【2021年最新版】スリランカのSNS事情/デジタルマーケティングお役立ち情報

スリランカ

はじめに

アフターコロナにおいて、諸外国のデジタル事情を知っておくことは重要です。

食やアニメをはじめとする日本文化は、コロナ禍の今でも海外の大勢の人たちに注目されています。今からアフターコロナを見据えたデジタルマーケティングを行うことにより、インバウンドの復活に期待が持てます。

特に、世界各国のSNS(ソーシャルメディア)利用状況とその特徴を理解しておくことは、海外デジタルマーケティングの助けとなり有効に活用できるでしょう。今回は、datareportalのデータから、スリランカのSNS最新事情とデジタルマーケティングに役立つ情報をご紹介します。

2021年1月現在、スリランカの人口は2146万人です。前年比で、8.7万人(0.4%)増加しました。外務省のデータによればシンハラ人(74.9%)、タミル人(15.3%)、スリランカ・ムーア人(9.3%)という構成になっており、公用語もシンハラ語・タミル語、そしてシンハラ人とタミル人との間のコミュニケーションのために英語が使われています。(両民族をつなぐ、というニュアンスで連結語という呼び方をしています)。

スリランカのスマホ・ネットの普及率

スリランカにおけるスマホやネットの利用率などに関するデータ

インターネットユーザーは1090万人で、人口の50.8%です。前年比で、80万人(7.9%)増加しています。モバイル接続は3041万人口比で141.7%にもなります。10人に約4人は2台持ちですね。前年と比べて、61.2万(2.1%)の増加です。

ソーシャルメディア利用者は790万人、人口比では36.8%、前年比で150万人(23.4%)の増加を記録しています。

出典:datareportal.com

スリランカのブラウザシェア

出典:datareportal.com

スリランカのブラウザシェアトップはGoogle Chromeが75.0%で、次いでSamsung Internetが5.6%、その次がSAFARIで5.2%です。その他は、Opera4.3%、Microsoft Edge4.1%、Firefox2.6%、Internet Explorer0.1%です。その他のブラウザが3.2%となっています。

前年比では、Internet Explorerが-58%、Firefoxが-36%、SAFARIが-18%、Operaが-15%、Samsung Internetが-12%で多くのブラウザが減少傾向にありますが、逆にGoogle Chromeは+3.2%で増加、Microsoft Edgeは+275%と大幅増加しています。

スリランカ人は検索で何を調べるか?

出典:datareportal.com

スリランカの人々はインターネット検索で何を調べているのでしょうか?

1位:「LANKA SRI(ニュースサイト)」100%
2位:「GOOGLE」32%
3位:「FACEBOOK」31%
4位:「GOSSIP(ダーク系ネットメディア)」23%
5位:「TRANSLATE(翻訳)」23%
6位:「YOUTUBE」23%
7位:「GOSSIP LANKA(ダーク系ネットメディア)」16%
8位:「GOOGLE TRANSLATE(グーグル翻訳)」15%
9位:「FB(Facebookの略)」13%
10位:「IKMAN.LK(スリランカ版のメルカリ+ジモティーのような、住んでいる地域ごとに個人間売買や求人申込などが出来るサービス)」12%

スリランカにおけるSNSの現状

スリランカのSNS事情

スリランカのソーシャルメディア利用者は790万人で、人口の36.8%です。前年比で、150万人(23.4%)増加しています。モバイル端末によるソーシャルメディア利用者は780万人で、パーセンテージは98.7%です。スリランカではほとんどの人が、モバイル端末を使ってソーシャルメディアを利用しているということです。

出典:datareportal.com

スリランカにおけるFacebookの状況

Facebookを見ている人は、13歳以上のスリランカ国民の41.0%、人数にすると700万人に相当します。

ほとんどの人(98.7%)がモバイル端末からアクセスしていて、Facebookページへの「いいね!」は平均2ページ、過去30日間に投稿した人の平均人数は14人、コメント人数は7人となっています。

出典:datareportal.com

スリランカにおけるYouTubeの状況

YouTubeを見ている人は、18歳以上のスリランカ国民の54.3%、人数にすると3730万人に相当します。

出典:datareportal.com

YouTubeでよく検索されている語句は、1位「SONG(音楽)」、2位「SONGS(音楽)」、3位「SRI LANKA(スリランカ)」、4位「TAMIL MOVIE(タミル語映画)」、5位「MOVIES(映画)」、6位「SONGS SINHALA(シンハラ語音楽)」、7位「NEWS(ニュース)」、8位「DEWENI INIMA(※後述)」、9位「NEW SONG(新曲)」、10位「CARTOON(漫画・アニメ)」という結果が出ています。

YouTubeは主に音楽や映画の鑑賞で「エンターテイメント」として利用されているようです。

※第8位の「DEWENI INIMA」は、スリランカで最も人気のあるテレビドラマシリーズです。2017年の放送開始以来、国内では大人気で,2021年7月15日現在で最新話はエピソード1098まであります。

スリランカにおけるInstagramの状況

Instagramを見ている人は、13歳以上のスリランカ国民の7.6%、人数にすると130万人に相当します。

出典:datareportal.com

スリランカにおけるその他のSNSの状況

FBMessengerを見ている人は、13歳以上のスリランカ国民の22.2%、人数にすると380万人に相当します。
LINKEDINを見ている人は、18歳以上のスリランカ国民の8.4%、人数にすると130万人相当です。
Twitterを見ている人は、13歳以上のスリランカ人の1.1%で、人数にすると18.7万人に相当します。

まとめ

今回は、最新のスリランカのインターネット・SNS事情についてご紹介しました。

スリランカのインターネットユーザーは、国民全体の約半分です。インターネットを使う人は、約6割ちょっとがモバイル端末で、残りはパソコンです。インターネットユーザーはこれからもっと増加し、ソーシャルメディアを使用する時間もこれから長くなっていくと思います。現在はFacebookが一番人気のあるSNSですが、Facebookも含めてすべてのSNSがこれから使われるという段階にあるといえます。今後の発展が期待できるでしょう。

これらスリランカのSNS事情を踏まえ、スリランカ向けプロモーションを成功させてください。

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