新社会人の方、また近いうちに外資系に転職したいと思っている方は、TOEICでいいスコアを得たいと考えていることでしょう。
筆者が最後にTOEICを受けたのは数年前で、830点でした。決して自慢できる数字ではないのですが、1つ言えるのは、私は英語が大の苦手、ということです。
苦手ながら、TOEIC攻略法を見つけて努力した結果、800点を超えることができました。その辺りのコツを公開して、お役に立てられればと思います。
TOEIC初心者で、まずやることすら分かっていない方には、参考になるはずです。
- TOEICの基本的な構造とそれぞれのパートの攻略方法について理解できる
- TOEIC受験に必要な学習時間の確保方法と計画の立て方が分かる
- 英語の単語や文法、リスニング技能を効率良く向上させる学習方法を学べる
- TOEIC初心者が使用すべき参考書が分かる
TOEIC初心者がまずやること : 1.基礎知識を得る
TOEICとは?
TOEIC(トーイック)とは、非英語圏の人々を対象にした英語能力測定試験です。特にビジネスシーンでの英語使用能力を測定することを目的としており、世界中で広く認知されています。
この試験は、聴解(リスニング)能力と読解(リーディング)能力の二つのセクションで構成されていて、それぞれのスキルを客観的に評価します。
TOEIC Listening & Readingの試験内容
時間 | 問題数 | スコア | |
Listening | 約45分間 | 100問 | 5~495点 |
Reading | 75分間 | 100問 | 5~495点 |
約2時間(120分間)で200問に解答するテストです。解答は全てマークシート形式です。
TOEICの採点方法
TOEICは、「スコアの同一化」と呼ばれる統計処理が行われて点数を算出します。つまり、毎回のテストの難易度によって点数を調整するので、英語力が上がっているのに、前回の点数より今回が下がるということは、基本ありません。
逆に言うと、今回のテストが難易度の高く、全体の平均点が低い場合は、数問間違えても990点取れることがあります。でも試験問題の難易度が低かった場合は、全問正解しても990点取れない場合もあるということです。
興味深いですよね。ですので、自分の実力を毎回評価しやすく、英語力の進捗度を数字で表すことができるんですね。
なぜ他の人は受けるの?
日本で、大勢の人がTOEICテストを受ける理由は、多くの企業が職員の英語能力を判断する一つの基準としてTOEICのスコアを利用しているからです。
特に国際的なビジネスの場でコミュニケーションを取る際には、高いTOEICスコアを持つ人が活躍している、という事実もあります。
そういうわけで、TOEICのスコアは就職や昇進に影響を与えることを知っている人は、TOEICを受けて、スコアを上げる努力をしているわけです。
TOEICは何点から履歴書に書ける?
TOEICのスコアは一体何点から記載できるレベルなのでしょうか。一般的に、600点以上あれば履歴書に記載する価値があるとされています。
なぜなら、600点はビジネスシーンで基本的なコミュニケーションが取れるレベルと評価されるため、英語が求められる職種への応募に有利だからです。
さらに800点以上あれば、高い英語力を持っていると評価され、国際的な業務を担当する職種においても強いアピールポイントになります。
ただし、スコアの有効期限は2年間とされています。それより前の点数を記載することは避けましょう。
あなたのモチベーションは何?
