Viber(バイバー)とは?メッセージングアプリ最新情報【2020年版】

SNS,メッセージングアプリ

近年、あらゆる分野に進出している楽天。今や「楽天経済圏」などという言葉も生まれました。そんな楽天がさらなる経済圏拡大の一手として力を入れているのが「通信事業分野」です。楽天モバイルが新たに設立されたことは記憶に新しいですよね。

そして、その通信事業分野拡大の足がかりの一つとして普及を目指しているのが、メッセンジャーアプリ「Rakuten Viber」です。ViberはLINEを超えるポテンシャルを持つとも言われており、今後の展開に注目が集まっています。そこで、今回はViberに関する基礎知識と最新情報についてご紹介します。

Viberの特徴

出典:Rakuten Viber ホームページより

Viber(バイバー)は楽天が運営しているメッセンジャーアプリ。

日本では多くの方が聞き馴染みがないと思いますが、実は世界的に見るとLINEよりもシェアの高いアプリです。例えば、2017年時点でのユーザー数を比べてみると、LINEが2億1,700万人なのに対し、Viberは9億2,000万人です。世界シェアで考えるとViberのほうが圧倒的に高いことが分かります。

格安で国内外に電話できる「Viber Out」

Viberの特徴はLINEとよく似ていています。アプリ同士で通話やビデオ通話を無料で行うことが出来るほか、LINEの「LINE Out」に相当する「Viber Out」という機能があります。これは、固定・携帯問わず国内外のあらゆる電話番号に対し、非常に安い料金で電話をかけることができる機能です。

これだけだと「同じ機能ならLINEで十分じゃないか」と思われるかもしれませんが、LINEと違ってViberは世界シェアが高いことを忘れてはいけません。Viberのほうが、国際電話を格安でかけられるというメリットがより際立っています。

楽天との連携面が充実

Viberは楽天が運営しているサービスなため、楽天との連携面が充実しているのも大きな特徴の一つ。例えば、Viberを利用することで楽天ポイントが貯まったり、楽天銀行同士であればViberから無料で送金することができたりします。楽天を普段から利用している楽天経済圏の人にとって、Viberはとてもメリットの高いアプリと言えるでしょう。

Viberの歴史

「Viber」はイスラエル人のタルモン・マルコ(Talmon Marco)氏とイゴール・マガジニック(Igor Megzinik)氏が設立した「バイバーメディア社」で2010年に生み出されました。会社の登記はキプロス、拠点はベラルーシ。しかし、便宜上はイスラエル発という多国籍なアプリです。

リリースから約4年で登録ユーザー数が3億人を突破するなど、順調に成長しているように見えていましたが、実は数字ほどの収益を挙げられていなかったとも言われています。そこに目をつけたのが楽天でした。2014年、楽天は9億ドルもの資金を投じてバイバーメディア社を買収。以降、メッセンジャーアプリ「Viber」を「Rakuten Viber」へと名称変更してサービス展開を行っています。

Viberの広告

Viberではステッカー広告「Viber スポンサードステッカー」を利用して広告を出すことが出来ます。

ステッカーとはLINEでいうとスタンプにあたるものです。広告主はプロモーション用のオリジナルステッカーを作成し、Viberで無料公開します。そして、そのオリジナルステッカーをユーザー同士のコミュニケーションアイテムとして使ってもらうことで、プロモーション効果を生み出すというのがこの広告の仕組みです。

メッセージの一部として送られるので目に入りやすく、しかもユーザーの邪魔にならないので嫌悪感も抱かれづらいため、非常にエンゲージメント効果が高い広告と言えるでしょう。また、ステッカーが人気になればユーザー間で勝手にプロモーション効果が波及していくのも大きな魅力。「バズるステッカー」を生み出すことに成功すれば、予想以上のプロモーション効果が出るかもしれません。

世界的なシェア

Statistaの公開しているデータによると、Viberの登録ID数は2020年3月時点で「11億6900万ID」を数えています。

出典:Statista「Number of unique Viber user IDs from June 2011 to March 2020

ご覧のように、リリースされてからこれまで順調に登録者数を増やし続けており、今後もその傾向は続くと思われます。特に、楽天は日本での普及に力を入れているので、今後日本においてもLINEに変わるメッセンジャーアプリに成長する可能性を秘めています。

まとめ

近年、楽天は楽天経済圏を広げるための新たな戦略として、通信事業へ進出しています。まだまだ通信業界における楽天の地位は高くありませんが、楽天の力をもってすれば必ずシェアが増えていきます。そうなれば、今はまだ知名度の低いViberも普及していくのは火を見るより明らかです。早期参入のメリットを得るためにも、ぜひこれからViberに注目してみてください。

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