「海外旅行に変圧器は本当にいらないの?」そんな疑問をお持ちではありませんか?かつて海外旅行の必需品とされた変圧器ですが、最近では「不要」という声もよく聞かれます。
この記事では、なぜ不要と言われるのか、本当に変圧器なしで大丈夫なのか、そして「変圧器なし」で快適な旅を実現するための準備方法を、2025年の最新情報に基づいて徹底解説します。
初心者の方にも分かりやすく、安心して海外旅行の準備を進められるよう、必要な情報を網羅しました。
- 電化製品の対応電圧の確認方法
- 変圧器が必要な製品と不要な製品の見分け方
- 変換プラグの役割と選び方
- 海外旅行時の家電準備と注意点
「海外旅行に変圧器はいらない」と言われる理由
筆者が10年以上前にマレーシアに住んでいたとき、ACアダプター付きのノートPCを除き、日本の家電を現地で使うには変圧器が必要でした。というのも日本の標準的な電圧は100Vであるのに対し、マレーシアは240Vだからです。
では、まずは主要国の電圧の違いについて簡単に説明しますね。
主要国の電圧の違い
まずは、電圧は国ごとに異なりますので、旅行先の国の電圧が何ボルトなのかを事前に確認しておく必要があります。
国・地域 | 電圧(V) | 周波数(Hz) | 備考 |
アメリカ(ハワイ) | 120V | 60Hz | 100-240V対応製品推奨。100V専用製品は変圧器推奨。 |
韓国 | 220V | 60Hz | 100V専用製品は変圧器必須。 |
台湾 | 110V | 60Hz | 100V専用製品は変圧器推奨。 |
中国 | 220V | 50Hz | マルチ変換プラグ推奨。100V専用製品は変圧器必須。 |
イギリス | 230V | 50Hz | 100V専用製品は変圧器必須。 |
フランス/ドイツ/イタリア/スペインなど欧州大陸 | 220~230V | 50Hz | 100V専用製品は変圧器必須。 |
タイ | 220V | 50Hz | マルチ変換プラグ推奨。 |
シンガポール | 230V | 50Hz | 100V専用製品は変圧器必須。 |
マレーシア | 240V | 50Hz | 100V専用製品は変圧器必須。 |
ベトナム | 220V(一部110V地域あり) | 50Hz | マルチ変換プラグ推奨。 |
インドネシア | 220V(一部110V地域あり) | 50Hz | マルチ変換プラグ推奨。 |
オーストラリア/ニュージーランド | 230~240V | 50Hz | 100V専用製品は変圧器必須。 |
100V専用の家電を240Vの国で使用すると故障の原因となるため、注意が必要です。
ところが最近では「海外旅行に変圧器はいらない」という話を耳にします。なぜなんでしょうか?それは、家電メーカーの努力で電化製品が大きく進化していることが関係しています。
「全世界対応」が増加
スマートフォン(iPhone、Androidなど)やノートパソコン、タブレットといったデジタルデバイスは、日常生活に欠かせないものとなり、私たちが絶えず携帯するアイテムとなりました。
また近年では国際化が進み、旅行やビジネスで人々は世界中を移動しています。そうした背景があって、デバイスの多くは、最初から世界中のさまざまな電圧に対応できるように設計されています。
これは『ユニバーサル仕様』や『グローバル対応』とも言われ、製品の充電器やACアダプターを確認すると、対応電圧が明記されています。
ユニバーサル仕様と呼ばれる家電には、デジタルカメラ、電気シェーバー、電動歯ブラシなど、旅行に持っていく可能性のある比較的小さな家電製品も含まれます。
メーカー側も海外での利用を想定し、購入者のニーズに合った商品、つまり幅広い電圧に対応できる製品を開発しているため、変圧器の必要性が以前より低下しているのです。
電圧とは、電気を送り出す力のことでV(ボルト)で表します。日本のように100Vの国とマレーシアのように240Vの国があるのはなぜか?簡単に言うと、それぞれの国のスタート時点でボルト数が決まり、そのまま今に至ったからです。
家庭用の電圧が100Vのように低いと危険が少なく、240Vなど高いと、電気を送る時のロスが少なくなる、というメリットがあります。
変圧器が必要になるケースとは?
