青春18きっぷは、全国のJR線の普通列車や快速列車に一日乗り放題という素晴らしい切符、発明品ですよね。先日、2025年の春季の発売日が発表されました。春休みの旅行計画を立てるなら、青春18きっぷを活用してみませんか?
この記事では、青春18きっぷの基本的な使い方や値段、利用期間について詳しく解説し、さらに東京発や西日本のおすすめモデルコースもご紹介します。
また、北海道新幹線オプションや利用できる特急列車について、また金券ショップでのお得な買い方・売り方など、知っておくと便利な裏ワザも満載です。青春18きっぷを賢く使って、楽しい旅を計画しましょう!
- 青春18きっぷの基本的な使い方と値段、利用期間について理解できる
- 利用できる新幹線や特急列車の裏ワザについて理解できる
- 東京発・西日本のおすすめモデルコースが分かる
- その他、鉄道旅行の上級者が知っているマル秘情報が分かる
青春18きっぷの料金と利用期間

青春18きっぷとは、全国のJR線の普通列車や快速列車の普通車自由席が一日乗り放題になるフリー切符です。名前から18歳以下の若者しか使えないと思われがちですが、実際には年齢制限がなく、誰でも利用することができます。
青春18きっぷの料金
青春18きっぷに関しては、2024年の冬季分から仕様が大きく変更になりました。これまで5枚セットで販売され、1日に付き1枚のチケットを複数人で利用できましたが、この冬からは使用できるのは1人のみ、しかも3日券なら3日連続、5日券なら5日連続で使用する必要があります。
料金は、5日間用が12,050円、3日間用が10,000円となっています。
人員区分 | 料金 | 有効期限 | 1日当たりの費用 | 券種 |
おとな | 10,000円 | 3日間 | @3,333円 | 3日間用 |
おとな | 12,050円 | 5日間 | @2,410円 | 5日間用 |
この変更により、旅行の仕方も大きく変わりますね。3日連続、5日連続でJRの在来線に乗るとなると使用できる人も限定されそうです。なお、場合によっては、青春18きっぷより安い移動手段というものもあります。以下のページも参考になさってください。

青春18きっぷの利用期間
青春18きっぷの利用期間は、春、夏、冬の3つのシーズンに分かれています。それぞれのシーズンで販売期間と使用期間が設定されており、例えば、2025年の春季は、2月14日から4月8日までが販売期間(3日用と5日用で異なる)で、利用期間3月1日から4月10日までです。
冬季と春季の期間も同様に設定されていますが、具体的な日付は毎年発表されるため、最新の情報を確認することが重要です。利用期間内であれば、どの日でも利用可能ですが、切符の使用期間は連続する5日ですので、利用期間内に収まるようにする必要があります。
発売期間(3日用) | 発売期間(5日用) | 利用期間 | |
2025年春季 | 2月14日から4月8日 | 2月14日から4月6日 | 3月1日から4月10日 |
2025年夏季予想 | 7月10日から8月31日 | 7月10日から8月29日 | 7月20日から9月10日 |
2025年冬季予想 | 12月1日から12月31日 | 12月1日から12月29日 | 12月10日から2026年1月10日 |
青春18きっぷの買い方と使い方

買い方
青春18きっぷの購入方法は以下の通りです。切符はJRの主要駅にある「みどりの窓口」や「指定席券売機」で購入できます。電車の車内で購入することはできません。
使い方
青春18きっぷの基本的な使い方は非常にシンプルです。新しい仕様になってからは、駅の自動改札で使用できます。これまでのように駅員にスタンプを押してもらう必要がありません。
