日本の10代・20代の世代はSNSとどう向き合っているか?

Instagram,SNS,Twitter

はじめに

インターネットで何か調べるときに皆さんはどうされますか?多くの方は「グーグル」「ヤフー」で検索するのではないでしょうか。

これまでは、何か知りたい情報を得るときには検索エンジンにキーワードを入力して検索結果を見てきました。そのため、検索結果の順位を上げる「SEO」と呼ばれるサービスも盛んになっています。

しかし、10代や20代の若者たちが調べるときの方法が変わってきたことをご存じでしょうか。では彼らはどうやって検索しているのでしょうか?

SNSの検索画面にキーワードを入れて使う人が増えているようです。

今回の記事では、10代や20代が使っているSNSのランキングと、使用目的、そして実際にどのように調べるのか?についてご紹介します。TesTee(テスティー)のSNSの検索機能に関する調査のデータをもとに調べました。

10代・20代が今使っているSNSは?

SNSを利用している男女合計1,205人に「SNSの検索機能」に関する調査をしたところ以下のような結果になりました。

(アンケート人数の内訳:男子高校生300名、女子高校生303名、男子大学生301名、女子大学生301名)

TesTee(テスティー)調べ:https://www.testee.co

トップ3のSNSをグラフに表すとこのようになります。上記のグラフから10代20代の若者のほとんどがSNSを使用していることが読み取れます。なかでもLINEは90%以上の若者が使っており、次にTwitterとInstagramが上位を占めます。

10代・20代はSNSで検索する

以前はわからないことや知りたい情報があればsafari検索やgoogle検索を使用していた人がほとんどでした。しかし最近の10代20代の若者はほとんど検索しなくなりました。

とはいえ、それは全く検索をしない、情報収集しないということではありません。どのように検索するのでしょう?

SNSの使用目的トップ3とは?

調査からSNS(TwitterとInstagramそれぞれ)の使用目的の比率を分かりやすく表にしてみました。まずはTwitterの使用目的について見ましょう。

TesTee(テスティー)調べ:https://www.testee.co

1位「情報収集」、2位「検索ツール」としての使用、そして3位が「知り合いの投稿を見る」です。


次にInstagramの使用目的についても見てみましょう。

TesTee(テスティー)調べ:https://www.testee.co

これもやはり1位「情報収集」です。2位「検索ツール」としての使用、そして3位が「知り合いの投稿を見る」です。

この2つのグラフから、興味深いことにTwitterを使用する高校生、大学生ともに90%以上を占めるのが「情報収集」で、SNSを使って「連絡をする」という目的ではないのです。

また、Instagramの利用者も情報収集の目的で使う人が8割近くおり、知り合いの投稿を見ることよりも上位に来ています。
つまり個人のやり取りにはLINEを用い、TwitterやInstagramは情報収集するための検索ツールとして使い分ける若者が多いようです。みなさんのSNS使用目的は何ですか?

10代・20代はSNSでどんな情報を集めるのか?

実際に若者はSNSを使ってどんな情報を検索しますか?

まずはTwitterで検索したことがあるジャンルについてみましょう。男女ごとにとったアンケート調査の結果を見ると…

男子Twitter検索ジャンル女子Twitter検索ジャンル
第1位スマホアプリ(25.7%)第1位コスメ スキンケア(32.7%)
第2位第2位 食品(21.6%)第2位ファッション(28.9%)
第3位第3位 電子機器(18.5%)第3位食品(25.7%)
Twitter検索ジャンル

一方でInstagramではどうでしょうか?

男子Instagram検索ジャンル女子Instagram検索ジャンル
第1位ファッション(20.5%)第1位ファッション(36.2%)
第2位食品(14.1%)第2位コスメスキンケア(34.4%)
第3位飲料(11.2%)第3位食品(22.1%)
Instagram検索ジャンル

Twitterは男女によりそれぞれジャンルが異なっているようです。

それに対し、Instagramは男女ともにファッション検索がメインになっています。やはりInstagramの特性上、写真が大きく表示されるため流行中のファッションもすぐ伝わります。

実例から見る Instagram と Twitter の検索の違い

一つ具体例を上げていうと、「イノアカラー」について皆さんご存じでしょうか?

最近話題になっている「オイルで髪の毛を染める」商品で、ヘアダメージが少ないことから人気が高まっています。そうした最新の情報をチェックするときにSNS検索はとても便利です。

Twitterで「イノアカラー」を検索するとどのように表示されるでしょうか。

Twitter を見ると口コミや「イノアカラー」を使うと髪の毛が痛まないなどのお客様目線での感想が書かれています。写真をプラスして添付しているツイートもありますが、主に文字にした感想です。

Twitterでの検索画面(お名前や具体的な店舗名はマスクしてあります)

一方、Instagramは投稿に写真が必要不可欠でそれプラス感想を少し追加したものになります。

Instagramでの検索画面(お顔などマスクしてあります)

どちらのほうがイメージしやすく、インパクトがありますか?おそらく、Instagramでしょう。しかし客観的に使用者の口コミや感想を多く知るにはTwitter が役立ちます。同時に2つのSNSを目的別に使用するのはどうでしょうか?

10代・20代はSNSで検索したものを実際に購入・利用するのか?

そして上記の検索ジャンルで得た情報を生かして、実際にその流行中の商品を購入するのでしょうか?

まずTwitter検索後に購入・利用したことのあるジャンルのランキングです。

男子Twitter検索後に購入・利用したことのあるジャンル女子Twitter検索後に購入・利用したことのあるジャンル
第1位スマホアプリ(17.7%)第1位コスメスキンケア(19.9%)
第2位食品(13.3%)第2位お菓子(17.7%)
第3位飲料(10.8%)第3位食品(15.4%)
Twitter検索後に購入・利用したことのあるジャンル

Instagramのほうはどうでしょうか。

男子Instagram検索後に購入・利用したことのあるジャンル女子Instagram検索後に購入・利用したことのあるジャンル
第1位ファッション(15.6%)第1位コスメスキンケア(24.8%)
第2位食品(10.1%)第2位ファッション(21.9%)
第3位飲料(8.6%)第3位お菓子(13.9%)
Instagram検索後に購入・利用したことのあるジャンル

SNSの種類によって購入している商品が異なっています

Twitterでは食品・飲料の検索結果が購入につながっています。美味しい食べ物・飲み物の口コミが数多く投稿されていますので、これらをチェックして買うことも多いようです。

Instagramは写真で直感的にわかるので、コスメやスキンケア、ファッションのように見た目が重視されるものを知るのに最適なツールでしょう。また「インスタ映えする」お菓子の写真などもあるので、「同じものを私も欲しい」という気持ちになるのでしょう。

まとめ

10代や20代の若者がSNS検索をするのは、Twitterを利用して商品やファッション、流行りのお店に関する同世代のリアルな声を知り、Instagramで商品の実際のイメージを見ることができるからと思われます。

最近の若者の動きを知りたい場合また広告や宣伝をしたい企業はInstagramやTwitterをうまく活用するといいでしょう。

今回はSNSを使って検索をするというテーマについて紹介しました。

TwitterやInstagramを使用して検索し、情報収集をして買い物や今どきの流行、ファッションを探すのはいかがでしょうか?

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