とはいうものの、すべての電化製品が幅広い電圧に対応しているわけではありません。旅行に出かける前にお持ちの電化製品が海外でそのまま使えるかどうかを確認しましょう。
ACアダプターの確認方法
最も簡単な方法は、製品のACアダプター(充電器)や本体のラベルを見ることです。
「入力」や「INPUT」と書かれた項目に「100-240V」(または100V-240V、AC100-240Vなど)という表記があれば、その製品は100ボルトから240ボルトまでの電圧に対応しているという意味です。
日本の電圧は約100V、多くの海外の国・地域の電圧が110V~240Vの範囲内なので、この表記があれば基本的に変圧器なしで海外でも使用できます。
ちょっとしたTipsなんですが、字が読めない場合はスマホで撮影してから拡大すると良いです。筆者も老眼が入ってきているのでアダプタの小さい字は裸眼で読めません(涙)
日本国内専用の電化製品
特に注意が必要なのは、日本国内での使用のみを前提として設計されている製品です。これらの製品は海外の異なる電圧に対応しておらず、変圧器が必要になります。
熱を発する製品
消費電力が大きく、熱を発するタイプの製品は特に注意が必要です。
例えば、普段日本で使っているヘアドライヤーやヘアアイロン、小型の電気ケトルなどが該当します。これらの製品は100V専用設計のものが多く、対応電圧の高い海外製品に比べて安価な傾向があります。
精密機器
一部の古いオーディオプレーヤーや、特殊な医療関連機器なども100V専用の場合があります。これらは故障すると影響が大きいため、特に慎重な確認が必要です。
表記が読み取れない場合
ラベルの文字が小さくて読みにくい場合や、記載が見当たらない場合は、製品の取扱説明書を確認しましょう。それでも分からない場合は、メーカーの公式サイトで製品型番を検索し、仕様を確認するのが確実です。
対応していない電圧のコンセントに日本の100V専用製品を接続すると、過剰な電流が流れてしまいます。その結果、以下のようなトラブルが発生する可能性があります。
- 製品の故障: 製品内部の回路がショートし、故障して使用できなくなります。
- 発熱・発火: 製品が異常に熱くなったり、場合によっては火花が出たり、発火したりする危険性もあります。これは火災の原因にもなり得ます。
- 感電のリスク: 故障した製品に触れることで感電する可能性もゼロではありません。
このような事態を避けるためにも、電圧の確認と、必要に応じた変圧器の使用が非常に重要です。
「変換プラグ」の準備

海外旅行に持っていく家電が全部海外対応だったとしても、もう1つ忘れてはならないものがあります。それは「変換プラグ」です。
変換プラグとは?
