ベトナムで人気のECサイト5選

ベトナム

はじめに

ベトナムは人口9700万人以上を抱えていて、近年アジアでも特に目覚ましい経済成長を遂げています。国連の統計によれば、2055年頃までは人口増加が続くとの予測も出されており、マーケットがまだまだ拡大する可能性を秘めています。マーケットとしてはとても有望であり、そのためベトナムに進出したり、進出を検討する企業は多いことでしょう。

また、インターネットユーザーも合計で6817万人おり、これは人口の約70%が利用していることになります。加えて15歳以上の人口の識字率も96%と高い水準になっています。こうした状況も、進出するには好都合といえるでしょう。

ベトナムのECの現状

現在、ベトナムのEC市場の規模は、2019年で100億USドル(約1兆700億円)、さらにアメリカの調査会社ベインアンドカンパニーの推測によれば2025年までには244億USドル(約2兆6千億円)に達すると予想されています。これは2018年の6.5倍になる見込みです。(参考:https://www.viet-jo.com/news/economy/191220200107.html)

さらに、現在東南アジアのEC利用者が約1億2,000万人いるとされていますが、ベトナムのEC市場はインドネシアに続く速さで成長しており、2025年までに43%の成長が見込まれているほどです。2018年の日本のEC市場の成長率が9.1%、中国のEC市場の成長率が17.5%という事実と比較すると、ベトナムのEC市場の成長がとてもスペシャルであり、ブルーオーシャンEC市場であると言えるのは間違いないでしょう。

ベトナムのECの特徴

2020年1月に行われたアンケートによる、過去1か月にインターネットで以下のアクティビティを実行したと報告した16歳から64歳までのインターネットユーザーの割合です。

商品検索(デバイスの種類問わず) 84%

オンラインショップページ訪問(デバイスの種類問わず) 75%

オンラインで商品購入(デバイスの種類問わず) 75%

  そのうちパソコン経由 35%

  そのうちモバイル経由 59%

また、2019年にGoogleで検索されたショッピング関連のキーワードランキングも興味深いものになっています。

1位 GIẦY (靴)

2位 ĐỒNG HỒ (時計)

3位 IPHONE (iPhone)

4位 SAMSUNG (サムスン)

5位 ĐIỆN THOẠI (携帯・スマートフォン)

6位 OPPO (オッポ)

7位 XE MÁY (バイク)

8位 LAZADA (ショッピング)

9位 DỊCH (コロナウィルス感染症)

10位 HONDA (バイク) ベトナムではバイクのことを「ホンダ」とも言います。

ベトナムで人気のECサイト

Shopee

App Store より

シンガポールのSeaグループ資本で、東南アジアおよび台湾における主要な電子商取引プラットフォームです。Shopeeは、継続的なプロモーション等が功を奏し、現在2位のLazada(ラザダ)と4位のThế Giới Di Động(モバイルワールド)を突破して、ベトナムのeコマースでサイトアクセスランキング1位になりました。 また、プラットフォームを常に改善することを目指しており、東南アジアおよび台湾では多くの人に選ばれています。家電製品から家庭と生活、健康と美容、子供のおもちゃ、ファッション、スポーツ用品まで、幅広い製品を取り揃えており、価格も低いことから、利用シェアが拡大しています。

https://shopee.vn/

Lazada

App Store より

2011年にドイツのロケットスタート社がLazada Groupを設立し、2012年初頭にLazada.vnで正式にベトナム市場に参入しました。現在は中国のAlibaba(アリババ)がLazada Groupの83%の株式を取得し、運営しています。LazadaGroupは東南アジア最大のオンラインショッピングセンターで、現在インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムの6か国で展開しています。

Alibabaが運営を始めてから完全に送料無料をなくしたため、Lazadaは市場での順位を落とすことになりましたが、Lazadaならではのセールスポイントがあります。例えば、支払い前に商品を実際に確認出来ることや商品の返品交換期間が7日から14日以内、さらに特別な商品の返品交換期間が最長30日と長いのもメリットです。

