東アジア人の“勝手”な見分け方【韓国・中国・台湾・香港・日本編】
増加の一途をたどる訪日外国人。なかでも中華系、韓国系の東アジア勢が大半を占めています。さて、みなさん外見だけでどこの国の人か当てられますか。東アジア各国に滞在経験があり、長年各国の人々をウォッチしてきた筆者(と、その妻)がこっそり見分け方をお教えします。
言わずもがなですが、海外旅行の時まで同じ外見とは限りませんし、あくまで筆者独自の勝手な見分け方ですから、話半分だと思って読んでください。ではスタート!まずはお隣の韓国から。
韓国
老若男女問わず「登山ルック」が大好き。ウインドブレーカーとリュック、野球帽が定番。
多くのおばさんは、天気の日も曇りの日も「サンバイザー」をかぶっており、「パンチパーマ」をかけている。お姉さんも野球帽が大好きなようで「綺麗なストレートヘアー+野球帽」という方が多い。そして、みんな同じような「オルチャンメイク(韓国語で美少女を意味する「オルチャン」のようなメイクのこと)」をしている。男女ともに美白には非常に気を使っている。
中国
皆、どこにいても「声」が大きく元気いっぱい。
アディダスやナイキなどのスニーカーを好んで履いている。以前は「真っ赤」または「真っ黄色」などの原色の服が流行していたが、最近は地味な(「クール」と言っておきましょうか)服装が目立つようになった。髪の毛を一つに結んでいるスタイルが多い。
オシャレに敏感な若者と無頓着(に見える)な年配者の差が激しい。韓国と同様、美白に対するこだわりがすごい。中には日差しを忌み嫌う人も。スーパーブラックの髪、瞳の色をした人が多い。中国人は真っ赤なチャイナドレス「チーパオ」がとてもよく似合う。
香港
全体的には、東アジアの中では都会的なイメージ。服装はクール路線。
中国大陸の人々と大差はないと思うが、東南アジア系の顔つきの人たちも多い。短髪のボーイッシュな女の子と、甘めファッションの女の子の組み合わせをよく見かける。そういうあり方が流行しているのでしょうか。とにかくせっかちな「早歩き」男性が多いように感じる。人口密度が高いことと関係があるのでしょうか?地下鉄のエスカレーターの速度が異様に速いことも気になります。
台湾
意外にも、色白で黒髪の人と、東南アジア系の顔の人々が混在している。日本の文化が根付いていて、大体の人が日本好き※。服装も派手でも地味でもなく、飾りっ気もなく、いたって普通。そういうところも日本に似ている。男性も女性も、性格は明るく気さくでフレンドリー。情熱的で恋愛体質(なのではないか?)。女性の「甘ったるい」話し方と「ぶりっ子気質」には賛否両論あるらしいが、それはそれでいいんじゃないかと思う。少数民族の衣装が独特で素敵。ダンスや歌がとても上手い。
※筆者友人は少数民族の女性と結婚しましたが、日本人と結婚したということで村を挙げてのお祝いとなったとのこと。とにかく、それくらい日本が好き。
日本
日本人男性「サラリーマン」の象徴である白いワイシャツ、ネクタイ、ダークスーツは今も健在です。髪は長めでおでこを出さない男性が多い印象。若い男性は、クシャッとした長めの茶髪、長身で細身、ボディバッグが多い。カバンを持たずに後ろのポケットに財布が入っているのは、安全大国ならではか。日本人女性は年齢問わず、きちんとメイク、日よけ対策バッチリ、帽子と日傘は必須アイテム。旅行用バッグを斜めがけして、全体的に佇まいが「ゆるふわ」しておられます。礼儀正しく穏やかですが、人見知り。
あまり外見に差がないと思われる東アジアであっても、各国いろいろな違いが見られます。面白いものですね。筆者も日本人なので、外国に行くと、改めて自分も「日本人だなあ」と感じます。
中国の偉大な兵法家である孫子は「彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず」と言いました。 貴社のインバウンド対策にも「各国の人々の見分け方」を加えてみてはいかがでしょうか。
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