あなたはなぜ、TOEICを受けようと思っておられますか?もちろん、今まで受けたことがないので、自分の英語の実力を知りたいという理由なら、それは本当に素晴らしいことです。
でも、どうせTOEICの世界に足を踏み入れるのなら、転職や海外赴任など、長期的な目標を持って取り組んでみるのはいかがでしょう。
目標がしっかりあれば、TOEIC学習のモチベーションも維持されて、着実にスコアを上げていくことができます。
申込から結果までの流れについて
さて、TOEICの申込から試験結果の受け取りまでの流れを簡単にご紹介しましょう。
まず公式ウェブサイトや認定テストセンターから試験日を確認し、インターネットまたは郵送で申し込みを行います。
申込後、受験票が送付されてきますので、試験当日は、それを持って指定されたテストセンターへ行き試験を受けることになります。試験時間は2時間ですが、開始時間より早目に会場に着くようにしましょう。
その後、通常は1ヶ月以内にオンラインで結果が発表されます。結果はスコアレポートとして受け取ることができ、このレポートには各セクションの得点が記載されていて、自分の英語能力を把握することができます。
費用を把握しよう
TOEIC Listening & Readingの受験料は、7,810円(税込)です。ただし、変更があるかもしれないので、公式サイトで確認してください。
半年後にもう一度テストを受ける場合、割引価格の7,150円(税込)で受けることができます。毎半年に一度受け続けるなら、ずっと割引価格で受験できる仕組みになっています。
支払い方法は、
- クレジットカード
- コンビニエンスストア
- 楽天ペイ
です。ちなみに支払い後キャンセルしたい場合でも、返金はしてくれませんのでご注意を。
それでは、TOEICの仕組みが分かったところで、TOEIC初心者がどうすれば、目標スコアを決めることができるのか解説していきますね。
TOEIC初心者がまずやること : 2.目標を決める
初めてTOEICを受ける場合、どのように勉強を始めたらいいか分からないでしょう。以下の手順で目標を定めることができます。
まずは自分の実力を知ろう
TOEICの学習を始める前に、まずは自分の現在の英語力を正確に把握することが重要です。具体的には、TOEICの公式問題集を購入してテストすることをお勧めします。ちょっと高めですが、覚悟を決めましょう!(この記事の最後に紹介しています。)
最初にテストをしたら、おそらくあなたは、予想しているより点数はとれないでしょう。理由は主に問題の形式にも慣れていないためなので大丈夫です。現時点の点数が分かれば、あとは成長するしかないのですから。
その上で、目標とすべき点数を決める。
自分の実力が分かったら、次にすることは、目標とすべき点数を決めることです。どうやって決めればいいでしょうか?
もちろん長期的には、840点以上を目指すなど、高い目標を持つことができますが、まずは今の実力にあった短期的な目標を定めましょう。
目標の決め方は、テストを受けるまでにあなたが確保できる勉強時間から算出します。TOEICのスコアアップにかかる時間については、オクスフォードが作った論文に有名な表があります。
現在のスコア | 目標スコア | ||||||
350 | 450 | 550 | 650 | 750 | 850 | 950 | |
250 | 200 | 425 | 700 | 950 | 1150 | 1450 | 1750 |
350 | 225 | 450 | 700 | 950 | 1225 | 1550 | |
450 | 225 | 450 | 700 | 975 | 1300 | ||
550 | 225 | 450 | 725 | 1050 | |||
650 | 225 | 500 | 825 | ||||
750 | 275 | 600 | |||||
850 | 325 |
まず、左側に現在のスコアが表示されています。そして、上に目標とするスコアがあります。現在のスコアから目標のスコアに到達するために必要な勉強時間が、クロスしているセルの数値になります。
例えば、あなたが今450点で、目標が650点なら、450時間の学習が目安となります。
「げっ!200点上げるのに、450時間もかかるの!」と思ったあなた。大丈夫です。努力はうそをつきません。少しずつ積み上げればいいのです。
いつのTOEIC試験を受けるか?
TOEIC試験は、年に約12回、月平均1回開催されています。ではいつの試験を受けるのが最適でしょうか?
