「寿司作り」でインバウンド − 人気上昇中の「寿司作り体験」

体験,寿司,飲食店

日本の文化「寿司」を学びたい外国人

訪日外国人旅行客の日本での楽しみ方が「モノよりコト」に変化していますが、日本の文化「寿司」を食べるだけではなく、「実際に作ってみたい」という外国人が増えています。知り合いの中国人旅行ガイドが言っていましたが、中国人旅行客にも寿司作り体験は人気が高いのだそうです。中国に限らず他の国からの旅行客にも大好評だということなので、いくつか成功している寿司作り体験ツアーをご紹介します。

外国人に寿司作り体験を提供している店舗例

Tokyo sushi making tour
http://www.tokyo-sushi-making-tour.com/
(英語・中国語)

2013年の設立以来、4,000名を超える外国人のお客様に寿司作り体験を提供しているそうです。体験レッスンの言語は英語。レッスンは午前の部と午後の部に分かれていて、各2.5時間。料金は一人7000円。寿司の知識がない外国の方や子供でも楽しめるように、楽しいプログラムが組まれています。トリップアドバイザー(英語)を見ると、西洋人から大好評のようです。


Sushi Making Experience Japan
http://sushi-making.com/
(英語)

東京すしアカデミーを卒業したプロの寿司職人が、優しく丁寧に寿司作りを指導しています。レッスンは毎週土曜日と祝日、午前の部と午後の部があり、講習時間は各2.5時間。レッスンの言語は英語、料金は一人7500円です。こちらも外国人に大好評で、トリップアドバイザーの「2018年度エクセレンス賞」を受賞しました。130人の外国人旅行客が「Bravo!」と評価しています。

築地玉寿司
http://www.tamasushi.co.jp/
(英語)

ベテランの板前が親切丁寧に、本格的な寿司作りを指導してくれます。平日の10:30からのコースと土曜日9:30からのコースがあり、体験時間は90分。料金は、スタンダードコースで一人8000円。指導は日本語なので通訳が必要となりますが、予約の際に通訳ガイドを申し込むことができます。本格派のレッスンなので、まるで板前になったかのような体験ができるため人気があります。

東京寿司アカデミー築地校
https://trysushi.tokyo/

東京すしアカデミー築地校では、訪日外国人旅行客向けに本格江戸前寿司の技術を教えています。所要時間1時間半ほどで、寿司握り体験ができます。自分で握った寿司は食べ放題なので、子供達も楽しく参加でき、日本人にも外国人旅行客にも人気があります。英語対応しており、参加した外国人からも高評価を得ています。

トリップアドバイザー(英語)でも評価が高いです。



The Japan Association of cooking for Foreigners
外国人向け料理教室協会
https://cookingforeigners.org/

こちらは「寿司体験」ではないのですが、外国人に「和食」を教えるビジネスを始めたいと考えている方のための講座です。
一般社団法人の外国人向け料理教室協会が開催する育成プログラム「WASHO COOK」(わしょクック) は、外国人に日本の食文化を教え、外国人旅行客に日本食の良い思い出を作ってもらうことを目的とした料理講座を開いています。外国人旅行客に和食を教えたいと思っている方や、外国人向け料理教室をビジネスとして始めたい方が専門の知識を学ぶことができます。

まとめ

訪日外国人旅行客が楽しみにしていることの一つは「日本食」を食べることです。誰でも外国に旅行に行ったら、その土地の美味しいものを食べてみたいと思いますし、「どうやって作るんだろう」と思いますよね。日本の文化「寿司」を実際に作ることができたら、それは外国人にとって忘れられない思い出となり、その体験を自国でも広めることでしょう。そして、寿司だけではなく日本料理の文化も外国人に発信してゆくなら、再び来日する外国人が増えることでしょう。

訪日外国人旅行客の誘致に成功しているお店は、ウェブサイトや通訳などの「英語対応」をしっかりと行なっているという共通点があります。今後は訪日外国人の増加に伴い、英語だけではなく「多言語対応」を行なってゆくことが必要とされます。「観光大国日本」として、インバウンド対策を充実させてゆきましょう。

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