2028年のロサンゼルス五輪で、実に128年ぶりに「クリケット」がオリンピックの正式種目として舞台に帰ってくることが決定しました。
「クリケットって、あの野球に似たスポーツ?」 「ルールが複雑で、試合が何日もかかるって本当?」そんなイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
この記事では、そんなクリケットの魅力を、基本的なルールから、野球との違い、戦術、歴史や文化に至るまで、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説していきます。2028年の五輪観戦が100倍楽しくなること間違いなしです。
- クリケットの基本ルールと試合の進行方式
- 野球との違いによるルールの特徴
- 得点方法やアウトの種類
- 試合形式(テスト、ODI、T20)の違い
クリケットとは?基本ルール

日本においてはマイナー競技ですが、実はクリケットは、実は世界の競技人口でサッカーに次ぐ第2位、ファン人口は推定25億人以上とも言われる、巨大な人気を誇るメジャースポーツなのです。
特にインドでは圧倒的な国民的スポーツであり、プロリーグ「インディアン・プレミアリーグ(IPL)」の1試合あたりの放映権料は、アメリカのNFLに次いで世界2位という驚異的な規模を誇ります。
そんなクリケットの、まずは全体像を掴みましょう。クリケットの根幹は非常にシンプルです。
目的は「相手より多く点を取ること」
どんなスポーツにも共通する目的ですが、クリケットも例外ではありません。2つのチームが攻撃と守備を交互に行い、最終的に1点でも多く点を取ったチームの勝ち、となります。これが大原則です。
ウィケットとは?
クリケットをクリケットたらしめている最も重要な要素が「ウィケット」です。これは、フィールドに立てられた3本の木の棒(スタンプ)と、その上に乗せられた2つの小さな木片(ベイル)で構成されています。
クリケットの基本概念
- 守備側(投げるチーム)の目的: 投球で、このウィケットを倒すこと。
- 攻撃側(打つチーム)の目的: ウィケットを倒されないように、バットでボールを守り、打ち返すこと。
野球が「ストライクゾーン」という空間をめぐる戦いなら、クリケットは「ウィケット」という物体をめぐる攻防なのです。打者は空振りしても、ボールがウィケットに当たらなければセーフ。この根本的な違いが、クリケットの独特な戦術を生み出しています。
「フィールド」「ピッチ」「クリース」
クリケットは、広大な楕円形の芝生フィールドで行われます。野球と違い、ファールゾーンは存在しません。打者は360度、どの方向に打っても得点を狙えます。
その広大なフィールドの中央に、「ピッチ」と呼ばれる長さ約20mの長方形のエリアがあります。試合のメインアクションは、すべてこのピッチの上で繰り広げられます。
ピッチの両端にはウィケットが設置され、その手前には「クリース」と呼ばれる白線が引かれています。このクリースは、野球のベースのような役割を果たし、打者が安全かどうか、投球がルール通りかなどを判断する重要な基準線となります。
1チーム11人、交代は原則なし
クリケットは1チーム11人でプレーします。野球と大きく違うのは、一度試合に出た選手は、原則として怪我などのアクシデントがない限り交代できないことです。つまり、11人の先発メンバーが、試合開始から終了まで戦い抜きます。そのため、個々の選手の持久力や、試合の流れを読むキャプテンの采配が非常に重要になります。
クリケットと野球の違い
クリケットへの理解を深める一番の近道は、身近な野球と比較することです。両者は似ているようで、全く異なる哲学を持つスポーツであることが分かります。
項目 | クリケット | 野球 |
試合の決着 | 10アウトで攻撃終了 | 3アウトで攻守交代 |
攻防の目的 | ウィケットを倒す/守る | ストライクゾーンでの勝負 |
得点の仕組み | 2人の打者がピッチを往復 | 走者がベースを一周 |
フィールド | 360度どこでもOK(ファールなし) | 約90度のフェアゾーン |