あなたの予定とモチベーションによりますが、3か月後から6か月後くらいを目安にできます。まずは試験日を決めてしまいましょう。
例えば、あなたが今450点のスコアとして、3か月後にテストを受けるとすれば、90日あります。上の表によれば、550点のスコアに到達するには、225時間の勉強時間が必要です。
単純に225時間÷90日=2.5時間/日になります。もちろん平日は1.5時間×5日、土日で5時間×2日のようにするのもOKです。
自分が確保できる時間と目標スコアが決まれば、あとは勉強するのみです。
勉強時間を確保するためのヒント
忙しい人でも目標を決めて、時間を確保する必要が生じると、案外できるものです。例えば、上記の例でいう2.5時間×90日の例で考えてみましょう。
平日に2.5時間の勉強時間を確保するって大変そうですよね。でもまとまった時間は確保できなくても、分割すれば可能です。
- 朝30分早起きする➡文法を勉強する
- 通勤時間30分×往復=1時間➡単語を覚える
- あとは帰宅後1時間確保➡長文読解をする
こんな感じだと、あなたもできそうではないでしょうか?勉強時間をいつも意識することで、細切れの時間を活用し、毎日の目標に到達することができます。
一度習慣になれば、やめる方が気持ち悪くなります。TOEIC初心者は、まず勉強が習慣になるように心がけましょう。
さて、目標スコアも決まり、勉強時間も決まりました。ではTOEIC初心者がどのように英語学習をすればよいか、具体的に見ていきましょう。
TOEIC初心者がまずやること : 3.パートごとに対策する
TOEICは、毎回出題パターンが決まっています。そしてそれぞれのパートごとに異なる攻略方法があります。それでまずは、攻略方法について知った上で、勉強の計画を立てるようにしましょう。それが一番効率が良い方法です。
最初に、TOEIC試験の全体の特徴について解説します。
TOEIC全体に共通するコツ
TOEICは7つのパートに分かれている
このTOEICテストは、リスニングとリーディングの2つの大きなセクションで構成されていて、それぞれいくつかのパートがあります。
リスニングセクションは4つのパートから成り、具体的には写真の説明、応答問題、会話問題、短い講演やアナウンスの理解が含まれます。
リーディングセクションも3つのパートに分かれ、短文穴埋め問題、長文穴埋め問題、そして複数の読み物を理解する問題が出題されます。
これらのパートごとに異なる技術が求められるため、各パートの形式を理解し、それに適した勉強法を取り入れることが、スコアアップに繋がります。
リスニングセクション(約45分・100問)
- Part1 写真描写問題 6問
- Part2 応答問題 25問
- Part3 会話問題 39問
- Part4 説明文問題 30問
リーディングセクション(75分間・100門)
- Part5 短文穴埋め問題 30問
- Part6 長文穴埋め問題 16問
- Part7 1つの文書:29問、複数の文書:25問
参考:【公式】テストの形式と構成TOEIC Listening & Reading Test|一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会
TOEIC公式サイトには、各パートのサンプル問題があるので、TOEICの問題を見たことがない人は、参考にしてください。
TOEIC攻略の全体としてのコツ
まず、全体として必要なのが、スピードです。とにかく問題数が多く、TOEIC中級者でも時間が足りません。試験の途中で「時間が足りない」と思うと、焦ってしまい、問題に集中できなくなってしまいます。
それで、普段からスピードを意識した英語学習をしましょう。
- 選択肢を選ぶときには、迷わず直感で!
- 長文も、いつも速く読む意識で!
迷っている暇はありません、「分からないならその問題はさっさとあきらめて、次に行く」、それくらいの潔さが必要です。
TOEIC各パートごとの攻略法
では、7つのパートそれぞれの攻略方法について説明していきます。
TOEIC攻略:Part1 写真描写問題
Part1は、写真描写問題です。写真には、人が1人以上映っていて、その人についての描写がアナウンスされます。印刷されている4つの答えから1つを選びます。6問です。
攻略法は、
- 英語の耳を鍛える
- 単語を覚える
です。普段から、映画やYouTubeなどで、生の英語をよく聞き、耳を慣らしておきましょう。
ちなみにTOEICのリスニングで出てくるネイティブは、アメリカ人、イギリス人、オーストラリア人、カナダ人、ニュージーランド人です。各国によって、アクセントに違いがあるので、普段からさまざまな国の英語を聞くとよいでしょう。
アナウンスされる文章の中には、混乱させるような難易度の高い単語が含まれることがあります。いわゆる”引っ掛け”です。単語の意味を知っていれば、自信をもって判断できます。
TOEIC攻略:Part2 応答問題
Part2は、英文が1つ流れ、内容に適切な答えを3つの選択肢から1つ選びます。25問あります。このPart2は、TOEICの中でも唯一3択問題なので、高得点を狙うには抑えておきたいパートです。
攻略法は、
- アナウンスされる冒頭に注意を集中する
- 同じ単語、同じような発音の単語がある選択肢は、不正解の確率が高い
です。まず、音声の冒頭に注意を払う、というのは、質問文の場合です。Who~?や What~?のように5W1Hの質問形の場合、自然と答えが限られてきますよね。
そして、Do you〜? Are you〜? のように、Yes/No で答えるケースも、回答が限られます。ですから、問題が読まれる時には、冒頭の単語に集中しましょう。
答えにある単語が、質問文で読まれた場合、ほぼほぼ引っ掛けです。TOEIC初心者は引っかかりやすいので、注意しましょう。何となく雰囲気で選ばされる答えは、不正解の確率が高いです。
TOEIC攻略:Part3 会話問題
Part3は、2人ないしは3人による英語の会話が行なわれ、それぞれの1回の音声につき3つの設問が用意されています。合計で39問になります。
攻略法は、
- 設問を先読みする
- 場面をイメージする
です。このPart3は、最初に会話の音声が流れ、その後書かれている設問をネイティブが読みます。でも聞くべきは、最初の会話の音声のみでいいわけです。
それで、流れとしては、「次の問題の設問を先読みする」➡「会話を聞く」➡「速く回答する」➡「次の問題の設問を先読みする」の繰り返しです。
例えば、TOEIC公式のサンプルで出ていた質問を使って説明します。3つの設問は、
- Why is the woman calling?
