【2021年最新版】ナイジェリアのSNS事情/デジタルマーケティングお役立ち情報
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はじめに
まもなく訪れるアフターコロナに向けて、諸外国の今のデジタル事情をリサーチしておくことは有益でしょう。
今回特集するのはアフリカ最大の人口を誇るナイジェリアです。その人口は日本を上回る2億人です。アフリカというと発展途上国の印象が強いかもしれませんが、16歳から64歳の世代についていえばスマホ普及率は実に99.2%というIT大国なのをご存じでしょうか?そんなナイジェリアの実情を datareportal.com のレポートからご紹介します
ナイジェリアの言語について
外務省のWebサイトを見ると、ナイジェリアの公用語は英語ですが、ハウサ語、ヨルバ語、イボ語などの民族語も多く話されています。
ナイジェリアのスマホ・ネットの普及率
ナイジェリアにおけるスマホやネットの利用率などに関するデータ
人口が2億800万人なのに対し、モバイル回線は1億8700万回線と人口比90%となっています。インターネット普及率は50%、SNS利用者は3300万人となっています。モバイル回線は1年間で10%アップ、SNSユーザーは22%増加となっています。
ナイジェリアにおけるネットやスマホ普及率
国民のうち16歳から64歳の世代に限っていえば、スマホの普及率は99.2%となっています。パソコンの普及率は54.1%、タブレットも13.8%が所有しています。
ナイジェリアにおけるブラウザ・検索事情
ナイジェリアのブラウザシェア
Chromeが55%となっていますが、注目すべきはOPERAブラウザのシェアが32.8%という点。世界的に見ても非常に珍しいものです。
実はOPERAは2016年に中国系企業に買収されており、ブラウザ事業よりもアフリカでの決済やeコマース事業を展開しています。ナイジェリアにおいては一時OPERAをスーパーアプリとして普及させようとしてマーケットを席巻したのち、一時は衰退したものの復活しつつあるそうです。詳しくは以下の2記事をご覧ください。
ナイジェリア人は検索で何を調べるか?
ナイジェリア人のグーグル検索トップ20は以下のとおりとなっています。
第5位の「HAUSA」第8位の「BBC HAUSA」はいずれもハウサ語関連。また「CHELSEA」「ARSENAL」「FOOTBALL」などサッカー関連の言葉が多くみられます。その理由の一つはスポーツ賭博のようです。というのも第4位の「BET9JA」、第18位の「BETKING」はいずれもナイジェリアのブックメーカーだからです。第7位の「LIVESCORE」はサッカーやバスケットボールなどの各種スポーツの速報サイトです。
ナイジェリアにおけるSNSの現状
ナイジェリアのSNS事情
SNSユーザーは3300万人(人口の15.8%)で、1日当たり3時間41分SNSに費やしているというデータがあります。
ナイジェリアのSNSシェア
日本ではややマイナーかもしれないWHATSAPPがダントツの強さを誇ります。
ナイジェリアにおけるFacebookの状況
Facebookはナイジェリアでも第2位(86.2%)のシェアを占めています。男女比で言うとおおよそ6:4で男性ユーザーの方が多いという結果になっています。
ナイジェリアにおけるYouTubeの状況
YouTubeでどんな動画が検索されているのでしょうか?第2位の「so」や第8位の「Izzar so」はイスラム教をベースにしたと思われるドラマシリーズ、第10位の「LABARINA」も人気ドラマシリーズのようです。
第13位の「DAVIDO」はナイジェリアの有名アーチストで、YouTubeでは2億2000万再生を誇っています。
まとめ
アフリカの大国ナイジェリアのデジタル事情をご紹介いたしました。これからの発展に期待したいですね。そしてナイジェリアとの絆をますます強めていきたいものです。