そのため、送料を支払ったとしてもここで購入する多くの利点があります。健康と美容、インテリア装飾、ファッション、携帯電話、タブレットから家電製品に至るまで、数十万もの製品を取り扱っています。

https://www.lazada.vn/

Tiki

App Store より

ベトナムで2010年に生まれた電子商取引の先駆者であり、最大かつ最も成功した企業といえます。こちらには中国の「JD(JingDong)」が出資しています。もともとはオンライン書店のWebサイトから始まりましたが、ベトナムの主要なeコマースWebサイトの1つになり、今では書籍、コンピュータ、デジタル機器、電化製品、美容、事務用品、母親と赤ちゃん、スポーツの10カテゴリーをメインにさまざまな製品を扱っています。Tikiの商品は、ShopeeやLazadaほど豊富ではありませんが、顧客対応サービスと製品の品質で人気があります。

Tikiで販売されている製品は厳しく検閲されているため、品質が高く、不良品はほとんどありません。特に、Amazonで言えばamazon basicsのようなTiki Traddingによって販売される製品では、不良品はめったに遭遇することはありません。また、amazon primeのような有料サービス、 Tiki Nowを展開しており、倉庫があるハノイ、ダナン、ホーチミンなどの主要都市部では2時間以内という非常に速い配達を実現しています。 

https://tiki.vn/

Thế Giới Di Động (Mobile World)

App Store より

1,700以上の実店舗をベトナム全国に展開しているThế Giới Di Động(モバイルワールド)は、ベトナムで最大の携帯電話とパソコンの小売業者で、ベトナム人で知らない人はいないでしょう。オフラインの携帯電話小売市場シェアの大部分を占めているだけではなく、ベトナムの電子商取引でも4番目の位置を占めています。

100%正規品を扱い、初期不良は30日以内であれば無料で交換してくれます。カスタマーサービスとアフターケアが高く評価されています。さらにオンラインで注文し、自分で直接店舗に行って受け取ることも、近くの店舗のスタッフが自宅に配達することもできます。通常は購入後、商品受け取りまで3日もかかりません。

さらに現在では、家電販売店・スーパーマーケット・ドラッグストアなども展開し、携帯電話とパソコン販売店と合計で3,300店舗を運営しています。

https://www.thegioididong.com/

Sendo

App Store より

Siêu chợ Sen Đỏ(Sendo.vn)は、ベトナムの大手インターネットプロバイダーFPTが運営するeコマースサイトです。ソフトバンクも出資しているメルカリのようなC2Cで50万人以上の売り手が1700万アイテムを販売、年間換算流通総額は10億USドルに達します。 Sendo.vnでは、以前多くの偽物や偽造品が販売されていましたが、Sendo.vnはここで販売店を厳しく管理し、また、積極的な変更、プロモーションの強化、送料無料により、すぐにベトナムのトップ5のeコマースビジネスに到達しました。

149,000VND(約750円)以上の商品で全国送料無料、送料の最大値引きは50,000(約250円)になっています。 また、商品購入代金支払い前に商品を直接確認でき、商品の交換と返品も簡単で、送料無料です。

https://www.sendo.vn/

ベトナムのECサイトの決済方法

ベトナムでは、銀行口座を持っている人が全人口の30%、クレジットカードを持っている人は4.1%に過ぎません。

そのため、オンラインショッピングでの決済方法としては、クレジットカード37%、銀行振り込み30%、現金(代引き)17%、電子決済11%となっています。

まとめ

ベトナムのEC市場について取り上げてきましたが、課題点もいくつかあります。

例えば、配送ネットワークがまだ弱い、偽ブランド品が見受けられる、注文後気が変わってしまうなど、ユーザー側に原因がある場合も含めて、返品率が高いことなどが挙げられます。また、オンラインに不慣れなベトナム人がまだ多くいることに加えて、模倣品や粗悪な商品が流通しているので、オンラインショッピングにおける決済をまだ完全にキャッシュレスに移行できていないのが現状です。

それで、良質な商品のラインナップ、カスタマーサービスなどのきめ細かい対応、サイトの使い勝手をよくするなど、ベトナム人の要望にしっかりと対応することが今まさにEC事業者に求められています。

しかしその一方で、これからもベトナムのEC市場は急拡大・急成長することが予想されています。それでこれからもブルーオーシャンに眠るビジネスチャンスを探していきましょう。

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