- What does the man ask the woman about?
- What does the man offer to do?
です。日本語に訳すと、それぞれ
- その女性はなぜ電話してきたのですか?
- その男性はその女性に何を尋ねるのか?
- その男性は何を申し出たのか?
という意味になりますよね。
これらの設問を先読みしておくと、会話の流れが「女性から電話がかかってくる」➡「男性が質問する」➡「最後に男性が何かを申し出る」となることが、アナウンスされる前に分かります。
あとは、質問の答えとなる部分だけに意識を集中して聞き取れば、3問正解も難しくはないはずです。
TOEIC攻略:Part4 説明文問題
Part4は、ナレーションのようなミニトークや、スピーチなどを聞き、その内容にあった答えを4つの回答から選ぶパターンです。全部で30問です。
攻略法は、Part3と同じく
- 設問を先読みする
- 場面をイメージする
になります。各音声は、30秒~60秒です。その中で3問の答えが順に出てきます。感覚になりますが、最初の10~20秒の中に最初の設問の答え、次に2つ目、最後に3つ目のように流れに乗って答えの部分だけを聞き取る意識で音声に集中しましょう。
このPart4あたりになると、疲れてきます。集中して音声を聞き続けるのは大変です。対策として、普段から英語を長い時間集中して聞くトレーニング、あるいはシャドーイング(英語の会話を聞いてすぐ自分も真似して発音すること)を行うとよいでしょう。
TOEIC攻略:Part5 短文穴埋め問題
Part5は、文法問題です。全部で30問ですが、1問あたり15秒~20秒で回答していきたいところです。
攻略法は、
- 文法の問題集をひたすら繰り返す
- 語彙力を上げる
です。文法に関しては、記憶するだけです。努力がそのまま点数につながります。TOEIC試験対策の文法の参考書をひたすら繰り返して解くとよいでしょう。あとでお勧めの参考書をご紹介します。
また、品詞や前置詞に関する問題の場合、設問の文章を全部読む必要がなく、答えを選ぶことすらできます。例えば、TOEIC公式のサンプル問題を解説しますと、
Gyeon Corporation’s continuing education policy states that ——- learning new skills enhances creativity and focus.
(A) regular
(B) regularity
(C) regulate
(D) regularly
TOEIC公式ページ(サンプル問題)
というものがあります。「learning」が動名詞であることが分かれば、答えが副詞しかないことが一瞬で分かります。答えは(D)のregularlyです。この場合、その前の文章「Gyeon Corporation’s ~」は読まなくても回答できます。
このように普段から単語を覚える際に、品詞も意識していると、TOEICの文法問題を攻略するのに役立ちます。
TOEIC攻略:Part6 長文穴埋め問題
Part6は、長文穴埋め問題です。全部で16問ありますが、1問あたり40秒以内で解くことを目標にしましょう。できればPart7に時間を割きたいからです。
攻略法は、
- 設問を先に見る
- 文章を全部読む
Part6も、長文を読む前に、どういう質問がされているのかを先に見るようにしましょう。答えを意識して英文を読むことで、時間短縮できます。
またこのパートは、「単語を選ぶ設問」のように、全体の文章の意味が分からなくても答えられる問題がありますが、「文章の挿入」のように全体の意味が分かっていないと解けない問題もあります。
それで、どういう内容かをイメージしつつ、速読することが攻略のカギになります。
TOEIC攻略:Part7 長文読解
Part7は、長文読解です。まず、文書が1~3与えられ、それらを読み設問に答えます。文書が1つのものをシングルパッセージ、2つのものをダブルパッセージ、3つのものをトリプルパッセージ、と呼びます。
一般的にはトリプルパッセージが難易度が高い場合が多いですが、すべての質問が難しいわけでもありません。
攻略法は、
- 設問を先に見る
- 何に関するテーマなのかを理解する
まずは、パッセージを読む前に設問を軽く見て、何に関する質問がなされているのかを知ります。TOEIC攻略の基本ですね。
そして次にそれぞれのパッセージが何に関する文書なのかを理解するようにします。例えば、公式のサンプルから引用すると、以下のようなパッセージの場合、赤で囲った「advertixement」や「Used Car For Slae」などになります。
この文章が「中古車販売の広告」に関するものであることが分かれば、内容はある程度予測できますよね。
この文章の質問は2つ。
- What is suggested about the car?
