ベトナム人の対日感情が高いって本当？データから読み取る親日国の実情
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はじめに
外務省は、世界各国の対日感情を調査しています。世界の人々が抱く日本のイメージ、期待などを知ることが出来ます。
ベトナムは、「親日国」として知られていますが、実際のところどうなのでしょう？ ここでは、外務省のデータに基づいて、ベトナム人の対日感情について探っていきます。
参照資料：「外務省対日世論調査」
ベトナム人の対日感情について
ベトナムにとって日本は重要なパートナー
「あなたの国にとって、現在重要なパートナーはどの国ですか？」という質問に対し、ベトナム人の68％が「日本」と答えています。半数以上の人々が、ベトナムにとって日本は重要な国だと考えているようです。
ベトナムは、日本とのビジネスにおける関わりも強いですし、また、来日して働いている人たちも多いので、そのように感じているのでしょう。
ベトナムにとって日本は信頼できる国
「最も信頼できる国はどこですか？」の質問に対し、「日本」と回答している人は37％です。
なんとなく、信頼度は低め？と思いますが、他の主要国に対する信頼度（パーセンテージ）はもっと低いので、ベトナム人が今一番信頼している国は日本、ということでしょう。
ベトナムと日本の関係について
「ベトナムと日本は現在どのような関係にあると思いますか？」と質問には、「とても友好的」が58％、「どちらかというと友好的」が36％です。
合計すると、94％のベトナム人が、日本との関係は「友好的」であると感じています。ほとんどのベトナム人が、日本に対し好意的であることが分かります。
日本語の学習意欲
ベトナムにおける日本語学習意欲
「あなたはどの言語の習得に関心がありますか？」という質問に、「日本語」と回答しているベトナム人は、55％です。
この割合は、第1位です。2番目は、「中国語」（38％）。3番目は、「韓国語」（29％）です。トップ3が全部、アジアの国です。仕事、留学、身近に行ける旅行地といったことが要因かもしれません。いずれにしても、ベトナム人の約半数が、日本語を学びたいと思っているということが分かります。
日本に対するイメージ
ベトナムにおける日本に対するイメージ
「あなたが、日本に対して抱いているイメージはどれですか？」の質問には、1位「経済力・技術力の高い国」が78％、2位「豊かな伝統と文化を持つ国」が68％、3位「生活水準の高い国」が57％、という結果が出ています。
経済力、技術力、生活レベル、文化レベルが高い国である、と感じているようです。
ベトナムにおいて日本の何に関心がある
「日本に関してもっと知りたいと思う分野は何ですか？」の質問には、「文化（伝統文化、ポップカルチャー）」が70％、「観光情報」が67％、「科学技術」が64％です。
日本のカルチャーを知りたい人が、とても多いようです。「日本語を学びたい理由」も、「日本の文化と生活洋式を理解したいから」という人が約半数います。日本の生活に憧れを抱いている人が多いのでしょう。また、日本の「アニメ」や「マンガ」が人気で、小さい頃から日本のアニメ・マンガに触れていると、「将来、日本に行ってみたい」と思うでしょう。
実際、ベトナム人は、日本旅行に興味を示しています。「日本語を学びたい理由」で、「日本を旅行したいから」と回答している人が約半数います。今後は、訪日ベトナム人向けのインバウンド対策を整える必要があります。
また、日本の科学技術を学びたい人たちが大勢います。自国では学べない高い技術を、日本から学びたいと思っています。留学や仕事において、そのチャンスをつかみたいと思っているのでしょう。
まとめ
ベトナム人は、とても友好的です。私は、コンビニでバイトをしているベトナム人をよく見かけます。異国の地で、外国語を使って働くというのは、並大抵のことではありません。コンビニの仕事は、煩雑で覚えることが多く、慣れるのは大変でしょう。難なく仕事をこなしているベトナム人を見ると、大したものだなと思います。
中国人や韓国人のようには多くありませんが、旅行で日本を訪れるベトナム人もよく見かけるようになりました。今はコロナの影響で見かけませんが、コロナ禍が落ち着けば増えてゆくと思われますので、ベトナム人向けインバウンド対策を行いましょう。「ベトナム語表記」を増やすことをお勧めします。
ベトナム進出をお考えの企業の方、ベトナム人向けインバウンドの担当の方、株式会社アットグローバルは、ベトナム進出のサポート・ベトナム向けインバウンドのお手伝いを行なっています。ご要望、お問い合わせがこざいましたら、お気軽にご連絡ください。