ネイティブチェックとは?料金や相場・必要性を翻訳会社が徹底解説

ネイティブチェック, 機械翻訳

ネイティブチェックという言葉をご存知でしょうか。

ネイティブチェックは訳文のクオリティを高める上で、非常に重要な作業です。怠ると訳文の品質が落ちるだけでなく、様々なトラブルを引き起こす原因にもなりえます。そこで、今回はネイティブチェックがどのようなものなのかご紹介いたします。

ネイティブチェックとは

ネイティブチェックとは、翻訳時にネイティブスピーカー(その言語を母語として話す人)が行う校正作業のことです。

訳文を読み、誤字脱字がないか、表現に間違いがないかなどをチェックし、修正点があれば修正します。ネイティブチェックを行う人は、ネイディブチェッカーとも呼ばれます。

なぜ、ネイティブチェックが必要なのか

翻訳者は、誤訳がないよう最新の注意を払って翻訳作業を行っています。とはいえ、プロといえども人間ですから、時にはミスや間違いを犯してしまうことがあります。そのようなミスや間違いを見逃さないという点で、ネイディブチェックは非常に重要な役割を果たしているのです。

また、文章としては間違っていなくても、ネイティブから見ると少し違和感のある文章になってしまっているケースがあります。例えば、「大根を一個買った」という訳文があったとします。このままでも意味は通じるという点では間違いではないかもしれませんが、日本人からすると「大根を一本買った」としたほうがより自然です。このように、ネイティブだからこそ気がつくことのできる修正を行うことで、訳文の品質を大きく向上させることに繋がります

プルーフリーディングとネイティブチェックとの違い

ネイディブチェックは、翻訳者から上がってきた訳文に間違いやミスがないか確認し、あれば修正する作業のことを指しています。一方、プルーフリーディングはネイディブチェックの後に行われる作業で、ネイディブチェックで行われた修正内容が正しいかどうかや、修正漏れがないかなどをチェックします。このようにチェックを二重にすることで誤訳が減り、訳文の品質がさらに向上します。

ネイティブチェックを怠った事例

大阪メトロの英語サイトで「堺筋線」を「サカイマッスルライン」と誤表記

2019年に大阪メトロが公開した英語版サイトで「堺筋(さかいすじ)」が「サカイマッスル」、「御堂筋(みどうすじ)」が「ミドウスジマッスル」、「太子橋今市(たいしばしいまいち)」が「プリンスブリッジ イマイチ」などと誤って表記された事例がありました。

ネットユーザーなどから多数の指摘が寄せられ、サイトは一時非公開となりました。機械翻訳をそのまま載せていたことが原因だったとのこと。現在は修正され、サイトも閲覧できるようになっています。

「お静かにご覧ください!」のつもりが「しずかちゃん見て!」に

某動物公園のパンダエリアに設置された看板で起きた誤訳の事例。中国人観光客向けに「お静かにご覧ください!」と伝えるつもりで「静静请看!」と書いた看板を設置しましたが、「静静请看!」は直訳すると「しずかちゃんを見て!」です。全く意味がない注意看板となってしまいました。

「Japanese only(日本語のみ対応)」が「日本人以外お断り」という意図しない解釈をされて炎上

最後は飲食店などでよくある事例。「日本語のみ対応」の意味で「Japanese only」と書いたところ、外国人に「日本人以外お断り」の意味に解釈されてしまい、人種差別だとしてSNS上などで炎上してしまうケースがよく報告されています「Japanese version only」などと表記するだけで誤解が起きなかったことを考えると、ネイティブチェックの重要性がよく分かる事例の一つと言えるでしょう。

ネイティブチェックの注意点

ネイティプスピーカーにとって自然な文章表現になっているかどうかが、ネイティブチェックを行う上で最も注意すべきポイントです。自然な文章になっているかどうかは、読みやすさに直結する部分ですし、何よりも伝えたい情報を正確に伝える上で非常に重要となります。

また、客観性を保てているかも重要なポイント。十人十色という言葉があるように、人によって感じ方は様々です。文章表現にも好みというものが出てしまいます。しかし、ネイティブチェックにおいては、そういった個人の感性を排し、客観的に判断するように注意しなければいけません。

ネイティブチェックの料金や相場は?

翻訳会社にもよりますが、ネイティブチェックの料金は「1ワード / 10円前後」に設定されていることが多いようです。ただし、言語の種類、原文の専門性、納期などによって変わってくるので注意が必要です。また、会社によっては、チェック内容でグレードを3段階に分け、グレードごとに費用が違う設定にしているケースもあります。ちなみに、ネット検索で各社の料金を調査したところ、最安値は「1ワード / 4.8円」、最高値は「1ワード / 25円」でした。

ネイティブチェックを個人に依頼する場合

ネイティブチェックを個人に依頼するメリットとしてまず第一に挙げられるのは依頼費用を抑えられる点です。同じレベルのネイティブチェッカーであれば、中間マージンがない分、会社に依頼するより安い費用で依頼が可能です

また、会社に依頼するとネイティブチェッカーを自由に選べないため、自身が求めるレベルにそぐわない場合があります。しかし、個人依頼であれば、経歴や実績などから自分の求めるレベルを持ったチェッカーに作業してもらえます。

ただし、個人依頼はリスクも伴います。例えば、翻訳会社相手であれば一定のクオリティが保証されますが、個人依頼だと当たり外れがあり、中には十分な実力がないにもかかわらず仕事を請け負うような人も紛れています。個人依頼をするのであれば、適した人材を見極める目を養う必要があるでしょう。

ネイティブチェックを会社に依頼する場合

翻訳会社はネイティブチェックのノウハウを持っており、作業工程が標準化されています。そのため、品質が安定しており、さらに、アフターサービスも完備されているので、安心して依頼できるのが魅力。また、料金体系がホームページ等に明記されているので、費用が計算しやすい点もメリットと言えるでしょう。

個人依頼に比べて費用は割高ですし、ネイティブチェッカーを自由に選べないというデメリットもありますが、特にこだわりがなければ個人よりも会社に依頼したほうがベターです。どっちにすべきか迷ったら、株式会社アットグローバルのような翻訳会社に依頼しましょう。

本当に伝わる翻訳を目指すならネイティブチェックをしよう

正しいかどうかわからない訳文を利用すると、読み手に意図せぬ伝わり方をしてしまうことがあります。結果として、誰かを傷つけてしまったり、自分自身が損害を受けたりするかもしれません。ですから、本当に正しく伝わる翻訳を目指すのであれば、しっかりとネイティブチェックを行うことが大切です。ぜひ、今回の記事を機に、ネイティブチェックの必要性を見つめ直してみてくださいね。

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