乗れる列車
青春18きっぷを使って乗れる列車は、JR線の普通列車および快速列車の普通車自由席です。これらの列車は日本全国のJR路線で運行されており、乗り放題で利用できます。具体的には、通勤電車や地方のローカル線などが該当します。
青春18きっぷのみで乗れる列車
- JR在来線の普通列車と快速列車
- JRのBRT(バス高速輸送システム)
- JR西日本宮島フェリー(宮島航路)
普通車指定券を用意すれば乗れる列車
JRの列車や観光列車の中には普通車指定席というものが用意されているものがあります。この場合、持っている青春18きっぷに追加して「普通車指定券」を購入すれば乗ることができます。
普通車指定席のある列車
- 快速「エアポート」(札幌~新千歳空港など)
- 快速「はまゆり」(盛岡~釜石)
- 快速「あいづ」(郡山~会津若松)
- 快速「みえ」(名古屋~鳥羽)
- 一部の「新快速」(野洲~姫路など)
- 快速「マリンライナー」(岡山~高松)
普通車指定席のある観光列車
- 快速「リゾートしらかみ」(秋田~青森など)
- 快速「海里」(新潟~酒田)
- 快速「SLばんえつ物語」(新津~会津若松)
- 快速「HIGH RAIL1375」(小淵沢~小諸)
- 快速「リゾートビューふるさと」(長野~南小谷)
- 快速「ベル・モンターニュ・エ・メール」(氷見~城端など)
- 快速「SLやまぐち号」(新山口~津和野)
- 快速「しまんトロッコ」(宇和島~窪川)
他にも普通車指定席のある列車はあると思いますので、みどりの窓口で確認してみてください。指定券はみどりの窓口か、指定席券売機で購入できます。
乗れない列車
一方で、青春18きっぷでは乗れない列車もあります。新幹線、特急列車、急行列車、寝台列車には乗車できません。また、例外を除くと私鉄や第三セクターが運営する路線も利用できないため、事前に利用予定の路線がJR線かどうかを確認しておくことが重要です。
高校生の時のエピソード
私が高校生の時、仲の良かった友人と二人で、大阪から東京まで青春18きっぷを使って旅行したことがあります。はるか昔の話であまり記憶がないのですが、今思い出せるのは、とにかく疲れた、ということです。特に帰りの記憶が全くありません。
朝早く出発し、主に快速や新快速を乗り継いで東京を目指します。夏休みだったこともあり、乗客の中にも多くの青春18きっぷユーザーがいました。
今乗っているこの電車で私たちが座れているとして、次の区間に乗り換える時には、先ほど目の前に立っていた人が席を取る上で有利になるので、今度は彼らが座り、私たちが彼らの目の前で立っている、という感じです。それを区間ごとに交代する、という感じでした。
疲れたとはいえ、お小遣いの少ない学生の時に安く東京まで行けたというのは交通手段として秀逸でしたし、今となってはとてもいい思い出です。特に若い人には青春18きっぷをおすすめしたいと思います。お金で買えない思い出を作れますよ。
2024年の冬季から青春18きっぷの使用が変わってしまったため、今後使い方が変わっていきそうですが、新しい旅の形を発見できるかもしれませんね。
青春18きっぷ 裏ワザ(中級編)

北海道新幹線オプション
北海道新幹線が開業した際に、それまで利用できていたJR在来線旅客列車が運行しなくなりました。これにより新幹線以外で青函トンネルを利用できなくなり、救済措置として、この「北海道新幹線オプション」が設定されました。
当日有効な青春18きっぷがあれば、2,490円のこのオプション券を購入することで以下の区間の新幹線と道南いさりび鉄道に乗ることができます。
- 北海道新幹線:奥津軽いまべつ〜木古内間
