【2021年最新版】ドイツのSNS事情/デジタルマーケティングお役立ち情報

デジタルマーケティングお役立ち情報,ドイツ

はじめに

日本でもワクチン接種されるようになりつつありますが、世界に目を向けると感染者がまだまだ増加傾向にあります。アフターコロナ、またどのようにコロナ下で会社の運営、維持または利益を伸ばすかを考えるうえで、各国のデジタル事情を知っておくのは重要で不可欠なことです。

今回特集するのは人口が8,384万人いて、日本とほぼ同じ面積をもつドイツです。

ドイツのスマホ・ネットの普及率

ドイツにおけるスマホやネットの利用率などに関するデータ

ドイツの人口は8384万人で、そのうちインターネットユーザーは7881万人。ほとんどの人が携帯を使用し、インターネットを利用しています。アクティブソーシャルメディアユーザーは6600万人で、人口比率は78.7%。大勢の人がソーシャルメディアを利用していることが分かります。

ドイツで使用されている各通信機器の割合

こちらのデータは、ドイツで使用されている各通信機器の割合についてまとめたものです。

使用割合の高い順から見ると携帯電話(95.9%)、スマートフォン(95.4%)、ノートパソコンまたはデスクパソコン(83.8%)、タブレット(52.7%)、TVストリーミングスティックまたはデバイス(24.3%)などがあります。

ドイツにおけるブラウザ・検索事情

ドイツのブラウザシェア

出典:datareportal.com

ブラウザのシェアでは、グーグルが開発・提供している「クローム(48.4%)」が第1位やはり他の国同様ドイツでも1位に使用されています。クロームは世界で最も高いシェアを誇るブラウザですが、前年比では-1.3%となっていて、少し減少しています。

2位には「サファリ(22.1%)」は、MacやiPhoneなどの標準ブラウザとして搭載されているものです。WindowsやAndroidで使われることはあまり考えられないため、クロームより低い割合になっていることが考えられます。サファリは前年比で+11%ですので、Apple製品のシェアが少し増加傾向にあることが分かります。

そのほか、「ファイヤーフォックス(11.9%)」,「マイクロソフト・エッジ(5.9%)」「サムスンインターネット(5.6%)」、に続いて「オペラ(3.4%)」「インターネット・エクスプローラー(1.4%)」という割合にあります。

ドイツ人は検索で何を調べているのか?

出典:datareportal.com

検索結果によると、1位と10位にコロナとコロナウィルスです。やはりドイツ人の関心事が今流行中のコロナに関することであり、多数回検索されていることが分かります。

ちなみに2位の wetter ですが、ドイツ語で天気という意味です。8位の Bild は「画像」、13位のeBay Kleinanzeigen はドイツ版メルカリのようなご近所さんで不用品の交換や売買を行うサイト、第15位はgmxはドイツのフリーメール、第17位のnachrichtenは「ニュース」という意味です。

ドイツにおけるSNSの現状

ドイツのSNS事情

ソーシャルメディアにおけるアクティブユーザーの総数は、6600万人です。総人口に占める割合は、78.7%に達しています。また、ソーシャルメディア利用者の年次推移を見てみると、+13.2%(+770万人)であり大幅に増加していることがわかります。

出典:datareportal.com

こちらのグラフは16歳から64歳のインターネットユーザーが利用しているソーシャルメディアについてのランキングです。

上位から見ると
1位 Whatsapp (79.6%) 

2位 Youtube (74.8%) 

3位 Facebook (60.0%) 

4位 Instagram (46.9%) 

5位 Facebook Messenger (37.3%) 

6位 Pinterest (26.8%) 

7位 Twitter (22.8%) 

8位 Skype (20.3%) 

9位 Tiktok (18.2%) 

10位 Snapchat (17.9%) 

ドイツにおけるFacebookの状況

Facebookの広告を見る可能性のある人数は、2900万人です。人口比(13歳以上)は、39.4%。四半期で比較すると+3.6%、100万人が増加しました。Facebook広告を見る男女別割合は女性50.0%、男性50.0%で同じ割合になっています。

どのような通信機器を使用してFacebookアクセスするのか?

Facebook へのアクセス方法はモバイルフォン(96.0%)が一番多く、その次にモバイルフォンだけとでアクセスするのが70.9%でした。また、モバイルフォン・PC両方使用するユーザーは25.0%に対し、PCはたったの4.0%です。やはりモバイルフォンからのアクセスが極めて多いことが分かります。

ドイツにおけるYouTubeの状況

出典:datareportal.com

こちらがYouTube検索ランキングになります。

2位 Musik(音楽)、4位 Doku(ドキュメンタリーレポート、ドキュメンタリー映画などの略語)が日本では馴染みのない言葉でしょうか。

8位の Workout(身体活動・トレーニング)は、コロナ禍のステイホームの中で調べられたのかもしれません。ちなみに10位の Paluten はドイツで有名なゲーム実況系youtuberで登録者数は424万人。11位の Pamela Reif はドイツの有名なモデルで、フィットネス動画をyoutubeにアップしており、登録者数は767万人になっています。

ドイツにおけるInstagramの状況

Instagramの広告を見る可能性のある人は、2600万人います。人口比(13歳以上)は、35.3%。四半期の広告リーチの変化は+4.7%で100万増えています。またInstagram広告を見る男女別割合は女性は51.9%、男性は48.1%であることから広告を見るのは女性の方がやや多いことが分かります。

ドイツにおけるその他のSNSの状況

ドイツにおけるその他のSNSの状況をご説明します。

・「Facebook Messenger」:広告を見る可能性があるのは、1700万人。人口比(13歳以上)は23.1%(女性49.7%、男性50.3%)

・「LINKEDIN」:広告を見る可能性があるのは、1200万人。人口比(18歳以上)は、17.2%(女性37.7%、男性62.3%)

・「SNAPCHAT」:広告を見る可能性があるのは、1535万人。人口比(18歳以上)は、20.8%(女性59.2%、男性39.8%)

・「TWITTER」:広告を見る可能性があるのは、580万人。人口比(18歳以上)は、7.9%(女性18.4%、男性81.6%)

・「PINTEREST」:広告を見る可能性があるのは、1756万人。人口比(18歳以上)は、25.2%(女性78.1%、男性16.0%)

まとめ

以上、ドイツのSNS事情、人気の検索KWやプラットフォームなどをご紹介しました。同じ年齢層や流行のSNSでも国それぞれで使用されている割合が大きく違っています。興味深い点として、SNS別で広告を見る性別や割合が大きく異なることがグラフから読み取ることができます。

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