Douyin(抖音/ドウイン)について/中国動画サービス最前線【2020年版】

SNS,tiktok,中国動画サービス最前線

今中国で大人気の動画アプリ、Douyin(抖音)をご存知ですか?  Douyin(抖音)とは、中国版の「TikTok」です。

TikTokは、海外バージョン(TikTok)と中国バージョン(Douyin)に分かれているんです。日本でもTikTokは、若者を中心に大人気のショートムービーですよね。ここでは、Douyin(抖音)とTiktokが、どのような動画アプリなのか紹介していきたいと思います。

Douyin(抖音/ドウイン)の特徴

Douyin(抖音/ドウイン)とは、中国発のショート動画アプリで、中国の特に「Z世代(1995年以降に生まれた世代)」に人気があります。スマホで撮影した15秒ほどの動画を、簡単に加工・編集してショートムービーとして投稿することができます。その手軽さが魅力で、大勢の人たちに支持されています。利用者の半数は20代前半の若者、残りの半数はKOL・芸能人・企業という割合になっています。

Douyin(抖音)は、投稿動画のジャンルが豊富で、エンターテイメントとして楽しまれています。Douyin(抖音)の面白いところは、ショートムービーだけでなく、個人間チャット、グループチャット、ライブ配信、ECサイトとしても利用できることです。

動画・ショッピング・コミュニケーション、この機能が1つになった便利なアプリ、最強のSNSと言えます。例えるなら、Instagram・Facebook・LINE・ネットショッピング、これらが全部同時に使える、そんなイメージのアプリです。近年人気が上昇しているのも納得です。

Douyin(抖音/ドウイン)はTikTokと違うの?

TikTokのマークは、なぜ「t」ではなく「d」なのでしょう? それは、Douyin(抖音)の頭文字「d」からとられているからです。TiktokとDouyinは、両方とも中国企業が開発した同じアプリです。正確にいうと、日本や他の国々で使用されているTiktokが、Douyinの海外版ということになります。

上記でも触れましたが、Douyin (抖音)とTiktokは機能面での違いがあります。Douyin(抖音)は、グループチャット、個人間チャット、商品の販売と購入などが行えます。コミュニケーションツールとしても、ショッピングサイトとしても使えるという点で、Tiktokよりも一歩先に進んでいます。

もし、日本でDouyin (抖音)を利用したい場合は、中国のApp Storeからダウンロードする必要があります。Douyin(抖音)の公式ホームページからダウンロードが可能です。その際、日本のApple IDは使用出来ませんのでご注意ください。

Douyin(抖音/ドウイン)の歴史

創業者は張一鳴(1983年生まれ)で、2012年にByteDanceを立ち上げました。次々と中国国内でのスマートフォンアプリを開発し、この時にDouyin(抖音)もリリースしました。2016年からは海外展開を始め、TikTokをはじめとするショートムービーアプリを発表しました。2018年の中国調査企業の報告によると、ByteDanceのアプリの利用時間は、中国大手IT企業の中で第3位となりました。中国では、BAT(Baidu、Alibaba、Tencent)と呼ばれる3大企業が中国市場の上位を占めていましたが、ByteDanceの登場によりこの構図が変わりつつあります2017年には、Douyin(抖音)にEC機能が加わり、ショッピングプラットフォームとしても利用できるようになりました。それに伴い、他社との競争がますます激化しています。

Douyin(抖音/ドウイン)のシェア

TikTokのシェアに関する、2020年の最新データを見てみましょう。

このデータからも分かりますが、

世界の推定利用者数  8億人
13歳以上の利用者の比率 13%
ダウンロード回数 20億回
女性ユーザー 46%
男性ユーザー    54%

Tiktokの利用者数は8億人、ダウンロード数は20億回です。この数字だけを見ても、相当数の人々に利用されており、業績が非常に好調であることが分かります。

Douyin(抖音/ドウイン)の広告について

海外進出、中国市場への参入を考えておられるなら、Douyin(抖音)とTiktokに広告を出すことが出来ます。広告には、「起動画面広告」「#チャレンジ広告」「インフィード広告」があります。

「起動画面広告」というのは、アプリを起動した際に全員に表示される広告で、絶大な広告効果が得られます。画面の表示は3〜5秒なので、インパクトのある動画(画面)にすることが重要です。「#チャレンジ広告」とは、ハッシュタグを使用する広告です。企業が設定したハッシュタグを、ユーザーに使用してもらい、拡散してもらうという方法です。「インフィード広告」は、フェイスブックやツイッターなどでも見られる広告方法で、ユーザーが見ているコンテンツの間に表示されるものです。

どの広告プランも、多額のコストがかかります。基本的に何百万、プランによっては何千万という単位になります。高いコストをかけて広告を行うので、費用対効果はどうか、TikTokの担当者と相談することをお勧めします。

まとめ

SNSマーケティングは、今後の発展が見込まれる分野です。企業の海外進出、自社商品の広告宣伝を考えておられるのでしたら、動画アプリを利用したプロモーションは効果が高いでしょう。アジア圏でのプロモーションなら今一番影響力のあるアプリ、Douyin(抖音)とTikTokをお勧めします。

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