- 道南いさりび鉄道:木古内〜五稜郭間
この区間は通常期で5,220円かかるので、青春18きっぷを持っている条件はあるものの、2,730円も安く移動できます。ちなみにこのオプションで購入するのは「普通車立席」で空席があれば座ってもよい、という席になります。
特急に乗れる特例区間
青春18きっぷでは、基本、特急には乗れません。しかし特定の区間では特急列車に乗車できる特例があります。この区間は、青春18きっぷのみで特急列車の普通車自由席を自由に乗車できます。
- 石勝線(JR北海道):新夕張〜新得間
- 奥羽本線(JR東日本):新青森〜青森間
- 宮崎空港線(JR九州):宮崎〜宮崎空港間
- 佐世保線(JR九州):早岐〜佐世保間
- 室蘭本線(JR北海道):東室蘭〜室蘭間(2024年3月16日以降)
このように青春18きっぷで、あらゆる新幹線や特急列車に乗れるわけではありませんが、お得に乗車できる特例区間を目指してその方向に旅してみるのも面白いかもしれません。
「普通列車グリーン車」を活用
グリーン車自由席や普通車指定席については、グリーン料金や指定席料金を追加することで乗車が可能です。

普通列車のグリーン車自由席は、東海道線や常磐線など首都圏のJR東日本路線に連結されています。これら路線のグリーン料金は、同じ方向の乗車であれば列車を乗り継いでもグリーン料金は1回分でOK。例えば、常磐線の勝田駅から品川駅乗り換えで東海道線の熱海駅まで向かう場合は1,550円です(平日事前料金)。
普通列車でグリーン車を利用した場合、座席がアップグレードするだけで所要時間は変わりませんが、青春18きっぷの長距離乗車による疲労度は大幅に軽減されます。先ほどの勝田駅〜熱海駅でいえば、乗車時間だけで4時間を超えるため、1,550円で青春18きっぷでグリーン車が利用できるメリットは大きいでしょう。
距離区間 | Suicaグリーン料金 | 通常料金(紙のきっぷ) |
50kmまで | 750円 | 1,010円 |
100kmまで | 1,000円 | 1,260円 |
101km以上 | 1,550円 | 1,810円 |
青春18きっぷ 裏ワザ(上級編)

私が昔高校生の時に利用した時は、分厚い時刻表を購入して旅行の期間中ずっと次の路線を調べていました。そういう人が同じ車両にたくさんいたので、あの人たちも青春18きっぷを使って旅行しているんだ、とすぐに分かったものです。
今では、スマホが普及し、便利なアプリがたくさんありますが、何と言ってもお勧めなのが「乗換案内」です。これさえあれば、青春18きっぷを最大限活用することができます。
「乗換案内(ジョルダン乗換案内)」を使用する

「乗換案内(ジョルダン乗換案内)」は駅を出てからの徒歩ルートも検索できるマップ内蔵の乗換案内アプリです。
通常、マップと乗り換えアプリは別々になっていることが多いので、1つにまとめられているのは非常に便利です。また駅ごとの施設やトイレの位置を前もって確認しておくこともできます。
そしてこのアプリには、「青春18きっぷの利用モード」があり、利用可能な普通列車や快速列車のみを対象にした経路検索ができます。
加えて、「青春18きっぷ 裏ワザ(中級編)」でもお伝えした、新幹線や特急列車の特例区間も考慮した経路検索が可能です。
この検索機能は、月額360円の有料プランの機能になるので料金が発生します。それでもこのアプリは検索結果をURLで共有できるようになっているので、一緒に旅行している仲間に簡単に共有できます。旅行している仲間の1人が有料課金すればよいので、お得ですね。
