Tudou（土豆／トゥドウ）について/中国動画サービス最前線【2020年版】
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Tudou（土豆／トゥードウ）の特徴
Tudou（土豆／トゥードウ）とは、中国の動画共有サイトです。映画・TV番組・個人投稿のショートムービーを見ることが出来ます。
Tudou（土豆）は中国大手の動画サイトYouku（优酷／ヨウクー）と合併し、現在は中国大手アリババグループの傘下に入りました。Tudou（土豆）で動画を検索すると、Youku（优酷）の動画も出てきます。提携したことで、よりたくさんの動画を見ることができるようになりました。
Tudou（土豆）で視聴できる動画を何点かご紹介します
Tudou（土豆）は、アミューズ上海（株式会社アミューズの子会社）と共同制作で、「午夜计程车（真夜中のタクシー）」というオリジナルドラマを制作しました。このドラマは、Tudou（土豆）と地上波を通して中国全土に放映され、中国の若者を中心に人気となりました。中国国家新聞出版広電総局主催の「2014年ネット作品アワォード」ではグランプリを受賞し、「中国ネットドラマ時代を開幕したハイクオリティ作品」と絶賛されました。
真夜中の大都会上海で、タクシー運転手と出会う人々の間で繰り広げられる、人情味あふれるストーリーです。
個人投稿の日本旅行のショートムービーをご紹介します
「Vevinna 第一季」という個人投稿の動画で、出張で日本を訪れた女性が体験したことを紹介しています。ホテル滞在の快適さ、交通の便利さ、ホテルからの夜景が綺麗なこと、売っているお弁当のクオリティが良いこと、中国には売っていない気の利いたモノ、雪景色など、中国人が初めて見た、ちょっと「感激」したことを伝えています。
Youku（优酷）のバラエティ番組、オリジナルドラマをご紹介します
「街头音浪 第一季」という動画では、街角で行われた音楽コンサートの様子が配信されています。この番組は成都で行われたイベントです。
フジテレビと共同制作したドラマもあります
フジテレビとYouku（优酷）が共同で、「時をかけるバンド」というドラマを制作しました。フジテレビの動画配信サービスFODと、Youku（优酷）で配信されています。
ストーリーは、クビを言い渡された落ちこぼれガールズバンドが、未来からやってきたという謎のプロデューサーによって、奮闘し、成功を勝ち取ってゆくという、青春ストーリです。
Youku（优酷）では「穿越时空的乐对」として配信されています。
日本もそうですが、インターネット動画を見る人たちが年々増えています。
中国では、インターネット大手のBaidu（百度）、Alibaba（阿里巴巴）、Tencent（腾讯）が、オリジナル番組制作に力を入れ始めました。
Youku（优酷）とTudou（土豆）を展開しているのは、アリババグループです。今後も、インターネット配信のオリジナルTV番組が配信され、さらに視聴者が増えてゆくでしょう。
Tudou（土豆／トゥードウ）の歴史
Tudou（土豆）は 2005年にサービスを開始しました。当時の視聴数は1日1億、投稿動画は１日4万件もあり、2008年には中国最大級の動画サイトとなりました。しかしその頃の中国では、他の動画サイトもたくさん出現し始めたので、Todou（土豆）は影を薄めてしまいます。
そんな激しい競争の中で、Youku（优酷）が中国動画市場の50％をシェアするまでに発展し、2010年にはニューヨーク証券取引所に上場しました。2012年に、Tudou（土豆）とYouku（优酷）は合併しましたが、中国国内の激しい競争の中で業績が低迷していたところを、2015年にアリババによって買収されました。その後もしばらくの間、苦戦が続きました。Tudou（土豆／トゥードウ）のシェア
Youku（优酷）の月間ユーザー数は1億3100万人ともいわれており、その中にTudou（土豆）の利用者数も含まれていると思われます。2020年度のアリババの報告によると、Youku（优酷）の利用者数が大幅に増加しているとのことです。しばらく業績が低迷していましたが、今後の成長が期待できるかもしれません。（参照資料はこちら）
まとめ
Tudou（土豆）は、中国国内ではメジャーな動画配信サイトではないのですが、Youku（优酷）と合併しており、中国大手IT企業であるアリババの傘下にあります。競争が激しい中で、Youku（优酷）の利用者数は増加を続けています。今後に期待することが出来るでしょう。
インターネット社会である中国へのプロモーションに、投稿動画サイトを利用したアプローチは効果的です。中国市場に進出をお考えなら、動画配信という方法もお勧めです。
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