バット | 平たい板状 | 丸い棒状 |
試合時間 | 形式により多様(約3時間〜5日間) | 9イニング制(約3時間) |
アウト後の処遇 | その試合では二度と打てない | 次の打順が回れば打てる |
特に重要なのが「10アウトで攻撃終了」と「アウトになったら二度と打てない」というルールです。これにより、クリケットでは「アウトをいかに取られないか」が最重要課題となります。
打者は危険なボールには手を出さず、じっくりとボールを見極め、時にはアウトのリスクを冒してでも大胆に高得点を狙いにいきます。この駆け引きが、クリケットの醍醐味の一つです。
得点の仕組み
では、具体的にどうやって点を取るのでしょうか。クリケットの得点は「ラン」と呼ばれます。
基本のラン(1〜3点)
ボールを打った後、ピッチの両端にいる2人のバッツマン(打者)が、それぞれ反対側のクリースに向かって走ります。両者とも無事に到達できれば1ラン(1点)です。守備がもたついている間にもう一度往復できれば2ラン、3往復すれば3ランと、走った分だけ得点が増えていきます。
境界線を越える(4と6点)
走らなくても自動的に点数が入る、ビッグプレーも存在します。
- 4(フォー): 打球が地面を転がった(ワンバウンド以上した)状態で、フィールドの境界線である「バウンダリー」に達するか、越えた場合。自動的に4ランが記録されます。
- 6(シックス): 打球がノーバウンドでバウンダリーを越えた場合。クリケット最大の見せ場であり、野球のホームランに相当します。一気に6ランが加算され、スタジアムの熱狂は最高潮に達します。
クリケットでは、一人のバッツマンが1イニング(1回の攻撃)で100ラン以上を記録することがあり、これを「センチュリー」と呼びます。これはバッツマンにとって最大級の名誉であり、達成した選手には観客からスタンディングオベーションが送られます。
アウトにならない限り打ち続けられるクリケットならではの記録と言えるでしょう。ちなみに歴代最高記録は、一人の選手が1試合で400ランというとてつもないものです。
エキストラ(相手のミスでもらう点)
バッツマンが打たなくても、守備側の反則やミスによって得点が入ることがあります。これを「エキストラ」と呼びます。
ノーボール (No ball)
ボウラーが投球時に軸足を踏み越えるなどの反則を犯した場合。攻撃側に1点が与えられ、その投球は投げ直しとなります。
ワイドボール (Wide ball)
ボールがバッツマンから離れすぎ、到底打てないと審判が判断した場合。こちらも1点が与えられ、投げ直しです。
バイ (Bye)
正規の投球がバットにも体にも当たらず、ウィケットキーパー(捕手)が後ろに逸らしてしまった間に、バッツマンが走って得た点。
レッグバイ (Leg bye)
バットではなく、バッツマンの体に当たったボールで走って得た点。
これらのエキストラが重なると、チームの総得点に大きく影響してきます。ちょっと文章だけだと分かりにくいですね。Youtubeでクリケットの試合などを実際に見ることで、「これがミスによる得点か」と分かっていただけると思います。
代表的な6つのアウト

クリケットにはアウトになる方法が10種類以上ありますが、ここでは観戦で頻繁に目にする代表的な6つのアウトを解説します。(なかなか文章で説明するのは難しいので、それぞれ動画を挿入しています。英語のものもありますが、字幕を付けてご覧ください。)
ボウルド (Bowled)
最も基本的で分かりやすいアウト。ボウラーの投げたボールが、バットや体に当たることなく、直接ウィケットに命中し、倒してしまった状態。
コート (Caught)
野球のフライアウトと全く同じ。バッツマンの打球を、守備側の選手(フィールダー)が地面に落ちる前にノーバウンドでキャッチした場合。
ランアウト (Run out)
得点を狙って走っているバッツマンがクリースに到達する前に、守備側の返球によってウィケットを倒されてしまった場合。野球のタッチアウトに似ています。
スタンプト (Stumped)