有料プランにすると、1日乗車券の検索モードも使えます。なんと118券種ものフリーパスに対応しているので、これらを利用した場合の交通費も自動で計算してくれます。青春18きっぷと併用してさまざまなパスを利用することで、さらにお得な旅を快適に楽しめますよ。
青春18きっぷを使ったモデルコース

青春18きっぷがあれば、日本中の列車を自由に乗り回れるので、旅行のモデルコースは無限と言えます。ここではほんの一例をお伝えしますが、本格的に計画する場合は、本屋さんに行ってください。たくさんの青春18きっぷ関連の書籍が出ているので、気に入ったプランが載っている本を参考にするといいと思います。
東京発3日用モデルコース(東京 → 新潟・会津エリア)
モデルコース概要
- 関東から北陸・東北へのローカル線旅を楽しむプラン
- 1日目:東京から新潟へ移動。日本海側のグルメや港町の雰囲気を堪能
- 2日目:磐越西線を利用して会津若松へ。歴史や温泉、郷土料理を満喫
- 3日目:会津から首都圏へ戻り、途中駅でちょっとした寄り道も可能
1日目:東京 → 新潟(所要目安:5~6時間)
- 東京駅 or 上野駅 発(高崎線・上越線経由)
- 例)高崎線で高崎へ、そこから上越線や信越本線などを乗り継いで新潟へ向かうルート。
- 移動時間は経路や接続によって5~6時間程度かかります。
- 新潟市内観光
- 古町(ふるまち)エリア:老舗のお店や地酒のバー、海鮮料理が楽しめる食事処などが集まる繁華街。
- ピアBandai:港近くにある食の総合施設。新鮮な魚介や地酒が購入でき、その場で海鮮丼を食べられるお店も。
- イベント例:
- 新潟まつり(8月上旬)
- にいがた酒の陣(3月頃)
- 宿泊:新潟駅周辺にホテル多数
2日目:新潟 → 会津若松(所要目安:3.5~4.5時間)
- 新潟駅 発 →(磐越西線)→ 会津若松駅 着
- 新潟~新津(信越本線)~会津若松(磐越西線)を乗り継ぐ。
- 途中、阿賀野川沿いの車窓景色が美しく、車内からの眺めも見どころ。
- 会津若松観光
- 鶴ヶ城(会津若松城):白い天守閣が美しい城。周辺には武家屋敷や歴史スポットが点在。
- 七日町通り:古い建物が残り、郷土料理・民芸品のお店などが並ぶ。散策におすすめ。
- 会津の郷土料理:ソースカツ丼、こづゆ、日本酒など。
- イベント例:
- 会津まつり(9月)
- 十日市(1月)
- 宿泊:会津若松市内のホテル・旅館、または東山温泉で温泉宿を楽しむのも◎
3日目:会津若松 → 郡山 → 東京(所要目安:4~5時間)
- 会津若松駅 →(磐越西線)→ 郡山駅
- 約1時間強。途中の猪苗代駅で途中下車し、猪苗代湖観光も可能。
- 郡山駅 →(東北本線など経由)→ 首都圏へ
- 郡山から黒磯・宇都宮方面を経由して東京方面へ。
- 途中、宇都宮で降りて餃子を食べる寄り道も楽しい。
- 東京 着
- 午後から夕方にかけて到着するイメージ。
東京発5日用モデルコース(東京 → 東海・関西・北陸周遊)
モデルコース概要
- 首都圏から東海・関西・北陸を大きく一周するルート
- 1~2日目:静岡・名古屋など東海エリアを楽しむ
- 3日目:京都でじっくり観光
- 4日目:琵琶湖・北陸を経由して金沢へ
- 5日目:金沢から在来線を乗り継いで東京へ戻る
1日目:東京 → 静岡(所要目安:3~4時間)
- 東京駅 or 品川駅 発 → 静岡駅 着
- 東海道本線の普通・快速を乗り継ぐ。熱海や三島などで途中下車して観光しても良い。
- 静岡市内観光
- 駿府城公園:徳川家康ゆかりの城跡を整備した公園。
- 静岡おでんや海鮮グルメ:青のり・だし粉をかける静岡ならではのおでん文化。
- イベント例:
- 静岡まつり(4月)
- 大道芸ワールドカップin静岡(11月)
