オーストラリアのSNS事情/デジタルマーケティングお役立ち情報【2020年版】
はじめに
訪日オーストラリア人向けプロモーション 統計データとポイント
日本を訪れるオーストラリア人はこの5年間で2倍以上になりました。
彼らは日本旅行の前に何を情報源としているのでしょうか? JNTO(日本政府観光局)の「訪日旅行データハンドブック(2019)」の資料から最新のデータを見てみましょう。
オーストラリア人の情報源の上位5位は、
1位「口コミサイト」45.1%
2位「宿泊施設ホームページ」33.6%
3位「自国の友人・知人」33.5%
4位「動画サイト」28.3%
5位「個人のブログ」20.3%
という結果が出ています。
このデータから、オーストラリア人は「口コミ」を情報源にしていることが分かります。トリップアドバイザーなどの旅行サイトの口コミ、自国の知人の口コミ、Youtube投稿、個人ブログなど、日本旅行に行った人たちの「これがお勧め!」という情報を参考にしているようです。
「SNS」の利用は16.7%で、他と比べると割合が低いのですが、今後はSNSを利用した情報発信、情報収集は増加するでしょう。
オーストラリア人がよく使うSNS
オーストラリア人がよく利用するSNSに関する、2020年度のデータを見てみましょう。参照:DATAREPORTAL
オーストラリアでは「YouTube」と「Face book」の利用率が80%と、この2つのSNSが大半を占めています。その後に「FB Messenger」65%、「Instagram」53%、「WhatsApp」33%、「Twitter」29%と続いています。
YouTube Google LLCが提供する世界最大手の動画共有サービス。ユーザー数は10億人以上。
Facebook Facebook, Inc.が運営する世界最大のSNS。20億7000万月間アクティブユーザーを持つ。Instagram、Facebook、Facebook Messenger、WhatsAppも提供している。
オーストラリアに関する付加的な情報について
国土交通省観光庁による「訪日外国人消費動向調査」(2019年度)のデータを見ると、オーストラリア人の消費額は、欧米圏の中で米国に次ぐ第2位です。他のヨーロッパ諸国の消費額と比べると、オーストラリア人の消費額は突出しています。
オーストラリア人は、日本旅行で何にお金をかけているのでしょうか? オーストラリア人の消費傾向を、他の欧米圏と比べてみましょう。
「宿泊費」と「交通費」は、高い傾向が見られます。これは、日本から距離があること、宿泊日数が長いことが関係しているのでしょう。長期間滞在型の旅行をしていることがうかがえます。
「娯楽等サービス費」は、英国に続き第2位です。欧米圏の旅行者は日本の伝統文化に興味を持っており、体験にお金をかける傾向が高いようです。
「飲食費」と「買物代」は、欧米圏の中で第1位です。オーストラリア人は、日本食を食べること・日本でのショッピングの両方を楽しんでいるようです。
「1人あたりの消費の総額」は24万7,868円で、なんと世界第1位です。僅差でイギリスが第2位となっています。
データから見て分かることは、日本旅行にお金をかけているのは、アジア圏ではなく欧米圏からの旅行者だということです。欧米圏のインバウンド需要は高いので、今後も宿泊施設・レジャー施設・観光名所・お土産&物産店・ショッピング施設・レストランなどにおいて、欧米圏の旅行者のニーズを意識した対策をおこなってゆくことが必要です。
デジタルマーケティングを行って、オーストラリア人の消費傾向やニーズを知り、ベストなアプローチを続けてゆくことも重要です。オーストラリアを含め欧米圏の人々は、特に「日本文化」に興味があります。欧米にはない日本独自の文化や風景を、「SNS」や「口コミサイト」を通して、効果的なプロモーションを行なってゆくことをお勧めします。
まとめ
オーストラリア人は日本旅行での消費額が高く、インバウンド需要が高いことが分かりました。日本の魅力をもっとアピールするために、今後も「口コミサイト」や「SNS」を通して積極的なプロモーション活動を行うことをお勧めします。
また、Facebookの利用率が高いことも特徴です。自分の店舗・施設のFacebookページを外国語で整備するならば、訴求効果も高まりそうです。また、日本企業でオーストラリア進出をお考えでしたら、デジタルマーケティングを行って、オーストラリア人の消費傾向やニーズを知る必要もあります。
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