海外へ!日本の「BENTO」

2022年4月20日

はじめに

海苔弁、から揚げ弁当、幕の内弁当など、弁当は日本人にとってなじみの深いものですが、今やこの日本の「BENTO」は世界共通語といえるほど、外国でも人気です。日本を訪れる外国人のなかにも、個性豊かな駅弁やコンビニに並ぶ種類豊富な弁当を目当てに楽しみにしている人が多くいるようです。
ここでは、どのような「BENTO」が海外で好評なのか見てみましょう。

外国人は日本の弁当にびっくり?

外国人は日本の弁当に驚くようです。それは、外国人の弁当が総じてシンプルなのに対し、日本の弁当はバラエティに富んでいて、栄養バランスもよく、見た目も味も充実感が半端ないからです。コンビニエンスストアやスーパーなど、どこでも種類豊富な美味しいお弁当が売られているのも日本の特徴です。

アニメや漫画を通して外国で有名になった日本の弁当の代表格はキャラ弁。キャラクターを海苔や野菜などの食材を使って再現する弁当は、その完成度を競うようなものがさまざまな場面で紹介され、映画化されたものもあります。

ではなぜ日本の弁当はこれほどまでに芸が細かいのでしょうか。手間と時間をかけて細やかな配慮が行き届いた日本の弁当は、外国人にとって日本そのものなのかもしれません。

「BENTO」海外進出例

ニューヨーク

アメリカのランチの主流は簡単ランチ。サンドイッチやサラダ、フルーツなどをそのまま袋に入れたり紙に包んだりして持参します。そんななかで日本の子どもが持ってくる色とりどりのお弁当が話題になり人気です。可愛いキャラ弁が子どもたちの間で話題となるほか、ヘルシーさや栄養バランスのよさから、ニューヨークでも人気となってビジネスマンもランチで日本の「BENTO」を食べているようです。

出典:BentOn

ニューヨークに進出した弁当屋「BentOn(べんと・おん)」では、幕の内弁当やポークカツカレー、蕎麦やおにぎりなどが販売されており、温かい弁当と冷たい麺の弁当それぞれをショップで買うことができます。日本のコメ文化が弁当という形で受け入れられており、ベジタリアン向けのお弁当もあります。

パリ

2022年11月より、期間限定ではありますが、パリリヨン駅で日本の駅弁が売り出されました。秋田の老舗駅弁屋「花善」が提供する駅弁です。販売する駅弁は、しょうゆで甘辛く炊き込んだごはんに鶏肉をのせた看板商品「鶏めし弁当」を入れて6種類。鶏めしにきりたんぽやいぶりがっこなどの秋田名物をプラスした「秋田弁当」、お肉を使わないベジタリアンに人気の助六と巻き寿司のセット「ベジスシ弁当」、ほか、「肉弁当」「プチ鶏めし弁当」「おにぎり」です。フランスでも日本の弁当専門店が数多くあって「BENTO」がポピュラーとなっているため、日本食を好む人も多く、好評だったようです。

まとめ

アメリカやフランスを中心にヨーロッパで起きている「BENTO」ブーム。日本の「BENTO」が海外で広く受け入れられ、日本の文化の一つとして好評となっていることはとても嬉しいことです。健康志向が高まり、ベジタリアンやビーガン向けの食への需要が高じたこともあって日本食の人気は高まる一方ですから、手軽な形で日本食を楽しめる弁当をより多くの外国人に楽しんでほしいですね。もっとたくさんのお店が海外進出することを期待したいものです。

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