- 宿泊:静岡駅周辺
2日目:静岡 → 名古屋(所要目安:3.5~4.5時間)
- 静岡駅 → 名古屋駅(東海道本線)
- 各駅停車でゆっくり行けば4時間強。途中浜松や豊橋での食事・散策も可能。
- 名古屋観光
- 名古屋城や大須商店街、熱田神宮など見どころ多数。
- 名古屋グルメ:味噌カツ、ひつまぶし、台湾ラーメンなど。
- イベント例:
- 名古屋まつり(10月)
- にっぽんど真ん中祭り(8月)
- 宿泊:名古屋駅周辺
3日目:名古屋 → 京都(所要目安:2.5~3時間)
- 名古屋駅 → 京都駅(東海道本線)
- 大垣・米原経由で2~3時間程度。
- 京都観光
- 清水寺、金閣寺、伏見稲荷大社など有名スポット多数。
- 時間に余裕があれば市バス・地下鉄の1日券やレンタサイクルを利用すると効率的。
- 京都グルメ:湯豆腐、生麩料理、抹茶スイーツなど。
- イベント例:
- 祇園祭(7月)
- 時代祭(10月)
- 宿泊:京都駅周辺または市内
4日目:京都 →(湖西線 or 琵琶湖線)→ 敦賀 →(北陸本線)→ 金沢(所要目安:4~5時間)
- 京都駅 発 →(湖西線~北陸本線)→ 金沢駅 着
- 琵琶湖の西岸または東岸を回って北陸方面へ。途中の敦賀や福井で観光も可能。
- 例)京都→近江今津→敦賀→福井→金沢など。
- 金沢観光
- 兼六園:日本三名園の一つ。四季折々の風情を楽しめる。
- ひがし茶屋街:古い町並みが残る情緒あふれるエリア。金箔ソフトなどご当地スイーツも有名。
- イベント例:
- 金沢百万石まつり(6月)
- 宿泊:金沢駅周辺や近江町市場周辺
5日目:金沢 →(北陸本線~信越本線経由)→ 東京(所要目安:6~7時間)
- 金沢駅 → 富山駅 → 糸魚川駅 → 直江津駅 →(信越本線~上越線など)→ 高崎 → 東京
- 乗り継ぎ次第では長め(7時間前後)になるので、朝早めの出発推奨。
- 途中下車で海沿いの町や駅弁を楽しむのも一興。
- 東京 着
- 夕方~夜にかけて到着イメージ。
西日本発3日用モデルコース:大阪 → 山陰&山陽ぐるっと周遊

モデルコース概要
- 大阪発、広島、山口経由の旅
- 1日目:大阪 →(山陽本線)→ 姫路 → 岡山 → 尾道で宿泊
- 2日目:尾道 →(山陽本線)→ 広島 →(山口線経由)→ 津和野で宿泊
- 3日目:津和野 →(山口線)→ 山口 → 新山口 →(山陽本線)→ 大阪へ帰着
1日目:大阪 → 姫路 → 岡山 → 尾道(所要目安:5~6時間)
- 大阪駅 発 →(JR神戸線・山陽本線)→ 姫路駅
- 約1~1.5時間。
- 姫路観光:世界遺産・国宝「姫路城」を見学。周辺の商店街には地元グルメあり。
- 姫路駅 →(山陽本線)→ 岡山駅
- 約1.5~2時間。車窓から瀬戸内の風景を楽しめる区間も。
- 岡山観光(時間があれば):
- 「岡山城」や「後楽園」などが駅から路面電車やバスでアクセス可能。
- 岡山名物・マスカットやきびだんごなどをお土産に。
- 岡山駅 →(山陽本線)→ 尾道駅
- 約1時間。
- 尾道観光・宿泊
- 「千光寺山ロープウェイ」で尾道の街並みと瀬戸内の多島美を一望。
- 映画のロケ地にもなった細い坂道や古民家カフェが点在。
- イベント例:
- 尾道みなと祭(4月下旬)
- 住吉花火まつり(7月)
2日目:尾道 → 広島 → 津和野(所要目安:5~6時間)
- 尾道駅 →(山陽本線)→ 広島駅
- 約1~1.5時間。
- 広島観光(半日程度)
- 「平和記念公園」や「原爆ドーム」を見学。
- 宮島口へ足を伸ばして、JR西日本宮島フェリー(青春18きっぷ利用可)で宮島へ渡るのもおすすめ。
- 広島グルメ:お好み焼き、牡蠣、もみじ饅頭など。