バッツマンがボールを打とうとクリースから前に出た隙に、ボールを捕球したウィケットキーパーが、そのボールで素早くウィケットを倒した場合。ウィケットキーパーの超絶技巧が見られるプレーです。
ヒット・ウィケット (Hit wicket)
バッツマン自身が、スイングしたバットや体の一部で、誤って自分のウィケットを倒してしまった場合。なんとも悔しい「自爆アウト」です。
レッグ・ビフォー・ウィケット (LBW)
これはクリケットで最も複雑なルールの一つです。簡単に言うと、「もしバッツマンの足(体)がなかったら、ボールはウィケットに当たっていた」と審判が判断した場合に宣告されるアウトです。
ただし、ボールがピッチのどの位置に落ちたか、バットに少しでも触れていないか、など非常に細かい条件があり、プロの試合ではビデオ判定(DRS)が頻繁に用いられます。最初は「足に当たってアウトになることがあるんだな」くらいの理解で十分です。
ポジションと選手の役割
11人の選手たちは、それぞれ専門的な役割を担っています。
バッツマン (Batsman)
得点を稼ぐ攻撃の専門家。上位打線には、堅実な守備でアウトになりにくいタイプや、積極的に長打を狙う攻撃的なタイプなど、様々な選手が配置されます。
ボウラー (Bowler)
投球でアウトを狙う投手。球速で勝負する「ペースボウラー」と、ボールに回転をかけて変化で打ち取る「スピンボウラー」の2種類に大別されます。
ウィケットキーパー (Wicket-keeper)
ウィケットの後ろに構える、野球のキャッチャーに相当する守備の要。鋭い捕球技術と、スタンプトやランアウトを狙う瞬時の判断力が求められます。
オールラウンダー (All-rounder)
バッティングもボウリングも一流レベルでこなせる万能選手。チームの戦術の幅を広げる、現代クリケットの花形的存在です。
フィールダー (Fielder)
上記以外の選手たち。360度の広大なフィールドを守ります。「スリップ」「ガリー」「カバー」など、野球以上に細かく専門的な守備位置が存在し、キャプテンの指示で目まぐるしくポジションを変えます。
クリケット 3つの試合形式
「クリケットは試合が長い」というイメージは、その多様な試合形式に由来します。観戦したい試合がどの形式なのかを知ることが、クリケットを楽しむ鍵です。
① テストマッチ (Test Match)
クリケットの最も伝統的で格式高い形式。試合日数は最大5日間。投球数の制限はなく、各チームが2イニングずつ攻撃を行います。持久力、精神力、そして深い戦略性が問われるため、クリケットの真髄とも言われます。
② ワンデイ・インターナショナル (ODI)
その名の通り、試合が1日(約7〜8時間)で完結する形式。各チームの攻撃は50オーバー(300球)に制限されています。4年に一度のワールドカップはこの形式で行われます。
③ T20 (トゥエンティ20)
2028年のロス五輪で採用されるのがこの形式です。 各チームの攻撃が20オーバー(120球)に制限され、試合時間は約3時間。球数が少ないため、バッツマンは初めから積極的に「6」や「4」を狙う超攻撃的なスタイルになります。スピーディーでエキサイティングな展開が人気を博し、クリケットファンを世界的に急増させた、まさに「現代のクリケット」です。
T20は、多忙な現代人のライフスタイルに合わせて2003年にイングランドで生まれました。夜間のプライムタイムに試合を終えられる手軽さが受け、世界中でプロリーグが誕生。クリケットの商業化を加速させた革命的なフォーマットなのです。
クリケットの文化と歴史

ルールだけでなく、その背景にある文化を知ると、クリケットはさらに面白くなります。
「紳士のスポーツ」と呼ばれる理由
クリケットは16世紀のイングランドで発祥し、上流階級のスポーツとして発展しました。そのため、相手をリスペクトし、審判の判定に異議を唱えず、正々堂々とプレーすることが重んじられます。この精神は「It’s not cricket(それはクリケット的ではない)」という英語の慣用句(「それはアンフェアだ」という意味)にも表れています。
なぜインドで国民的スポーツになったのか?
