はじめてのWeChat/微信アカウントその3 広告の徹底解説

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はじめに

微信(WeChat)は、ユーザー数が12億人(2020年)の巨大中国SNSです。

中国はインターネット規制(グレートファイヤーウォール)があり、外国(中国以外)のSNS(Facebook、Instagram、Twitterなど)が使用できませんので、主に微信(WeChat)を使用しています。

微信(WeChat)は、単なるコミュニケーションツールを超えています。例えば、買い物ではモバイル決済、光熱費・交通費・携帯料金などの支払い、家賃や学費などの送金、これらがスマホ一つで行えます。最近は、「ミニプログラム」という機能が加わり、ECサイト・動画サイト、旅行サイトとしても利用できます。知りたい情報は、個人投稿の「口コミ」や動画を見ることもできます。(例えば、日本のどの商品がおすすめ?日本旅行はどこがいい?など)ちょっとした「知恵袋」のようでもあります。

このように、生活面で必要な機能が集結しているので、微信(WeChat)は中国人に欠かせない存在となっています。

なぜ「微信」(ウェイシン)と「WeChat」(ウィーチャット)、2種類の呼び方があるの?と思われるでしょう。それは、「微信」(ウェイシン)が「中国国内版」「WeChat」(ウィーチャット)が「海外版」と区別されているからです。中国国内で「WeChat」はダウンロードできず、逆に外国から「微信」をダウンロードすることはできません。ですが、日本から「WeChat」を使って、「微信」を使っている中国人とチャットすることは可能です。

今後、中国向けプロモーションをお考えなら、微信(WeChat)の利用は“必須”といえます。何といってもユーザー数が12億人ですから、広告掲載すれば反響は大きいでしょう。中国人は外国製品にアンテナを伸ばしており、すでに「越境EC」で購入しています。特に「メイドインジャパン」製品が好きですので、微信(WeChat)を使った宣伝・広告は効果が高いでしょう。

「はじめてのWeChat/微信アカウント」シリーズ第3弾は、微信(WeChat)の広告の種類や広告掲載料金などについてご説明します。

WeChat/微信の広告の種類

フィード広告

フィード広告とは、宣伝したい商品を自動的に「微信(Wechat)用のフォーマット」にカスタマイズし、タイムラインに配信することです。フィード広告のメリットは、人の目に留まる機会が増えて顧客獲得のチャンスが広がる自動的に広告フォーマットを作成してくれるので楽である、という点です。

フィード広告には、画像のみ・メッセージ・タグ・ボタンの追加など、用途に合わせてフォーマットを選択することができます。

投稿記事下部

投稿記事下部広告とは、文字通り、投稿記事の下に出てくる広告のことです。

広告内のタグやリンクから、他のページに移動することも可能です。アプリのプロモーション販売ページへの誘導クーポンの配布などが行えます。

その他、投稿記事の途中に広告を入れたり、動画やリンクを入れることも可能です。

ミニプログラム広告

微信(WeChat)には、ミニプログラム」という便利な機能がついています。このプログラム内に、ECモール、デリバリーサービス、旅行サイト、動画サイトなどの機能が集結しています。ここに広告掲載すれば、より多くの人が広告を見る機会が増えます。

ミニプログラム広告には、リワード広告(成功報酬型の広告)、インタースティシャル広告(ページ移動時に表示される広告)、カルーセル広告(複数枚の画像・動画を表示できる広告)が準備されています。

広告料金について

各種料金

微信(WeChat)の広告料金プランは、インプレッション保証型広告(広告表示回数が決まっている)と、インプレッション入札型広告(広告掲載位置が入札で決まる)、クリック入札型広告(1クリック当たりで決まる)があります。

※表中の「中核都市」「重点都市」「その他の都市」の意味は後述。

インプレッション保証型広告料金

インプレッション入札型広告

クリック入札型広告

都市ごとに違う料金体系

微信(WeChat)の広告料金は、都市(中核都市・重点都市・その他の都市)の違いで料金も異なります。

中核都市:北京、上海
重点都市:広州、成都、深セン、杭州、武漢、重慶、南京、天津、西安、瀋陽、長沙、青島、寧波、鄭州、大連、アモイ、済南、ハルピン、福州の20都市
その他の都市:上記22都市以外の都市

まとめ

中国向けプロモーションでは、微信(WeChat)への広告掲載をお勧めします。はじめて微信(WeChat)を開設したり、運用を行うには、少々ハードルが高いと感じられるかもしれません。ですが、巨大マーケット「中国」に挑むのであれば、微信(WeChat)の利用は必須といえます。

株式会社アットグローバルは、中国向けマーケティングのお手伝いをしています。微信(WeChat)に関する相談がありましたら、お気軽にご連絡ください。

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