カンボジアのコンセントはどんな形状?旅行前に必ず知っておくべき電力事情

カンボジア旅行の準備中に「そういえばカンボジアのコンセントってどんな形なんだろう?」と気になっていませんか?

旅先でスマホを充電したり、ドライヤーを使ったりなど、コンセントは必ず使うものなので、そのまま挿せないのであればアダプタを購入しなければなりません。

結論から言うと、カンボジアでコンセントを使う場合の注意点は以下2つ

  • 変換アダプタを買う必要はない
  • コンセントにACアダプタ(四角いボックス)があれば使える

この記事では、カンボジアに住んで7年の筆者が、カンボジアでコンセントを使う場合の注意点と、渡航前に知っておきたいカンボジアの電力事情について解説していきます。

旅行準備の参考にしていただけると幸いです!

目次

カンボジアのコンセントタイプ

カンボジアのコンセント差し込み口

カンボジアでは、主に上の写真のようなコンセント差込口がよく使われています。

一見するとなんだか変わった形状ですよね。でも実はこれ、とても便利な形状で次の3タイプのコンセントを差すことができるんです!

カンボジアで使われているコンセントの形状

それぞれ左から、こう呼ばれています。

  • タイプA:二つの平行な平たいピン
  • タイプC:二つの丸いピン
  • タイプG:三つの長方形のピンが三角形に配置

実はカンボジアにはベトナムやタイ、韓国など海外から多くの電化製品が輸入されており、それらの製品をスムーズに使えるように、こういう便利な差込口が使われているんです。

変換アダプタを使わなくても使える

日本で主に使われているコンセントの形はタイプAなので、カンボジアのコンセント差込口にもそのまま挿すことができます。なので、カンボジア旅行のために別途変換アダプタを買う必要はありません

カンボジア全土で同じような差込口が一般的です。なので、プノンペンやシェムリアップはもちろん、コンポントムやコンポンチャムなどに行く場合でもアダプタを買わなくても大丈夫です。

地方に行くから余分な準備が増えるってことはないので安心してください。

使える?使えない?日本の電化製品の見分け方

コンセントをそのまま差込口に挿せるとはいえ、すべての電化製品がカンボジアで使えるわけではありません。

なぜなら、カンボジアの電圧は220Vもあるからです。

たとえば日本で使っている100Vのドライヤーを220Vのコンセントに挿したら…ヒューズが切れて動かなくなります。

でも逆に、スマホやPCの充電ケーブルは基本的に使えるんです。

どの電化製品がそのまま使えて、どの製品が使ってはいけないのか、簡単に見分ける方法があります。

ケーブルにACアダプタがあれば使える

基本的に、本体からコンセントまでにACアダプタという四角いボックスがついている製品はカンボジアでそのまま使える可能性が高いです。

写真は私が愛用しているUSB充電器。コンセントの部分にACアダプタがありますね。

ここに何が書いてあるのかを拡大してみると…

「Input / 入力:100-240V」と書いてあります。これはつまり、100Vから240Vまでの国で使えるということなので、100Vの日本はもちろん、220Vのカンボジアでも使えます

スマホやPCは世界中で販売されているので、このような電圧を変換する装置がコンセント部分についていることがほとんどです。

なので、あなたが持っていきたい製品のコンセント部分にACアダプタがついているか、ついている場合100-240Vという表示があるか確認してみてください。書いてあればカンボジアでそのまま使えます。

箱に書いてある字が小さくて読めないという場合は、スマホで写真を撮って拡大するとよく見えますよ。

ドライヤーは基本使えない

一方で、旅行に持っていきたい電化製品No.1であろうドライヤーには電圧を変換する部分がありません。なので、日本で使っているドライヤーはカンボジアでは使えません。

ホテルのグレードによっては部屋にドライヤーがあるんですが、備えられていない場合は困りますよね。

その場合は、電圧の変換機能がついている海外対応ドライヤーが必要です。ざっとAmazonで調べてみたところ、安いものなら2,000円以下でも販売されています。

なので、事前に滞在先の情報を調べておき、ドライヤーがない場合は海外対応のドライヤーを準備しておくことをおすすめします。

なお、髪へのダメージを気にしないなら、暑い国なので部屋にある扇風機でも乾かせます。

知っておきたい!カンボジアの電力事情

カンボジアの電力事情は、日本のそれと大きく違います。

この違いを知っておかないとストレスが溜まってせっかくの旅行が台無しです…。そこで、私が7年カンボジアで生活してひしひしと感じているポイントを解説していきます!

停電が起きやすい

停電中に料理をする男性

特にプノンペンのような都市部ではよく停電が起こります。

新しい住宅や商業施設がどんどん建設されて電力の需要が高まっているのと、電線の取替工事や修理などがひんぱんに行われているので、細かい停電が多いんです。

カンボジアの国営電力公社EDCのFacebookには、計画停電のお知らせや緊急工事の情報が載せられており、ほぼ毎日どこかで停電が起きていることがわかります。

停電前後は電力が不安定になりやすく、電子機器に悪影響を及ぼす可能性があるので、使っていないコンセントは抜いておくとよいでしょう。

大きなホテルやスーパーには大型発電機があるので、停電時でもそこまで不自由は感じないかもしれません。

コンセントが使えないことがある

カフェでスマホを充電しようと思ってコンセントを挿しても使えないことがあります。

これは、差込口自体はあるんですが、電線がどこかで切れている、もしくは配線すらされていないことがあるからです。

なので、コンセントを挿しても充電されない場合はスマホやPCが壊れたことを疑うのではなく、まず別の差込口を試してみてください。

とくにカフェでコンセントを使いたい場合、まず使えるかどうかを確認することをおすすめします。私は、バッテリーが無くなりかけてからコンセントが使えないと気づいてしまったことが何度もあります。

日本の電化製品を使いたい場合

カンボジアで購入できる変圧器

カンボジアに長期滞在するので、日本で愛用している電化製品を持っていきたい!そんなときは変圧器を使いましょう。

変圧器とは220Vの電力を100Vに変換してくれる装置で、電化製品とコンセントの差込口の間に使用します。

私は日本から電動コーヒーミルを持参したんですが、もちろんそのままでは電圧が違うので使えません。なので、写真のような変圧器をプノンペン市内の電気屋で買いました。

対応ワット数にもよりますが、10〜20ドル程度で売られているので、どうしても日本で使っていた電化製品を使いたい場合は、変圧器を検討してみてください。

ちなみにプノンペンの場合、モニボン通りに電気屋(照明とか電線を売ってる店)がたくさんあるので、変圧器も見つけやすいと思います。

まとめ

カンボジアでコンセントを使う場合の注意点は次の2つです。

  • 変換アダプタを買う必要はない
  • コンセントにACアダプタ(四角いボックス)があれば使える

これだけ覚えておけば問題ありません!

旅行の際、できるだけ荷物は減らしたいものですよね。今回の記事が準備の参考になれば幸いです。

この記事をシェアする
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次