はじめての公式Instagram その1・プロアカウント開設編

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Instagramの特徴

Instagram(インスタグラム)とは、Facebook社が提供している無料の写真・動画共有ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で、略して「insta」(日本語ではインスタ)と呼ばれることもあります。

スマホ向けのモバイルアプリも提供しており、日本国内で3,300万人、世界では10億人以上のユーザーに利用されています。

「インスタ映え」(海外ではフォトジェニック(photogenic))というキーワードからもわかるように、Instagramに投稿する写真として適した見栄えのよさ、写真写りがいい、写真向きであるものがよく投稿される傾向にあり、文章よりも写真や動画を通じてメッセージを伝えるという主な特徴があります。一般的に「Instagramに投稿して映えるモノやコトが消費者にウケる」とされており、現在では、数多くの企業が情報発信の場として活用しています。

2011年1月に導入され、写真探しが容易になった機能、「ハッシュタグ」もインスタグラムの特徴といえるでしょう。また、投稿する文章や、自分が伝えたいメッセージをハッシュタグにするのもインスタ流・インスタスタイルです。

公式アカウントならハッシュタグを統一させよう

お店でインスタグラムを始めたなら、「公式Instagram始めました」という案内をお店のウィンドウや壁、レジ周辺やリーフレットに必ず掲示しましょう。

さらに、インスタグラムユーザーの消費者が商品や店内の写真を投稿する際につけるハッシュタグがばらばらになってしまうことを防ぐため、お店の公式ハッシュタグ・オフィシャルハッシュタグもきちんと掲示する必要があります。ひとつでもオフィシャルハッシュタグを明示すると、ユーザーは迷うことなくそのハッシュタグをつけて投稿してくれることでしょう。

スマホで打ちやすいハッシュタグを考えると、漢字+アルファベット+数字が混在していると打ちにくいので、なるべく簡潔で分かりやすいものを選びましょう。ポイントは「スマホで打ちやすく」、「お店を出たあと、帰りにでも思い出せるような、短くてキャッチーな」ハッシュタグです。決めるまえにハッシュタグを検索して、他のお店で使われていないかをチェックしておくことも重要です。

店内に「インスタ映え」するフォトスポットを作る

お店の看板は外に出すもの、という固定概念があるかもしれません。当然、お店の外にも看板は出しますが、レジ横など、店内の見つけてもらいやすい場所にもお店の看板やロゴマークを置き、写真を撮れるスペースを少し作っておくと、拡散してもらいやすいでしょう。あるいは飲食店ならばテーブルに、美容室なら手の届くところにハッシュタグとお店のロゴを印刷したカードを置いておくと、それを映しこんだ写真を拡散してくれるかもしれません。

プロアカウントの開設方法

複数人で運用する前提で考えよう

Instagramのプロアカウントとは、企業やクリエイターのためのさまざまな機能を持ったアカウントのタイプを指します。
プロアカウントへの変更は、「設定」の「アカウント」から「プロアカウントに切り替える」を選択すると、簡単に切り替えることができます。

Instagramのアカウント開設方法は、個人と同じです。

アカウントを開設するとき、(1)電話番号(2)メールアドレス(3)個人のFacebookアカウントと紐づけの3種類から選べますが、複数のスタッフで一つのアカウントを共有・管理することを考えている場合には、電話番号かメールアドレスで解説するのがオススメです。インスタグラムでは、「管理者権限」なるものが存在しておらず、ユーザー名(もしくはメールアドレスか電話番号)とパスワードがあれば、誰でもアカウントにログインすることが可能で、ログインできた人全員同じ条件でアカウントを管理・運用することができる、いわゆる「アカウントの管理者」になります。

Instagramのモバイルアプリには、5つのアカウントまでログインしておけるようになっています。そのため、プライベートの「個人のアカウント」に加えて、共同で管理・運用する「お店のアカウント」を保存することができます。

インスタグラムのアカウントに、これまでそのアカウントに接続したことがないスマホやPC(「新しい端末」)からログインがあった場合、メールやアプリのプッシュ通知などに「ログインがありました」という内容のメッセージが届くことがあります。複数人でアカウントを共有している場合、自分以外のスタッフがログインした時に共有している他の人にも「新しいログイン通知」が送られてくるのを理解しておきましょう。

