【こんなはずじゃなかった】中国語誤訳例
観光大国日本。街にはたくさんの外国語の看板や案内が見られます。
その中から笑わせてくれる面白い中国語誤訳をご紹介します。
「野菜を盗らないで」
→ 这里是人的土地。不是你的土地。
进入严禁!
農地に設置されていた看板。よほど野菜泥棒に悩まされていたのか、多言語展開しています。しかし、この中国語は
「ここは人間の土地。あなたの土地ではありません。
立入禁止!」という意味。つまりは「盗人は人に非ず」。
いくらなんでも言い過ぎでは?
農家の切実な願いが非情な野菜泥棒に届く日はやってくるのでしょうか。
「思い出とゴミは持ち帰ろう」
→ 不把垃圾扔掉,回去吧!
旅行者の良心に訴えるフレーズです。ですが、この中国語を一体どのように解釈すべきかネットで議論になっていました。直訳すると「ゴミは捨てない、帰れ!」ですが、誰が誰に言っているのやら理解不能。
とかく問題になりがちな外国人のゴミ捨て問題ですが、これでは一向に解決しないでしょう。
「お静かにご覧ください」
→ 静静请看!
某動物園のパンダエリアの看板。中国語で「静静」は女の子の名前で「しずかちゃん」。「静静请看」だと「しずかちゃん見て!」。これでは、パンダの名前を「静静」と勘違いして、「静静〜こっち見て〜!」と大騒ぎになる可能性も。パンダの静穏な環境が守られるのかが心配です。
ドアに書かれた「多目的トイレ」
→ 多功能马桶
高齢者や障がい者向けのトイレの必要性は日ごとに高まっています。「多功能马桶」は「多機能便器」という意味。
間違っていないのでは?と思って調べてみたら、中国女性によれば、「便器」とはっきり書かれていると恥ずかしい。。。
のだそうです。彼女たちの意外に繊細な一面が見えました。
「新規大学生クルー募集」
→ 新的船员大学招募
某飲食店の従業員募集。「クルー」募集が「船員」募集となっていますが、中国語で「船員」はホンモノの「船乗り」のこと。まさにガテン系。
これでは、漁師が応募してくるかもしれません。
とはいえ、本当に自前の漁船での遠洋漁業の可能性もありますので、よく考えて応募しましょう。
コンビニで「早朝から深夜までお買い物できます」
→ 从清晨到深夜,你可以购买便利店
コンビニの看板。この中国語訳では「早朝から深夜まで、コンビニを買うことができます」という意味になり、「このコンビニ買います!」って言う大富豪が現われるかも。
爆買い、ここに極まれり。
翻訳を間違えると、思わぬ誤解を招くこともあります。
貴社のインバウンド対策は万全ですか?