【2021年最新版】オランダのSNS事情/デジタルマーケティングお役立ち情報

オランダ,デジタルマーケティングお役立ち情報

はじめに

ワクチンが開発されて日本にもワクチンが導入され、医療界や高齢者をはじめにワクチンの接種が行われ始めています。収束現実的になってきたためアフターコロナについて考え始める企業も増えているようです。
そこでアフターコロナにおいての諸外国のデジタル事情を知っておくのは重要で不可欠なことです。今回特集するのは人口が1738万人いて、九州とほぼ同じ面積をもつオランダです。

オランダのスマホ・ネットの普及率

オランダにおけるスマホやネットの利用率などに関するデータ

オランダの人口は2021年2月現在で、1715万人です。モバイル接続は1701万回線で、人口比率99.2%です。インターネットユーザーは1647万人、人口比率では96%。ほとんどの人が携帯を使用し、インターネットを利用しています。アクティブソーシャルメディアユーザーは1510万人で、人口比率は88%。大勢の人がソーシャルメディアを利用していることが分かります。

オランダのモバイル接続は、前年比プラス0.3%(5万6,000人)。インターネットユーザーは、前年比プラス1.3%(20万8,000人)。アクティブソーシャルメディアユーザーは、前年比0%で前年と変わらない数値で報告されています。

オランダにおけるネットやスマホに触れている時間

こちらのデータは、オランダのネットユーザー(16歳~64歳)を対象としたもので、1日平均どのくらいの時間をメディアに費やしているかを示しています。

オランダの国民がインターネットに費やしている時間(すべてのデバイス)は、5時間28分です。テレビを見ている時間が3時間5分です。SNSには、1時間24分使っています。インターネットやスマホに触れている時間のうち、およそ2割の時間をSNSに費やしているようです。

インターネット利用の内容は、テレビゲーム(3時間5分)が目立って多いがその他は1時間程度でソーシャルメディア(1時間24分)、ネットニュース(1時間8分)、ミュージックストリーミングサービス(1時間10分)、ポッドキャスト(24分)という順になっています。

オランダにおけるブラウザ・検索事情

オランダのブラウザシェア

ブラウザのシェアでは、グーグルが開発・提供している「クローム(55.7%)」が第1位です。クロームは世界で最も高いシェアを誇るブラウザです。前年比では+4.7%となっていて、少し増加しています。

第2位の「サファリ(27.2%)」は、MacやiPhoneなどの標準ブラウザとして搭載されているものです。WindowsやAndroidで使われることはあまり考えられないため、クロームより低い割合になっていることが考えられます。サファリは前年比で-2.3%ですので、Apple製品のシェアが少し減少していることが分かります。

そのほか、「マイクロソフト・エッジ(5.6%)」、「サムスンインターネット(4.7%)」、「ファイヤーフォックス(3.7%)」に続いて「オペラ(0.8%)」「インターネット・エクスプローラー(0.8%)」が同じ割合にあります。

オランダ人は検索で何を調べるか?

出典:datareportal.com

ちなみに2位のweer は天気予報のサイトです。第7位のbuienradarや第9位Nieuwsも天気予報の情報サイトや天気番組でした。第8位のfundaは不動産情報のサイト、10位のTelegraafは検索サイトです。

オランダにおけるSNSの現状

オランダのSNS事情

ソーシャルメディアにおけるアクティブユーザーの総数は、1510万人です。総人口に占める割合は、88.0%に達しています。また、ソーシャルメディア利用者の年次推移を見てみると、±0%であることから変化がないことがわかります。

ユーザーの年齢層は、25~34歳(女性12.4%、男性12.4%)が最も多く、次いで18~24歳(女性9.3%、男性9.3%)そして、35~44歳(女性9.3%、男性7.7%)、45~54歳(女性8.5%、男性7.0%)の順です。これらの割合により、18歳から44歳の若い人たちが中心ではありますが45歳以上の人たちの利用も多いことが伺えます。

オランダのSNSシェア

出典:datareportal.com

こちらのグラフは、最も利用したSNSを示しています。Whatsapp、YouTube、Facebook、Instagramが上位にあがっていますが、これは他の諸外国と同じ傾向といえます。

オランダにおけるFacebookの状況

Facebook へのアクセス方法はモバイルフォン(96.6%)が一番多く、PCはたったの3.4%です。また、モバイルフォン・PC両方使用するユーザーは35.9%に対し、モバイルフォンだけと答えたのは60.7%でした。やはりモバイルフォンからのアクセスが多いことが分かります。

Facebookの広告を見る可能性のある人数は、910万人です。人口比(13歳以上)は、61.3%。四半期で比較すると+3.4%、30万人が増加しました。Facebook広告を見る女性の割合は53.8%、男性は46.7%です。

オランダにおけるYouTubeの状況

YouTubeの広告を見る可能性のある人数は、1510万人います。人口比(18歳以上)は、92.5%。Facebook広告を見る女性の割合は50.3%、男性は49.7%です。

出典:datareportal.com

1位はオランダの有名YouTuberの Enzoknolがあがっています。9位のstaktvはYouTubeの人気チャンネル、第10位も有名YouTuberの donがランクインしています。

オランダにおけるInstagramの状況

Instagramの広告を見る可能性のある人は、760万人います。人口比(13歳以上)は、51.2%。四半期の広告リーチの変化は+2.7%で20万増えています。またInstagram広告を見る女性は55.1%、男性は43.3%であることから広告を見るのは女性の方がやや多いことが分かります。

オランダにおけるその他のSNSの状況

オランダにおけるその他のSNSの状況をご説明します。

・「Facebook Messenger」:広告を見る可能性があるのは、510万人。

人口比(13歳以上)は34.3%(女性54.9%、男性45.1%)

・「LINKEDIN」:広告を見る可能性があるのは、910万人。

人口比(18歳以上)は、65.6%(女性42.7%、男性57.3%)

・「Snapchat」:広告を見る可能性がある人は、580万人。

人口比(13歳以上)は、39.0%(女性56.1%、男性42.9%)

・「Twitter」:広告を見る可能性を持つ人は、310万人。

人口比(13歳以上)は、21.2%(女性26.5%、男性73.5%)

・「Pinterest」:広告を見る可能性がある人は、534万人。

人口比(18歳以上)は、38.5%(女性76.6%、男性18.0%)

まとめ

以上、オランダのSNS事情、人気の検索KWやプラットフォームなどをご紹介しました。

同じ年齢層や流行のSNSでも国それぞれで使用されている割合が大きく違っています。アフターコロナに向けてビジネスを始めようと思われている方はぜひ企業の方針や目的にあったターゲットのためにSNSを最大限に活用してみてはいかがでしょうか?

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