まず、変圧器と変換プラグの違いについて理解しましょう。
- 変換プラグ(アダプタープラグ): コンセントの「形状」を、渡航先のコンセントの形状に合わせるためのアダプターです。電圧は変換されません。
- 変圧器(トランスフォーマー): 電圧の数値を変えるための装置です。例えば、海外の220Vの電圧を日本の100Vに変換する(下げる)役割があります。
日本のコンセントの形状(Aタイプ)は、世界的に見ると少数派です。多くの国では日本と異なる形状のコンセントが使われているため、日本の電化製品のプラグをそのまま差し込むことができません。そこで、変換プラグを使えば、コンセントの形状を合わせることができます。

世界は広い!国によって異なるコンセント形状の主な種類

世界には様々な形状のコンセントがあります。ここでは代表的なものをいくつか紹介します。
Aタイプ(日本、アメリカ、カナダ、台湾など)
日本でおなじみの、2本の平たいピンが平行に並んだタイプです。アメリカやカナダ、台湾などでも採用されていますが、同じAタイプでも稀にピンの幅や形状が微妙に異なり、差し込みにくいこともあります。
Cタイプ(ヨーロッパ、韓国、アジアの一部など)
2本の丸いピンが特徴です。ヨーロッパの多くの国や韓国、アジアの一部地域で広く使われています。
SEタイプ(ヨーロッパの一部、韓国などCと互換性あり)
Cタイプと似ていますが、ピンが少し太いのが特徴です。CタイプのプラグをSEタイプのコンセントに挿すことは可能ですが、その逆(SEプラグをCコンセントに)は難しい場合があります。CタイプとSEタイプの両方が使われている国もあります。
BFタイプ(イギリス、香港、シンガポール、マレーシアなど)
長方形のピンが3本ある、がっしりとした形状が特徴です。主にイギリスや、かつてイギリス領だった国・地域(香港、シンガポール、マレーシアなど)で使われています。
Oタイプ(オーストラリア、ニュージーランド、中国の一部など)
平たいピンが「ハの字」型に2本(またはアースピンを含めて3本)並んだ形状です。オーストラリアやニュージーランド、アルゼンチン、中国の一部などで使われています。
その他B、B3、O2タイプなど
上記以外にも、Bタイプ(丸ピン3本)、B3タイプ(太い丸ピン3本)、O2タイプ(Oタイプに似たアースピン付き)など、様々なタイプが存在します。
渡航先のコンセント形状を事前に調べる方法とチェックリスト
渡航先のコンセント形状は、以下の方法で事前に調べておきましょう。
- 旅行ガイドブック: 最新のガイドブックには、各国の電圧やコンセントタイプが記載されています。
- インターネット検索: 「国名 コンセント タイプ」などのキーワードで検索すると、多くの情報が見つかります。旅行関連のウェブサイトやブログが参考になります。
- 旅行代理店や航空会社: ツアーを利用する場合などは、担当者に確認するのも良いでしょう。
- 電化製品量販店のホームページ: 例:ヨドバシカメラ
変換プラグの選び方
変換プラグには、大きく分けて「簡易型(専用タイプ)」と「マルチ変換プラグ」の2種類があります。
- 簡易型(専用タイプ): 特定の1種類のコンセント形状にのみ対応する変換プラグです。
- メリット: 安価(100円ショップでも購入可能)、小型で軽量。
- デメリット: 対応するタイプ以外の国では使えない。複数の国を周遊する場合は、その都度買い揃える必要がある。
- マルチ変換プラグ: 1つのアダプターで、複数のコンセント形状に対応できるプラグです。スライドさせたり組み合わせたりすることで、様々なタイプに変形できます。
- メリット: 1つ持っていれば多くの国に対応できるため、海外旅行が多い人や周遊旅行をする人に便利。USBポート付きの製品も多い。
- デメリット: 簡易型に比べて高価で、サイズもやや大きめ。製品によっては耐久性に差があることも。
どちらが良いかは、旅行の頻度やスタイルによります。一度きりの旅行で、渡航先のコンセントタイプが1種類と分かっているなら簡易型でも十分でしょう。頻繁に海外へ行く方や、将来的に色々な国へ行きたい方は、マルチ変換プラグを1つ持っておくと安心です。
変換プラグをお得に購入するには?