- イベント例:
- 広島フラワーフェスティバル(5月)
- とうかさん大祭(ゆかたの着始め祭)(6月)
- 広島駅 →(山陽本線)→ 新山口駅 →(山口線)→ 津和野駅
- 広島~新山口は2~2.5時間(乗り継ぎによる)。
- 新山口~津和野は山口線で1~1.5時間。
- 津和野観光・宿泊
- 「小京都」と呼ばれる城下町の風情。殿町通りの掘割には鯉が泳ぐ。
- カトリック津和野教会や太鼓谷稲成神社など名所多数。
- イベント例:
- 鷺舞(さぎまい)神事(7月20日・27日頃)
3日目:津和野 → 山口 → 新山口 → 大阪(所要目安:6時間前後)
- 津和野駅 →(山口線)→ 山口駅
- 約1時間。途中の車窓はのどかな山あいの景色が続く。
- 山口駅周辺(時間があれば):
- 「瑠璃光寺五重塔」は日本屈指の美しさを誇る名塔。
- 「湯田温泉」も近隣にあり、日帰り入浴可能な旅館や施設あり。
- 山口駅 → 新山口駅 →(山陽本線)→ 大阪駅
- 新山口まで約15分、新山口から大阪へは4~5時間。
- 途中、岩国(錦帯橋)・尾道・岡山などで途中下車も可能。
西日本発5日用モデルコース:大阪 → 四国一周プラン
モデルコース概要
- 大阪発、四国一周プラン
- 1日目:大阪 →(瀬戸大橋経由)→ 高松
- 2日目:高松 → 琴平 → 徳島(または阿波池田経由で徳島)
- 3日目:徳島 → 高知(阿波池田・大歩危・祖谷渓方面経由がおすすめ)
- 4日目:高知 → 宇和島 → 松山
- 5日目:松山 →(予讃線)→ 岡山 → 大阪
四国内の移動には「予讃線」「土讃線」「徳島線」「高徳線」などを利用します。路線により本数が限られる区間もあるため、時刻表をよく確認のうえ計画を立ててください。
1日目:大阪 → 高松(所要目安:5~6時間)
- 大阪駅 → 岡山駅(山陽本線)
- 約3~4時間(接続次第)。途中、相生・姫路などで寄り道も可。
- 岡山駅 →(瀬戸大橋線)→ 高松駅
- 約1時間。瀬戸大橋を渡る車窓が絶景。
- 高松観光・宿泊
- 栗林公園:日本庭園の名園。季節ごとのイベントやライトアップもあり。
- うどん県の讃岐うどんは必食。駅周辺にも名店多数。
- イベント例:
- さぬき高松祭り(8月中旬)
- アート県としてのイベント:瀬戸内国際芸術祭(開催年により時期変動)
2日目:高松 → 琴平 → 徳島(所要目安:4~6時間)
- 高松駅 →(予讃線・土讃線)→ 琴平駅
- 約1~1.5時間。
- 琴平観光
- 「こんぴらさん(金刀比羅宮)」への石段登り(785段)で有名。
- 参道周辺のうどん店や土産物店、名物の「灸まん」などを楽しむ。
- 琴平駅 →(土讃線 または 徳島線方面に乗り継ぎ)→ 徳島駅
- 直通ルートが少ないため、途中で阿波池田駅などを経由。
- 徳島観光・宿泊
- 「眉山」ロープウェイで市内を一望。夜景スポットとしても人気。
- 徳島ラーメン、すだちを使ったグルメが豊富。
- イベント例:
- 阿波おどり(8月12~15日)
- 春の阿波おどり(5月GW頃)
3日目:徳島 → 高知(阿波池田・大歩危経由)(所要目安:5~6時間)
- 徳島駅 → 阿波池田駅(徳島線)
- 約2時間。
- 阿波池田駅 →(土讃線)→ 大歩危駅
- 約30分。車窓から吉野川の渓谷美を楽しめる。
- 大歩危・小歩危エリアで下車し、遊覧船やラフティング体験も可能(時間に余裕があれば)。
- 大歩危駅 →(土讃線)→ 高知駅
- 約1.5~2時間。
- 高知観光・宿泊
- 「高知城」や「ひろめ市場」でカツオのたたき・地酒を堪能。
- 日曜市(毎週日曜開催)は地元の特産品やグルメが集まる人気イベント。