大英帝国時代、イギリスの植民地だったインドにクリケットが伝わりました。当初は支配者のスポーツでしたが、やがてインドの人々が独自の才能を開花させ、宗主国イギリスを打ち破ることで、ナショナルプライドを表現する象徴的なスポーツへと変貌を遂げたのです。
「ティータイム」はなぜある?
テストマッチのような長時間の試合では、試合中にランチタイムやティータイムといった長めの休憩が設けられています。これは、選手が水分や栄養を補給するためだけでなく、かつては社交の場としての側面も持っていました。紅茶とサンドイッチを片手に戦略を練る、まさに紳士のスポーツならではの優雅な時間です(※T20形式にはありません)。
日本でクリケットを楽しむには?
実は、クリケットは日本でも楽しむことができます。
- 日本代表の活躍と国内リーグ: 日本にも男女ともに代表チームが存在し、国際大会で活躍しています。また、社会人リーグや大学リーグも開催されており、国内でもハイレベルな試合が繰り広げられています。
- 試合観戦や体験会に参加してみよう: 日本クリケット協会(JCA)の公式サイトでは、国内の試合日程や、初心者向けの体験会の情報が随時更新されています。特に「クリケットのまち」として知られる栃木県佐野市には、国際基準のグラウンドがあり、多くのイベントが開催されています。(参照:日本クリケット協会)
よくある質問

- 走って取れる点数(ラン)に上限はありますか?最大3点までですか?
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いいえ、ルール上の上限はありません。
打った後、守備側の選手がボールをウィケットに戻すまでの間であれば、理論上は何往復でも走ることが可能です。
ただし、現実的には、国際レベルの守備力になるとボールはすぐに戻ってくるため、1回の打球で走って4ラン以上を記録することは極めて稀です。通常は1〜3ランがほとんどで、4ランを走って記録した場合は、守備側のミス(ボールの処理にもたつく、暴投するなど)が絡んでいることが多いです。
- ボウラー(投手)は助走をつけずに、その場から投球してもよいのですか?
-
はい、助走をつけずに投球しても全く問題ありません。
ボウラーの助走は、ボールにスピードや勢いをつけるために行われます。そのため、150km/h近い速球を投げる「ペースボウラー」は、力を最大限にボールに伝えるために長い助走を取ります。
一方で、ボールに回転をかけて変化で勝負する「スピンボウラー」は、スピードを必要としないため、助走を全くしないか、数歩程度の短い助走でリズムを取って投げることがほとんどです。ボウラーの助走の長さを見れば、その投手が速球派なのか技巧派なのかをある程度見分けることができます。
- 11人の選手がいて10アウトで攻撃終了なのはなぜ?最後の1人は打てないの?
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はい、その通りです。最後の1人は打つことができずに攻撃終了となります。
これは、クリケットのバッティングが常に2人1組で行われるというルールに基づいています。フィールドには、ボールを打つ「ストライカー」と、反対側で待つ「ノンストライカー」が常にペアで立っていなければなりません。
チームの10人目の選手がアウトになると、フィールドに残っている選手は11人目の1人だけになります。彼には一緒にペアを組んで走ってくれるパートナーがもういないため、その時点でチームの攻撃(イニング)は終了となります。
- なぜクリケットのバットは、野球と違って平たい形をしているのですか?
