【無料でも使える】LinkedIn(リンクトイン)シリーズ3・料金プラン編

ビジネス特化型の実名SNSとして多くの国で利用されているリンクトインですが、日本ではまだまだ知名度は高くありません。実は非常に役に立つ有料プランも用意されていますが、有料プランについて知らないという方も少なくないというのが現状です。

そこで、今回はストラテのリンクトインシリーズ第3弾として、無料会員と有料会員の違いについて紹介していきます。

基本的には無料で利用できる

Basicアカウントについて

リンクトインでは1ヶ月無料でトライアルできるPremiumアカウントのほか、無料のBasicアカウントも提供しています。Basicアカウントでは次のことができます。

  • 同僚や同級生とつながり、親交を深める
  • 推薦状を依頼または提供する
  • LinkedIn メンバーを検索し、プロフィールを閲覧する
  • InMail メッセージを制限なしに受信する
  • 検索を保存し (最大 3 件)、該当するデータについて毎週アラートを受け取る

出典:リンクトイン公式ヘルプ

このほか、企業からスカウトメールを受け取ることも無料ですので、仕事を探している方は登録しておいて損はありません。

会社ページも無料で作成できる

Basicアカウントの範囲でも会社ページの作成は無料です。会社概要や連絡先などといった基本情報の掲載、記事の投稿、イベントの作成なども行えます。ただし、法人としてリンクトインにページを作るのであれば、やはり使い勝手や機能の面から有料版を選んだ方が便利です。

有料会員には付加的な機能が追加

リンクトインには様々な有料プランがあり、用途によってプランを選択することができます。

  • 「Essentials」:求職者向けのプラン
  • 「Pro」:Essentialsの強化版
  • 「Sales Navigator Core」:営業担当向けのプラン
  • 「Recruiter Lite」:採用担当者向けのプラン

有料と無料の一番の違いは「メールを送る権利」

有料版と無料版の一番の違いは、有料版は「InMail」の存在です。リンクトインでは「つながり(ツイッターのフォローに該当)」があるアカウント同士であれば、無料アカウントであっても自由にメッセージをやり取りできます。しかし、「つながり」を持たない相手にメッセージを送るには「InMail」を利用する必要があります。この「InMail」機能は有料会員にしか利用できません。

リンクトイン社の調べによると、「InMail」は通常のEメールに比べて約3倍もの返信率があったとのこと。普通であればなかなか知り合うことのできないような大企業の社長や有名人などでも、高い確率で繋がりを持てるということを考えると、お金を払う価値は十分にあります。また、「InMail」は有望な人材を「ヘッドハンティング」する際の有効なアプローチ法としても有効です。

なお、「InMail」は無制限で送れるわけではなく、有料プランの種類によって回数が異なります。例えば、「Essentials」プランでは月に5回しか送れませんが、「Sales Navigator」では最大50回送ることが可能です。

他人のプロフィールを閲覧できる回数にも違いが

リンクトインはビジネス特化型の実名SNSですので、「営業先」のリストを作るためのツールとしても適しています。

しかし、無料アカウントの場合はプロフィールを閲覧できる回数に制限が設けられています。リンクトインではこれを「商業使用制限」と呼んでいます。具体的な閲覧可能回数は公開されていませんが、月300回以上の検索を行うと警告が出されるとも言われています。なお、1か月経つと回数はリセットされます。

一方で、有料アカウント(「Essentials」は除く)ではこの制限が解除されます。

有料版には4つのプランがある

引用:リンクトインHP

この項目ではリンクトインの4つの有料プランについて簡単に解説します。詳細は公式サイトをご参照ください。

Essentials

就活プランとも呼ばれている「Essentials」は求職者向けのプラン。採用責任者や求人の掲載者に直接売込みしたり、人材担当者がプロフィールを簡単に見つけたりすることができるようになります。

利用料金は「月3,645円+税(1か月無料)」と4つのプランの中で一番安い価格となっており、「InMail」を送れる件数は月5件

過去90日の間に自分のプロフィールを閲覧したユーザーを確認することができるので、自分がどういった企業に探されているかを知ることができます。また、リンクトインラーニングへ無制限にアクセスすることができます。

ただし、前述したようにプロフィールの閲覧に制限があるプランですので、その点ではBasicアカウントと変わりがありません。

Pro

こちらも求職者向けのプランで、前述したEssentialsの機能にプラスしていくつかの機能が付いたEssentialsの強化版です。

利用料金は「月5,091円+税(1か月無料)」となっており、「InMail」を送れる件数は月15件となっています。

こちらのプランはEssentialsとは違い、プロフィールの閲覧制限がありません。また、ビジネス関連データの利用が可能なのも特徴です。

Sales Navigator Core

「Sales Navigator Core」は営業担当者向けのプランです。ターゲット市場の営業先候補を見つけ出すのに役立ちます。

利用料金は「月7,182円+税(1か月無料)」となっており、「InMail」を送れる件数は月50件。現在のプランの中では一番送信可能数の多いプランです。

Proのすべての機能にプラスして、次の5つの機能を利用することができます。

  • リードとアカウントの詳細な検索
  • リードとアカウントリストのカスタマイズ
  • 営業先候補の提案およびリードの保存
  • 10,000件の保存済みリード
  • リアルタイムアップデートおよびアラート

リンクトイン上で仕事の依頼が来たり成約したりするケースも珍しくありませんので、他社への就職を考えていないオーナー社長などもリンクトインのアカウントを取っておくと便利です。

Recruiter Lite

「Recruiter Lite」は採用担当者向けのプランです。premiumアカウントの企業はBasicアカウントの企業に比べ、6倍のプロフィール閲覧者を獲得できているというデータもあります。つまり、それだけ多くの求職者から注目されるので、より優れた人材を発掘しやすくなります。

利用料金は「月11,900円+税(1か月無料)」とすべてのプランの中で最高額。送ることのできる「InMail」件数は月30件です。

Proのすべての機能にプラスして、次のような機能を利用することができます。

  • 20項目以上の検索フィルターが用いられた高度な検索
  • 採用候補者への自動トラッキング
  • 人材データおよび採用支援ツールへのアクセス
  • スマート提案機能

まとめ

リンクトインは無料で登録することも可能だが、最大限活用したいなら有料版を利用するのがおすすめです。有料版には「Essentials」「Pro」「Sales Navigator Core」「Recruiter Lite」の4つのプランがあり、それぞれに特徴があります。自分に合ったプランを選びましょう。

リンクトインはうまく活用すれば個人であっても法人であっても非常に役に立つSNSです。リンクトインをフル活用してご自身のビジネスを盛り上げていってください。

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