- According to the advertisement, why is Ms. Ghorbani selling her car?
①では、提案の内容、②では、車を売る理由、が聞かれています。あとはその答えの部分を探す作業になります。
TOEIC攻略のまとめ
ここまで、7つのパートの攻略法をそれぞれ書いてきましたが、TOEICを効果的に攻略するためには、英語力だけでなく、コツがいることがお分かりいただけたと思います。
まとめると、
- 次の設問の先読み
- とにかくスピードが必要
- 各パートの形式と出題パターンに慣れる
です。TOEICは特に時間管理が重要で、各セクションを効率よく解く技術が求められます。
例えば、リスニングセクションでは、問題を聞きながらすばやく答えを選ぶ訓練をすることが重要です。また、リーディングセクションでは、長文を速読し、情報を素早く把握する練習を積むことがポイントです。
これらのスキルは、実際にTOEIC形式の練習問題を繰り返し解くことで、徐々に向上していきます。このように、具体的な練習を通じて、試験で高得点を目指しましょう。
参考書はこれだけでOK
書店に行くと、TOEIC関係の参考書は山ほどあります。でも特にTOEIC初心者の場合、少ない参考書を何度も繰り返し学習した方が記憶に残りやすく、効率的です。
私が実際に使っていた3つの参考書をご紹介します。この3冊で十分です。
- 単語用:音声DL付】キクタンTOEIC(R) L&Rテスト SCORE 500-990(自分のレベルにあったもの)
- 文法用:「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」
- 過去問:公式 TOEIC Listening & Reading 問題集1-9(とりあえず1冊)
TOEIC初心者におすすめの参考書を選ぶ際には、基本からしっかりと学べる内容が重要です。紹介した3冊の書籍は、頻出の単語や文法を効率的に覚えることができ、基礎力の向上に役立ちます。
これらの参考書は、実際のテストでよく使われる表現や語彙が網羅されていて、各章の終わりには実際のテスト形式に則した練習問題も収録されているため、知識を試しながら学べます。
今はアプリでも勉強できる
私はあまり使っていませんでしたが、最近では、スマートフォンやタブレットを使用して手軽に英語学習ができるアプリが数多く登場しています。
例えば、「スタディサプリENGLISH」や「Duolingo」のようなアプリは、TOEIC対策に特化しており、リスニングやリーディング、文法練習が可能です。これらのアプリは通勤中や隙間時間にも学習を進められるため、忙しい人にも最適です。
また、リアルタイムでのフィードバック機能を持つものも多く、自分の弱点を即座に把握し、効率的に学習を進めることができます。アプリを利用する際は、自分の学習目標や好みに合わせて、機能豊富なものを選ぶとよいでしょう。
過去問はできるだけ解く
TOEICの対策において過去問を解くことは非常に効果的です。過去問を解くことで、試験の形式や問題の傾向、出題される語彙や表現に慣れることができるからです。
実際に過去の試験問題を時間を計って解くことで、試験時のタイムマネジメントも鍛えることができます。可能であれば、多くの過去問を繰り返し解き、間違えた問題は徹底的に復習するようにしましょう。それだけでスコアはかなり伸びるはずです。
この記事が、TOEIC初心者さんが、まずやることを理解してスタートを切るきっかけになると嬉しいです。
TOEIC初心者がまずやること3選まとめ
1.基礎知識を得る
-TOEICを受ける理由を明確にする
2.目標を決める
-現在のスコアを知る
-目標点数を決める
-受験日を決める
-必要な勉強時間を知る
3.パートごとに対策する
-適切な勉強法を知る
-必要な参考書を知る
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