ロシアのSNS事情/デジタルマーケティングお役立ち情報【2020年版】

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訪日ロシア人観光客数は、2019年には,、2016年の約2.2倍となる120,043人でした。

北海道のスキーリゾートにロシアの富裕層の人気が集まるなど、数はまだ少ないですが、ロシア人の訪日意欲は高まっています。イルクーツク、ノボシビルスク、ウラジオストクなどの極東から日本への航空便が増えたこととも大きく関係しているようです。

訪日ロシア人向けプロモーション 統計データとポイント

訪日ロシア人がよく使う情報源(2015~2018年の統計)

出典:日本政府観光局(JNTO)「訪日旅行データハンドブック2019年」

訪日ロシア人がよく使う情報源トップ5(2018年)

①口コミサイト(35.9%)

②個人のブログ(33.5%)

③動画サイト(24.5%)

④SNS(20.5%)

⑤旅行ガイドブック(19.7%)

訪日ロシア人向けインバウンドプロモーションのポイント

訪日ロシア人がもっとも活用した情報源は口コミサイトで、個人のブログなど不特定多数の人経由の口コミ情報を参考にする人が多いようです。SNSも20.5%と第4位にランクインしました。

ロシア人の滞在日数は長期にわたる傾向があります。記者のロシア系アメリカ人の友人は、ロシア在住の友人たちとともに、ニセコの温泉付きの超高級スキーリゾートに長期滞在し、「コロナが落ち着いたら、また是非温泉付きのスキーホテルに泊まりたい」と熱く語っています。

ロシア人は、旅マエにはSNS、旅ナカにはインターネットの他のサービスを主に活用するなどしています。こういった傾向をふまえて、プロモーション戦略を緻密に検討・実施することが効果的なようです。

ロシア人がよく使うSNS

出典:HootSuite「Digital in 2020 in Eastern Europe」

YouTubeがもっとも多いですが、ロシアの最大の特徴は、第2位の VKontakteというロシア発のSNSが広く普及していることです。VKontakteは、FacebookとYouTubeを合わせたような機能を持っています。ロシアのほかにも、カザフスタンやキルギス、ベラルーシなど、ロシア語圏全体で広く使われています。実名登録は必須ではなく、 個人アカウントとビジネスアカウントの両方があります。支払いを仮想通貨(ビットコイン、ビットコインキャッシュ)で行うことができます。ロシアのデジタルマーケティングを成功させるには、このVKontakteの攻略が鍵となります。

ロシアでの翻訳・デジタルマーケティングについて

ロシア語は、文法がとても複雑で難解な言語です。ロシア語の名詞は、「主格・前置格・与格・対格・生格(属格)・造格(具格)」という6つの「格」に変化させる必要があります。日本語の「てにをは」の役割と似ていますが、ロシア語には日本語の「てにをは」に相当する語はないので、名詞の語尾を「格変化」させます。この「格変化」のルールが非常に複雑なので、ロシア語の習得はとても難しいと言われています。ロシア語のネイティブであっても文法を間違えてしまうこともあるほどです。

実はロシア語は、ヨーロッパで一番多くの人が話している言語です。ロシア語でビジネスができると、それだけ、ヨーロッパでのビジネスチャンスが増えますし、文書をロシア語に翻訳しなければならないことも多いようです。そして、今のところ、ロシア語の自動翻訳の精度は低く、ビジネスで使う文書を扱うときに、機械翻訳を使用するのは、おすすめできません。

前金を請求する習慣や、個人的関係を重んじる気風など、ロシアならではの商習慣もあり、事前に、入念な調査、準備が必要です。詳しくはストラテの過去の記事で特集していますので是非ご覧ください。

まとめ

訪日意欲が高まっているロシア。口コミサイトや個人のブログ、SNSを訪日の資料に活用することが多く、また、独自のSNSを持つことから、事前の入念なデジタルマーケティングが必要です。ロシア語は習得が難しい言語で、現在のところ、機械翻訳の性能はあまり期待できません。ロシア語や、ロシアの商習慣に詳しいインバウンド・ソリューション会社に相談することをおすすめします。株式会社アットグローバルでは、デジタルマーケティングに役立つ資料を無料でダウンロードできます。

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