プルーフリーディングとは?料金や相場・必要性を翻訳会社が徹底解説
「プルーフリーディング」という言葉を聞いたことはありますか?
プルーフリーディングは翻訳作業において、非常に重要な作業の一つです。しかし、具体的にどういう作業でどういった必要性があるのか、あまり理解されてません。そこで、今回はプルーフリーディングの基礎知識をご紹介します。
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プルーフリーディングとは?
プルーフリーディング(proofreading ) とは、すでにしっかりと推敲・校正されて納品される段階の訳文が、本当に完成品として納品するのに足るかどうかをチェックする作業のことです。
ネイティブチェックとプルーフリーディングは混同されがちですが、前者が「訳文の間違いやミスを修正すること」が主な目的であるのに対し、後者は「修正済みの訳文をブラッシュアップすること」が目的。つまり、プルーフリーディングとは最終確認作業であり、ネイティブチェックはその1段階前のチェック作業ということになります。
プルーフリーディングを行う理由
そもそも、プルーフリーディングが行われる段階というのは、ネイティブチェックでミスが完全に取り除かれ、納品しても問題ないレベルに達している訳文をチェックすることが前提となっています。
こう言われると、「そもそもプルーフリーディングなど必要ないのでは?」と思われるかもしれません。しかし、いかにネイティブの翻訳者といえども人間ですから、まれにチェックが不完全なことがあります。このような「万が一」を見逃さないため、プルーフリーディングが行われるわけです。 間違いが許されない分野の翻訳では、非常に重要度の高い作業と言えるでしょう。
プルーフリーディングの具体的な業務とは?事例も合わせて紹介
プルーフリーディングの主な業務内容は、原文と翻訳文を見比べて、スペルミスや翻訳間違い、またはより良い文章表現がないかなどを探すことです。といっても流し読みするわけではなく、一文一文細かく慎重にチェックが行われます。もしも間違いが見つかったり、より自然な文章表現などが見つかったりすれば修正しますが、あまりに完成度が低い場合はプルーフリーディングの前にもう一度ネイティブチェックをやり直すケースもあります。
プルーフリーディングが必須となる分野には、主に法務・契約書、技術書、金融・会計資料、学術論文などが挙げられます。
プルーフリーディングの価格や相場
プルーフリーディングの相場は、文章の難易度や文章量、翻訳言語がメジャー言語かマイナーな言語か、または納期の長短などによっても変わってきますが、一般的には「 7~8円 / 1語 」程度です。なお、文章量は多いほど値段は下がり、1万語ぐらいの依頼量になると「 3円 / 1語 」程度になります。ちなみに、多くの翻訳会社が「ミニマムチャージ(最低料金)」を設定しているので、少量依頼の際には料金価格に注意しましょう。
正確さが求められる資料では不可欠なプルーフリーディング
このように、あまり知られていないとはいえ大事なプルーフリーディング。 その重要性や必要性について、ご理解いただけるとうれしく思います。
株式会社アットグローバルをはじめとした各翻訳会社では、プルーフリーディングサービスも提供しています。機械翻訳に任せきりにしてしまうと思わぬトラブルに遭遇してしまうかもしれません。 重要な資料の場合、翻訳会社のサービスを活用することもご検討いただけるのではないでしょうか。