ユーザーネームは、お店をすぐに思い出してもらえるような名前をつけましょう。上限は30文字です。スペルが分かりにくい・覚えにくい英単語を使うと、お客さんに思い出してもらえない恐れもあるので注意が必要です。

プロアカウントに切り替えよう

「プロフィールを編集」もしくは、「設定」の「アカウント」から、プロアカウントに切り替える設定をすることができます。プロアカウントには、アーティストやイラストレーターなどの「クリエイター」と、お店や会社などに使う「ビジネス」の2種類のアカウントタイプがあるので、適切なものを選択してください。

アカウントタイプを選んだあとは、カテゴリを選択します。企業や店舗の活動内容にあったカテゴリを選択してください。また、カテゴリをプロフィールに表示するかどうかは「カテゴリラベルを表示」という項目で選択できるので、当てはまるものがない場合はいちばん近いカテゴリを選び、表示をオフにしておくこともできます。

カテゴリ選択後は連絡先を記入します。ここに入力する情報は公開される情報になりますので、プロフィールに表示されても問題ないものを記載してください。

これでプロアカウントへの切り替え設定は完了です。

運用の注意点

プロフィール画像や自己紹介はよく吟味しよう

プロフィール画像にはロゴ、ロゴマーク、マスコットなどを含めるようにしてください。公式アカウントであることが伝わるように、きちんと情報を入力することは重要です。

プロフィール文、自己紹介文は最大150文字まで記載できます。メンションやハッシュタグも挿入できますので、同じチェーン店の他の店舗のアカウントや、ユーザーに使って欲しいオリジナルのハッシュタグがあればプロフィールに含めておきましょう。また、URLがリンクとして機能するのは基本的にはこのプロフィール欄のみです。(※フォロワー数が1万人を超えるとストーリーズの中にリンクを埋め込むことができます)それで自社のWebサイトへのリンクは必ず入れるようにしてください。

また、お店の住所は必ず記載しておきましょう。時々「国道○○号線沿い」とか「都市の名前」しか書いていないショップも見受けられますが、住所があればアプリで簡単にルート検索ができますし、消費者は店主が思うほどお店の場所は覚えていないものです。

絶対に押さえたほうがいい各種設定!

「アカウント設定」>「プライバシー設定」からアカウントの様々な細かい設定ができます。

プロアカウントでは欠かせないポイントを幾つかご紹介しましょう。

シェアの設定

自分が投稿したフィード投稿やIGTV動画が、ストーリーズに再度シェアされることを許可するかどうかの設定ができます。投稿を拡散をしてもらうためには、オンにしておくことをおすすめします。

アクティビティのステータス

最後にInstagramアプリを使用した日時が、フォローしているアカウントとメッセージ送信相手に表示される機能です。企業アカウントはオフにしておいた方がよいでしょう。

あえて投稿者は1人にする方法も

企業や店舗では、複数の人で1つのアカウントを共有・管理することも多いですが、写真においては統一した空気感や雰囲気を出すことがよい場合も少なくありません。

例えば、投稿のテーマ、使う写真の構図、どのフィルターを使うか、余白などが各投稿でバラバラになってしまわないよう気を付けたいものです。

広告用語やWEB業界用語ではトンマナ(「トーン&マナー」の略)なんて言い方もしたりしますが、広告や文章表現においてデザインやトーンの一貫性を保つことで、イメージアップやフォロワー数の増加、といった集客面でプラスになる効果を発揮します。

この場合には、担当するスタッフが他のスタッフと比べてオーバーワークにならないように配慮するなど、管理職や経営者のよい理解が欠かせません。Instagram投稿も、ちゃんとした仕事の一環であるということを、現場も上司も意識することが大事でしょう。

まとめ

今回はインスタグラムのプロアカウント・企業アカウントの開設についてご説明しました。

企業アカウントの開設には、個人アカウントを開設する時とはまた異なるポイントや注意点があります。また、プロアカウントに切り替えると使えるInstagramインサイトを理解することは、フォロワーを増やすために重要だと言えるでしょう。

どんな内容が好まれるか、何時頃に投稿すると見てもらいやすいのか、投稿するスケジュールによってもアクセス数に変化が出るものです。そうしたものを比べながら、自分のお店にあったパターンを見つけていきましょう。

これからも引き続き、Instagramのトレンドを追っていきます!「その2・広告活用編」は下記のリンクからどうぞご覧ください。

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