【2021年最新版】パキスタンのSNS事情/デジタルマーケティングお役立ち情報 

デジタルマーケティングお役立ち情報,パキスタン

はじめに

アフターコロナを見据えて、諸外国のデジタル事情を把握しておくのは良いことです。今回ご紹介するのは、パキスタンです。

あまり知られていませんが、パキスタンの人口は2億人を超えています。なんと、日本よりも多いんですね。それでは、パキスタン向けデジタルマーケティングに役立つ最新情報をお伝えします。

パキスタンのスマホ・ネットの普及率

パキスタンにおけるスマホやネットの利用率などに関するデータ

出典:datareportal.com

パキスタンの人口は、2億2,300万人です。モバイル接続は1億7,320回、人口比率は77.7%です。多くの人が携帯を持っているようです。インターネットユーザーは6,134万人、人口比率は27.5%です。モバイル利用者と比べると、まだまだ少ないことがわかります。ソーシャルメディアのアクティブユーザーは4,600万人、人口比率は20.6%です。約2割なので、まだまだ多いとは言えません。

ですが、モバイル・インターネット・ソーシャルメディア利用者は、年々増加しています。

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特に、インターネットの利用者は、プラス21%(1,100万人)ソーシャルメディア利用者はプラス24.3%(900万人)です。利用者の人口比率は低いとはいえ、1年で約20%アップしているんです。

次に、パキスタンの「識字率」をみてみましょう。

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パキスタン全体の「識字率」は、59.1%です。男女比の差が大きく、男性71.1%、女性46.5%です。パキスタンは、まだまだ発展途上中の国です。教育が行き渡り、国民の「識字率」が上がってゆけば、インターネット・ソーシャルメディア利用者は増えてゆくのでしょう。

パキスタンのブラウザシェア

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パキスタンで1番利用されているブラウザは「Chrome」で、83.5%(前年比+9.2%)という結果が出ています。他のブラウザはかなり少なく、例えば、「Safari」3.1%、「Internet Explorer」0.2%です。そして、ほとんどが前年比でマイナス成長です。唯一、前年比プラス51%なのが「Microsoft Edge」ですが、全体のシェアは0.7%にすぎません。今のところ、パキスタンでは「Chrome」が一人勝ち状態です。

パキスタン人は検索で何を調べるか?

出典:datareportal.com

「Google」で何を検索しているのかのランキングで、「YouTube」や「Facebook」は上位にあがっていますが、これは諸外国と同じ傾向です。

12位の「ertugrul」はトルコのテレビドラマで、YouTube登録者が1340万人もいる人気番組です。特に、パキスタンとアゼルバイジャンで人気が高いのだそうです。15位の「OLX」は、パキスタンのネットフリマです。17位に「Instagram」がランクインしています。19位の「PSL」は、「パキスタンスーパーリーグ」というクリケットリーグのことです。

このように検索ランキングを見てみると、特有の傾向があって、パキスタン社会の様子を少し垣間見ることができますね。

パキスタンにおけるSNSの現状

パキスタンのSNS事情

出典:datareportal.com

上記でも触れましたが、パキスタンのソーシャルメディアのアクティブユーザーは、4,600万人います。人口比は、20.6%です。前年比プラス24.3%、900万人増加しています。ほとんどの人(99.1%)が、モバイルフォンでソーシャルメディアを利用しています。パソコン利用者は非常に少ない(0.9%)のが現状です。

ソーシャルメディア利用者の年齢層はどうなっているのでしょうか?

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グラフを見ると分かるように、ソーシャルメディア利用者は「若年層(18歳から34歳)」が突出しています。35歳以上は少なくなり、45歳以上になるともっと少なくなっています。そして、男女の差が非常に大きい傾向が見られます。男性ユーザーが圧倒的に多く、女性ユーザーが非常に少ないのです。恐らく、国民(特に女性)の「識字率」の低さが反映されているのでしょう。

パキスタンのSNSシェア

「Snapchat」で広告を見る可能性があるのは、1,110万人。人口比率(13歳以上)は、7.2%です。四半期での変化は、+35.4%(+290万人)です。

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「Twitter」の広告を見る可能性を持つ人は、210万人。人口比率(13歳以上)は、1.4%。四半期の変化はー4.5%(ー10万人)となっています。

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パキスタンにおけるFacebookの状況

「Facebook」の広告を見る可能性があるのは、4,000万人。人口比(13歳以上)では、25.8%です。四半期の変化は+2.6%、100万人の増加です。

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パキスタンにおけるYouTubeの状況

「YouTube」広告を見る可能性がある人は、3,610万人。人口比(18歳以上)で、21.4%です。

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では、「YouTube」で何を見ているのでしょうか?

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「YouTube」の検索ランキングでは、歌・映画・ドラマ・アニメ・ニュースなどが上位にあがっています。これは、他の国と同じ傾向です。ですが、15位に「Hindi Movies」、インドの映画がランキングしています。また、19位の「NAAT」は、イスラム教の「ムハンマド(マホメット)」を讃える歌です。このあたりから、パキスタンらしさを感じますね。

パキスタンにおけるInstagramの状況

「Instagram」の広告を見る可能性があるのは、1,100万人。人口比(13歳以上)は、7.1%です。四半期の変化は、+13.4%(+130万人)です。

出典:datareportal.com

パキスタンの「Instagram」のユーザー数は、「YouTube」や「Facebook」と比べると少ないのですが、増加のパーセンテージが高くなっています。パキスタンのSNS利用者は「若年層」がほとんどですから、利用者は増えてゆくでしょう。

パキスタンにおけるその他のSNSの状況

「FB Messenger」の広告を見る可能性を持つのは、1,200万人。人口比(13歳以上)では、7.8%です。
「LINKEDIN」の広告を見る可能性を持つのは、680万人。人口比(18歳以上)で、5.1%です。

まとめ

パキスタンの最新デジタル事情をご紹介しました。

パキスタンはまだ発展途上にあります。「識字率」が低いですし、男女差も大きいです。ですが、若年層を中心にユーザーは増加してゆくと思われます。日本よりも人口が多いことを考えると、発展の可能性を秘めているといえます。

パキスタン社会の変化とともに、インターネット・SNS事情も変わってゆくでしょう。今後のパキスタンの変化に注目していきましょう。

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