Snapchatとは?メッセージングアプリ最新情報【2020年版】

SNS,デジタルマーケティングお役立ち情報,メッセージングアプリ

日本ではまだまだシェアが少なく馴染みのないSnapchatですが、最近、若者を中心に「スナチャ」の愛称で人気を高めつつあります。

Snapchatは広告機能が充実しており、企業が広告を出すにはうってつけのツールです。そこで、今回はSnapchatに関する基礎知識と最新情報をご紹介します。

Snapchatの特徴

表示期限を設定できる

Snapchatの最大の特徴は投稿内容に表示期限を設定できるという機能。投稿者は写真や動画などを投稿する際、表示期限を1~10秒の好きな時間に設定することができます。例えば、設定時間を3秒に設定した写真を投稿すると、フレンドが閲覧してから3秒後に写真が自動で消され、再閲覧ができなくなるのです。

インターネットの発達で、何でもかんでもインターネット上にデータが残ってしまう昨今。友達同士であってもくだらない画像や動画などは共有しづらい風潮が出来つつあります。しかし、Snapchatならすぐに投稿内容が消えため保存されるリスクも低く、炎上などを気にせず気軽に画像や動画を仲間と共有することが可能です。一瞬を切り取り、一瞬を盛り上がるツール。それがSnapchatなのです。

Landmarkers(ランドマーカー)機能

「Landmarkers(ランドマーカー)」はAR(拡張現実)技術を利用した機能。Snapchatを起動した状態で「特定の建物(ランドマーク)」をカメラに映すとARフィルターがかかり、アニメーションが流れるという仕組みになっています。

ちなみに、ARというのは現実の風景や地形などにバーチャルの視覚情報を重ねて表示する技術のことです。例えば、一斉を風靡した「ポケモンGO」などは、AR技術を活用した代表的なアプリケーションとして挙げられます。

どんなものか想像がつきづらいと思いますので、まずはこちらの動画をご覧ください。

アメリカ・ニューヨークにあるランドマーク「フラットアイアンビルディング」が、AR技術によって様々に変化しているのが分かると思います。リアルタイムに楽しむことができるので、旅の目的にもなる画期的な機能として人気です。また、Snapchatは開発者向けのプラットフォームを用意しており、誰もがこういうARフィルターを開発・提供することが出来るのも魅力の一つとなっています。

Snapchatの歴史

今や全世界で3億6,000万人もの月間アクティブユーザー数(参照:OMNICORE「Snapchat by the Numbers: Stats, Demographics & Fun Facts」)を誇るSnapchat。その歴史が始まったのは2011年、スタンフォード大学の学生3人が開発した「picaboo(ピカブー)」というアプリケーションからでした。

当初、クラスメイトからは「写真が数秒で消える」という非永続的なコンセプトに難色を示されたそうですが、開発者達は自分のアイディアを信じて推し進めました。途中、開発者の一人と喧嘩別れになるという危機を迎えるものの、Snapchatと名称を変更して再スタートを切ります。

当初はなかなかユーザーを獲得できませんでしたが、大学のクラスメイトからは不評だった「写真が数秒で消える」というコンセプトがヒット。高校生を中心とした若年層からの支持を集め、公開からたった2年でDAU(一日あたりのアクティブユーザー数)100万人を突破しました。以降、右肩上がりで成長していき、今ではDAUが2億3,800万人を数えるまでになっています。

出典:statista「Number of daily active Snapchat users from 1st quarter 2014 to 3rd quarter 2018 (in millions)

Snapchatは今や、アメリカの若者にとって欠かせないツールの一つとなっています。近い将来、日本もそうなる日が来るかもしれませんね。

Snapchatの広告

Snapchatで利用できる広告は以下の5種類となっています。

スナップ広告

スナップ広告はフレンドのストーリーを閲覧しているときに表示される広告。4~5枚のスライドの間に挟まる形でフルスクリーン表示されます。スライドの間に自然な形で挟まれているので、ターゲットに嫌悪感を抱かれづらい広告形式です。

コレクション広告

コレクション広告もフレンドのストーリーを閲覧しているときに表示される広告です。スナップ広告との違いは、複数の商品広告を一画面上に同時表示させられる点。ユーザーが気になった商品をタップすると、商品ページへ誘導される仕組みになっています。物販に効果的な広告形式です。

ストーリー広告

ストーリー広告は「ディスカバリー」や「おすすめ」の一覧を閲覧した際に表示される広告。一覧の一つに紛れる形で広告が表示されます。この広告を有効的に利用するためには、適切なターゲット設定を行い、ユーザーが好むコンテンツを作成することを求められます。

ARレンズ広告

AR広告は文字通りAR技術を用いた広告形式。広告主がプロモーション用のARデザインを開発する必要がありますが、その手間の分だけ強い印象をユーザーに与えられる優秀な広告です。また、広告は嫌悪されがちですが、ARレンズ広告は広告そのものを楽しむことが出来るので、嫌悪対象になりづらいという点も大きなメリットとして挙げられます。

フィルター広告

ブランド名が入ったスナップをユーザーに拡散してもらう形式の広告。スナップチャット上でフィルターの作成ができるようになっているので、比較的簡単に出せる広告形式となっています。実際、スナップチャットを利用する企業の多くは、このフィルター広告形式を利用しているようです。

世界的なシェア

Snapchatの概要

まずは下の図をご覧ください。Snapchatの広告にアクセスできる人数や、広告閲覧者の男女比率などについて簡単に紹介しています。

出典:HootSuite「DIGITAL 2020: JULY GLOBAL STATSHOT REPORT

続いては、Snapchatで出した広告がリーチする可能性の高い国について。やはり、アメリカがダントツで高く、インド、フランスと続いています。残念ながら日本はランク外のようです。

出典:HootSuite「DIGITAL 2020: JULY GLOBAL STATSHOT REPORT

次の図はSnapchatにおける広告閲覧者の年齢層と、男女比率についてのグラフとなっています。グラフでは、どの年齢層でも女性の割合が高いことを示しています。

出典:HootSuite「DIGITAL 2020: JULY GLOBAL STATSHOT REPORT

最後は上の図の詳細レポートです。各年齢層の総数、そのうち男女が占める割合と人数などについて細かい数字が記載されています。

出典:HootSuite「DIGITAL 2020: JULY GLOBAL STATSHOT REPORT

2020年4月~6月のアプリダウンロードランキング

出典:HootSuite「DIGITAL 2020: JULY GLOBAL STATSHOT REPORT

こちらのデータによると、2020年4月~6月のアプリダウンロードランキングでSnapchatは世界9位にランクインしています。上位勢の顔ぶれを見れば、十分に健闘していると言って良いでしょう。

まとめ

Snapchatはまだまだ日本ではマイナーではありますが、ここ最近若者の間で流行の兆しを見せつつあり、今後一気に広がる可能性を秘めているアプリです。若年層をターゲットにしている企業は、ぜひ利用を検討してみてくださいね。

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