【2021年最新版】韓国のSNS事情/デジタルマーケティングお役立ち情報

韓国語

はじめに

アフターコロナを見据え、諸外国のデジタル事情を把握しておくのは良いことです。今回ここでご紹介するのは、お隣の国「韓国」です。毎年大勢の韓国人旅行者が日本に来ています。2019年度(コロナ前)の訪日外国人の国別ランキングでは、韓国が世界第2位、558万4,600人でした。

それでは、韓国向けマーケティングに役立つ、最新の韓国デジタル事情を見ていきましょう。

韓国のスマホ・ネットの普及率

韓国におけるスマホやネットの利用率などに関するデータ

韓国の人口は、5,129万人です。モバイル接続数は6067万人、人口比率118.3%です。人口よりもモバイル台数が多いということになります。インターネット利用者は4975万人、人口比率97%です。韓国は、ほとんどの人がインターネットを使用しています。アクティブソーシャルメディアユーザーは4579万人、人口の89.3%と、ほとんどの人がSNSを利用しています。

このデータだけでも、韓国は「インターネット・モバイル社会」であることが分かりますね。


出典:datareportal.com

韓国におけるネットやスマホに触れている時間

韓国では、毎日、インターネットの利用に5時間37分、テレビに2時間51分、SNSに1時間8分費やしています。インターネットとSNSを合わせた利用時間は、6時間以上です。かなりの時間、メディア活動をしているようです。テレビを見ている時間も約3時間ですから、割合は高めです。恐らく、インターネット・テレビ両方からさまざまな情報を得ているということでしょう。

出典:datareportal.com

韓国のブラウザシェア

韓国で使用されているブラウザは、「CHROME」(51.7%)が1番多く、約半数の人が利用しています。ですが、前年比では-6.5%と若干減少しています。次に多いのが、「SAFARI」と「SAMSUNG」(約13%)で、どちらも同程度の利用率です。前年比はどちらも約6%のプラスですが、SAMSUNGのほうが若干多いようです。

出典:datareportal.com

韓国におけるSNSの現状

韓国のSNS事情

先ほども触れましたが、韓国のソーシャルメディアユーザーは4,579万人、人口比では89.3%、モバイル使用者は100%です。

SNSの利用者の年齢層はどうなっているでしょうか。下のグラフをご覧ください。

出典:datareportal.com

SNS利用者は、若年層が多いことが分かりますね。1番多いのが、25~34歳です。次に18~24歳、35~44歳、45~54歳と続いています。65歳以上になると、利用者は1%以下とかなり少ないようです。韓国では、SNSユーザーは主に若い人たちであるということです。

韓国のSNSシェア

韓国のSNSシェアで上位にランキングしているのは、第1位「YouTube」、第2位「KakaoTalk」、第3位「Instagram」、第4位「Facebook」、第5位「Twitter」です。

世界の大体の国において「YouTube」のシェアがNo.1なのですが、この傾向は韓国も同じです。

ですが、2位のシェアが他の国と異なっています。第2位は、韓国のIT企業カカオが開発した「KakaoTalk」です。カカオトークのシェアは、80%です。ほとんどの韓国人が利用しているということです。そして、第3位のインスタグラム(57.5%)とは開きが見られますので、韓国では「KakaoTalk」が “一人勝ち” 状態といえるでしょう。

出典:datareportal.com

トップソーシャルメディアアプリは、「KakaoTalk」「Facebook」「TikToK」「Instagram」「Naver Cafe」です。
トップストリーミングビデオアプリは、「YouTube」「Netflix」「AfreecaTV」「Wavve」「Twitch」です。

出典:datareportal.com

もうお気づきになったと思いますが、「KakaoTalk」「NaverCafe」「AfreecaTV」「Wavve」は、韓国発祥のSNS/Webサービスです。諸外国のSNS利用者も多いとはいえ、韓国IT企業のSNS利用者がとても多いことが分かります。韓国は、独自で進歩を遂げているということですね。

韓国におけるFacebookの状況

「Facebook」広告を見る可能性がある人数は、1300万人。人口(13歳以上)の28.4%。割合としては、それほど高くはありませんが、低いわけでもないといったところです。

出典:datareportal.com

「Facebook」は、あらゆるタイプのモバイル利用が98.7%、ほとんどの人がモバイルフォンを使っているということです。逆に、パソコン(1.3%)とパソコン&モバイル(16.9%)の利用者は非常に少ない傾向にあります。

出典:datareportal.com

韓国におけるYouTubeの状況

「YouTube」広告を見る可能性がある人数は、4,310万人。18歳以上の人口比は86.4%です。相当数の人がYouTubeを見ています。韓国デジタルマーケティングには、YouTuneの利用が効果的といえるでしょう。

出典:datareportal.com

韓国におけるInstagramの状況

「Instagram」広告を見る可能性のある人数は、1600万人。13歳以上の人口の割合では、34.9%です。「YouTube」ほどではありませんが、「Facebook」より可能性が少し高いといったところでしょう。

出典:datareportal.com

韓国におけるその他のSNSの状況

「Facebook Messenger」の広告を見る可能性がある人数は、610万人。人口(13歳以上)の割合は13.3%です。

出典:datareportal.com

「LinkedIn」広告を見る可能性がある人数は、290万人。人口(18歳以上)の6.7%です。

出典:datareportal.com

「Twitter」広告を見る可能性のある人数は、515万人。人口(13歳以上)の11.2%です。

出典:datareportal.com

まとめ

韓国人旅行者のほとんどが「リピーター」です。韓国の人たちはすでに日本を良く知っています。今後は、まだ知られていない情報・最新の流行などを発信していく必要があるでしょう。韓国人に「お得」な情報であれば、なお良いでしょう。

諸外国で一般的に利用されているSNSや動画サービスでの情報発信も効果的ですが、韓国で多くの人が利用している韓国のSNSへの情報発信が有効的でしょう。今後のインバウンドと、韓国向けマーケティングを成功させるために、1番良い方法を探ってゆくことをお勧めします。

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