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主に2つの理由があります。
- ウィケットを守るため: クリケットのバッティングの最優先事項は「ウィケットを倒されないこと」です。ボールが向かってくる縦長のウィケットを守るためには、野球の丸いバットよりも、盾のように面の広い平たいバットの方が圧倒的に有利です。
打球をコントロールするため: 平たい面でボールを捉えることで、打球を意図的に地面に転がしたり、守備選手がいない方向へ狙い打ったりと、ボールの方向を精密にコントロールしやすくなります。
- ボールは硬いのですか?体に当たった場合、野球のデッドボールのようにプレーは止まりますか?
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はい、ボールは非常に硬いです。そして、体に当たってもプレーは止まりません。
クリケットのボールはコルクの芯を革で覆ったもので、野球の硬球と同じか、それ以上に硬いとされています。そのため、バッターやウィケットキーパーはヘルメットや手足の防具(パッド)で体を固めています。
野球のデッドボールとは違い、体にボールが当たってもプレーは続行されます。そのまま走って得点(レッグバイ)を狙うことも可能です。ただし、その当たったボールがウィケットの方向へ飛んでいた場合は、LBW(レッグ・ビフォー・ウィケット)というアウトになる可能性があります。
- 試合中に選手たちが「ハウザー!(Howzat!?)」と叫んでいるのはなぜですか?
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これは審判に対して「今のはアウトではないですか?」と確認を求める(アピールする)ための叫び声です。
「How’s that?」を省略して一気に発音したものが「Howzat!?」です。クリケットでは、LBWやコート(キャッチ)など、審判の判断が必要なアウトの場合、守備側がアピールをしない限り、審判はアウトを宣告しません。
たとえ誰の目にも明らかなアウトに見えても、アピールがなければプレーは続行されます。そのため、選手たちはアウトだと思ったら、一斉に審判に向かって「ハウザー!」と力強く叫ぶのです。これはクリケット独特の、試合における重要な儀式の一つです。
- アウトの種類の「バイ」と「レッグバイ」は何が違うのですか?
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どちらもバットに当てずに取るエキストラ(追加点)ですが、「体に当たったかどうか」で区別されます。
- バイ (Bye): ボールがバッターのバットにも体にも触れず、ウィケットキーパーが捕球し損ねた間に走って得た点数です。
- レッグバイ (Leg bye): ボールがバッターの体に当たって転がった間に走って得た点数です。(ただし、打つ意思が全くないと判断された場合は得点になりません)
どちらもチームの得点にはなりますが、バッター個人の成績には加算されないという共通点もあります。
- 五輪で採用される「T20」は、休憩も含めて本当に3時間で終わりますか?
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はい、ほとんどの場合、3時間から3時間半程度で終了します。
T20の試合時間の内訳は、おおよそ以下のようになっています。
- 第1イニング(1チーム目の攻撃):約90分
- イニング間の休憩:約15〜20分
- 第2イニング(2チーム目の攻撃):約90分
合計すると約195分(3時間15分)となり、野球やサッカーの試合とほぼ同じ時間感覚で楽しむことができます。このスピーディーさがT20の最大の魅力です。
2028年のロサンゼルス五輪では、ぜひこの記事を片手に、クリケット観戦を楽しんでみてください。きっと、新たなスポーツの扉が開くはずです。
クリケットのルールまとめ
- クリケットは世界でサッカーに次ぐ競技人口を持ち、特にインドで国民的スポーツとして人気
- 試合は2チームが交互に攻撃と守備を行い、より多くの点(ラン)を取った方が勝ち
- 攻撃は2人の打者がピッチを走って得点し、アウトが10人になると攻撃終了
- 野球と異なり360度どこに打ってもよく、ファールゾーンが存在しない
- T20形式は1試合約3時間で完結し、2028年ロサンゼルス五輪で採用される形式
- 主なアウトの種類にはボウルド、コート、ランアウト、スタンプトなどがある
- バットは平たく、ウィケットを守るために形状が工夫されている
- 審判へのアウトのアピールは「Howzat」と叫ぶ独特の文化がある
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