- イベント例:
- よさこい祭り(8月中旬)
4日目:高知 → 宇和島 → 松山(所要目安:5~6時間)
- 高知駅 →(土讃線)→ 窪川駅 →(予土線)→ 宇和島駅
- 高知~窪川:1~1.5時間、窪川~宇和島:2時間前後。
- 予土線は「しまんトロッコ」など、観光列車が運行されることもある。
- 宇和島駅 →(予讃線)→ 松山駅
- 約2時間。
- 松山観光・宿泊
- 「松山城」天守から市内を一望。ロープウェイ街も散策に最適。
- 「道後温泉」は日本最古級の温泉と言われる。
- イベント例:
- 松山まつり(8月上旬)
- 道後温泉まつり(3月頃)
5日目:松山 →(予讃線)→ 岡山 → 大阪(所要目安:5~6時間)
- 松山駅 →(予讃線)→ 岡山駅
- 約3.5~4.5時間(区間・接続による)。途中、今治や新居浜、坂出などで途中下車OK。
- 岡山駅 →(山陽本線)→ 大阪駅
- 約2~3時間。
- 大阪駅 着(夕方~夜)
このように一日の移動時間を無理のないように計画すると、旅にかなり余裕が出るので、現地での観光も十分に楽しめますよ。
青春18きっぷ Q & A
- 購入した後に払い戻したい場合、可能ですか?
-
可能ですが、以下の条件が満たされている必要があります。
- 有効期間内で未使用の場合に限り払い戻しが可能です。
- 払い戻しの際には220円の手数料がかかります。
- 一度でも使用した場合や、有効期間を過ぎた場合は払い戻しできません。
- 青春18きっぷでいう1日は、いつからいつまでですか?
-
青春18きっぷは、「1日乗り放題」となっていて、深夜24時までを1日としますが、「いつまで?」に対する答えは、2パターンあります。
まず1つ目です。列車によっては日付をまたぐケースもありますが、この場合、0時を過ぎて最初に停車する駅までが有効とされます。それでその駅に到着した時の選択肢は以下の3つのうちどれかです。
- その駅で下車する
- 車掌や下車駅で申告し、青春18きっぷの次の日のスタンプを押してもらう
- そのまま乗り続けて、下車駅で超過乗車区間の運賃を精算する
2つ目は、電車特定区間というものが関係します。青春18きっぷを使用する場合、電車特定区間に関しては乗車日の日付をまたいだとしても終電車の最後の駅まで有効です。電車特定区間は以下の区間のことです。
参照:JRおでかけネット
- 列車が遅れたために、その日のうちに目的地に着けない場合、救済はありますか?
-
結論から言うと、救済はありません。天災や事故などで電車が遅れた場合でも、上の質問で回答したルールに沿って1日が決まっているため、日が変わったなら料金が発生します。
青春18きっぷ 裏ワザ まとめ
- 青春18きっぷの利用は連続3日間・5日間使用する必要がある。
- 人気の観光地を回るプランを事前に立てることで効率的に使える
- 多くの鉄道路線を網羅するルートを選ぶとより多くの場所に行ける
- 直通運転している電車を利用することで移動がスムーズ
- 地域限定の観光情報を調べることで穴場スポットを見つけられる
- 早朝や深夜の時間帯に移動すると混雑を避けられる
- 停車駅が多い路線を利用すると移動時間が長くなることを考慮する
- 青春18きっぷは通常のシーズンオフの時期に利用する方が混雑が少ない
- 利用する鉄道の路線図を事前に確認しておくと便利
- 途中下車を利用して隠れた観光地を探索するのも一つの楽しみ
- 乗換案内アプリを活用するとルート検索が簡単
- 駅ごとの施設やトイレの位置を事前にチェックしておくと便利
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