変換プラグは様々な場所で購入できます。
- 100円ショップ: 簡易型の変換プラグを非常に安価で購入できます。品質は価格相応と考え、予備として持っておくのも良いでしょう。
- インターネット通販(Amazon、楽天市場など): 種類が非常に豊富で、価格比較もしやすいです。レビューを参考に選べますが、出発までに届くよう余裕をもって注文する必要があります。
- 家電量販店: 種類が豊富で、店員さんに相談しながら選べます。マルチ変換プラグなど機能的な製品も見つかります。価格は標準的です。
- 空港: 出発直前でも購入できるのがメリットですが、価格は割高な傾向があります。品揃えも限られている場合があります。
時間に余裕があれば、事前にインターネット通販や家電量販店で比較検討して購入するのがおすすめです。
スマートな海外旅行のための持ち物と準備術

旅行に便利なおすすめの電化製品
楽しい旅行を快適にするアイテムをご紹介しましょう。もちろん海外対応製品のものを選ぶことで、荷物も最小限に収まります。
ヘアドライヤー・ヘアアイロン
最近では、コンパクトで軽量ながらパワフルな海外対応のドライヤーやヘアアイロンが多く販売されています。電圧切り替えスイッチが付いているものや、100V-240V自動対応のものがあります。
選び方のポイントは以下の通りです。
- 対応電圧(100-240Vの記載があるか)
- 消費電力(ホテルの電力容量を超えないか。高すぎる場合は変圧器が必要になることも)
- サイズと重量(持ち運びやすさ)
- 折りたたみ機能や速乾性などの付加機能
旅行用電気ケトル
お部屋でお茶やコーヒーを飲みたい方には、電気ケトルがおすすめです。最近人気なのは、折りたたみ式のシリコン製電気ケトルです。これも海外対応のものを選べば、変圧器は不要です。
その他
以下の電化製品も持っていければ旅行をさらに楽しめます。
- 電動歯ブラシ: 充電式のものはアダプターが海外対応か確認しましょう。
- 電気シェーバー: こちらも充電式・交流式ともにアダプターの対応電圧を確認。
- ポータブルスピーカー: USB充電式のものが多く、海外でも手軽に使えます。
USB充電器の賢い活用法
複数のUSBデバイス(スマホ、タブレット、モバイルバッテリー、カメラなど)を持っていく場合、それぞれの充電器を持っていくとかさばります。USBポートが複数付いたAC充電器が一つあれば、コンセント一つで同時に充電できて非常に便利です。
選び方のポイントは以下の通りです。
- ポート数(2~4ポート程度が一般的)
- 合計出力(W数。各ポートの最大出力も確認)
- 急速充電規格への対応(USB PDなど)
- プラグが折りたためるなど、コンパクトさ
- もちろん、入力電圧が100-240V対応であること
宿泊施設の設備もチェック

最近のホテルでは、客室の壁やベッドサイドのテーブルに、コンセントだけでなくUSB充電ポートが直接備え付けられていることも増えています。これがあれば、AC充電器がなくてもUSBケーブルだけで充電できて便利です。
また、数は少ないですが、ホテルによっては変換プラグや変圧器の貸し出しサービスを行っている場合もあります。事前にホテルの公式サイトで確認したり、予約時に問い合わせてみたりするのも良いでしょう。
よくある質問(FAQ)
ここでは、海外旅行時の電気製品に関するよくある疑問にお答えします。
Q. 持っている古いデジカメやゲーム機は変圧器なしで使えますか?
A. 製品によります。比較的新しいモデルであれば海外対応(100-240V)の可能性が高いですが、古いモデルや一部の機種は日本国内専用(100Vのみ)の場合があります。必ずACアダプターや本体の表示、取扱説明書で対応電圧を確認してください。不明な場合はメーカーに問い合わせるのが確実です。
Q. 変換プラグを忘れてしまいました。現地で購入できますか?
A. 主要な観光地の空港や大きな電気店、観光客向けの土産物店などで購入できる場合があります。ただし、日本国内で購入するより割高だったり、欲しいタイプが見つからなかったりする可能性もあります。できる限り日本で事前に準備していくことをおすすめします。ホテルで貸し出しサービスがある場合もありますが、数に限りがあります。
