。若干固いですが、麦芽水飴でからめられているため甘さが控えめになっています。

価格:150円~200円 (袋詰めの方が若干安いです)

Kẹo dừa (ココナッツキャンディー)

Kẹo dừa (ココナッツキャンディー)

Kẹo dừa(ケオ・ズア)はベトナムの伝統的なココナッツキャンディーのこと。ココナッツミルクを使っており、自然な甘さのお菓子です。

ココナッツはキャンディーをはじめ、オイル、ジュース、砂糖漬けがあり、お菓子以外にも様々な形で利用される身近な食材です。

ベトナム南部の観光地の一つであるベンチェはココナッツ産地として知られています。また、ホーチミンから日帰り旅行ができるメコン川クルーズのツアーには、ココナッツキャンディーの工場見学ができるツアーもあります。

ベトナムのスイーツ市場に日本企業も参戦

近年、高い経済成長を続けているベトナムには日本企業も注目しており、ベトナムのスイーツ市場の開拓に力を入れています。

シャトレーゼ 

シャトレーゼと言えば果物を使ったケーキや手土産にできる箱詰めのお菓子まで、品数の多さと高い品質にも関わらずリーズナブルな価格で有名です。

そのシャトレーゼがついにベトナムにも上陸しました。

2019年1月にベトナム首都ハノイ市に初上陸(現在ハノイ店は閉店)。同年にホーチミン市中心地から西へ約9kmの位置にあるTan Phu(タンフー)区のベトナム最大級のショッピングモール「AEON MALL TAN PHU CELADON」にてホーチミン市1号店を出店しました。

そして現在は2022年1月14日にホーチミン日本人街に「シャトレーゼ Le Thanh Ton店」がグランドオープンしました。ホーチミン市中心地1区の大通りにあります。

日本から冷凍で輸出している

シャトレーゼは、東南アジアを中心に海外にも広く展開しています。海外の店舗の場合は、日本で生産した商品を瞬間冷凍して輸出しています。

現地にて解凍・販売するシンプルな方法により、クオリティをできるだけ落とすことなく、シャトレーゼの商品を海外でもおいしく楽しむことができるのです。

価格を見ると日本の約2倍になっていますが、中心地で日本人街にあるので多くの日本人客に利用されています。

とくに仕事で長期間ベトナムに滞在している人にとって、日本の味を気軽に楽しめるのはうれしいですね。

ビアードパパ

シュークリームの専門店、ビアードパパもベトナムに入ってきています。

新たな試みとして、低価格帯の新業態店「ベレーパフ(Beret Puff)」をハノイ市カウザイ区にあるスーパー「サクコ(SAKUKO)ストア」チャンダンニン店にオープンしました。

東南アジアを中心に5年以内に300店を出店する構想を掲げています。

現地若者をターゲットに開拓を進めている

従来のビアードパパのシュークリームは、商品の魅力はあるもののローカル基準では決して安くない価格設定になっていました。新業態店によって、若い人など新たな顧客を開拓することが狙いだそうです。

サクコのカオ・チー・ズン最高経営責任者(CEO)も「ビアードパパには手が届かなかったベトナム人にも、日本のシュークリームのおいしさを知ってもらえるはず」と新ブランドに期待を寄せています。

今後もベトナムに進出するシャトレーゼやビアードパパをはじめとする日系企業の発展を心から期待しています。

まとめ

1つでも食べてみたいと思うベトナムスイーツがあったでしょうか?

ベトナムは食べ物が充実しているので、街を歩いていると色々な屋台に惹かれるでしょう。小腹がすいたら街に出て散策し、その時の気分に合わせてチョイスしてみてください。

甘いものが旅の疲れを癒し、滞在中アクティブで居られるに違いありません。でも、食べ過ぎてお腹を壊さないように注意してくださいね!

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