Q. 変圧器の「トランス式」と「電子式」の違いは?どちらを選ぶべき?
A. トランス式変圧器は、コイルを使って物理的に電圧を変換するため、ほとんどの電化製品に使用できますが、重くて大きい傾向があります。精密機器にも比較的安心して使えます。
電子式変圧器は、電子回路で電圧を制御するため、小型で軽量ですが、使用できる電化製品は主にドライヤーや電気ケトルなどの「電熱器具」に限られます。パソコンやスマートフォン、マイコン制御の家電などには使えません。
どちらを選ぶかは、海外で使用したい電化製品の種類と消費電力によります。対応製品をよく確認して選びましょう。
Q. 定格容量って何?変圧器を選ぶ際の注意点は?
A. 定格容量とは、その変圧器が安全に供給できる電力の最大値(W:ワット数)のことです。使用したい電化製品の消費電力(W数)が、変圧器の定格容量を超えないようにする必要があります。一般的に、モーターを使用する製品や電熱器具は起動時に大きな電力を消費するため、製品の消費電力の2~3倍の定格容量を持つ変圧器を選ぶのが安全とされています。
Q. ドライヤーなどの高消費電力製品に対応した変圧器はありますか?
A. はい、あります。ただし、ドライヤーのような消費電力が大きい製品(例:1000W~1200W)に対応する変圧器は、一般的に大型で重く、価格も高めになります。旅行の荷物を減らしたい場合は、前述の通り、海外対応のドライヤーを別途購入するか、ホテルの備え付けドライヤーを利用することを検討するのが現実的です。
Q. 最新のiPhone、iPad、MacBookに変圧器や変換プラグは必要ですか?
A. AppleのiPhone、iPad、MacBookの純正ACアダプター(充電器)は、基本的に全世界対応電圧(100-240V)です。そのため、変圧器は不要です。ただし、渡航先のコンセント形状に合わせた変換プラグは必要になります。Apple純正のワールドトラベルアダプターキットを利用するか、市販の変換プラグを用意しましょう。
Q. ホテルの客室にあるUSBポートで直接充電しても大丈夫?
A. 最近のホテルでは、壁のコンセントやデスクランプ、目覚まし時計などにUSB充電ポートが備わっていることがあります。これらはスマートフォンやタブレットなどの充電に利用できて便利です。
多くの場合、電圧は国際標準(約5V)に調整されているため安全に使えますが、稀に供給電力が不安定な場合や、セキュリティ上の懸念(データの抜き取りなど、可能性は低いですが)を指摘する声もあります。心配な場合は、自身のAC充電器(100-240V対応)と変換プラグを使ってコンセントから充電するのが最も確実です。
チェックリストとまとめ
出発前の最終確認リスト
□ 持っていく予定の全ての電化製品の対応電圧(INPUT: 100-240Vか?)を確認したか?
□ 100V専用の製品がある場合、変圧器を準備したか?(または持っていかない判断をしたか?)
□ 渡航先のコンセント形状を調べ、適切な変換プラグ(またはマルチ変換プラグ)を準備したか?
□ モバイルバッテリーは機内持ち込み手荷物に入れ、容量や個数が航空会社の規定内か確認したか?
□ 複数のUSB機器を充電するために、複数ポート付きの海外対応USB充電器を準備したか?
□ 変換プラグや充電器、ケーブル類を忘れないようにパッキングしたか?
海外旅行で変圧器はいらない?まとめ
- 多くのデジタル機器は100-240V対応で、変圧器なしで使用可能
- ACアダプターに「100-240V」と記載されていれば世界対応製品
- 日本国内専用のドライヤーやケトルなどは変圧器が必要
- コンセント形状が国によって異なるため変換プラグの準備が必須
- 変換プラグはマルチタイプが便利で複数国に対応できる
- USBポート付きのマルチ充電器を活用すると、荷物を減らせて便利
- 宿泊先のUSBポートや電源設備も事前に確認しておくと安心
コメント