はじめての公式Facebookページ その４・ビジネスマネージャ編
はじめて公式Facebookページを作る方に向けた連載シリーズ第４弾、今回はビジネスマネージャ編です。
https://www.atglobal.co.jp/strate/11564Facebookに広告出稿するとき、「Facebookビジネスマネージャ」と「Facebook広告マネージャ」があることにお気づきだと思います。この2つは似ていますが、Facebookプラットフォームを利用している「別物」なのです。では、Facebookマネージャとは何か、Facebook広告マネージャとは何か、どのように開設するのか、その説明をしていきたいと思います。
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Facebookビジネスマネージャとは？
Facebookビジネスマネージャとは、Facebookを利用した広告・マーケティング活動の全体を一括管理できる、無料のプラットフォームです。
Facebookビジネスマネージャには、複数のFacebook広告アカウント、マーケティングチームの作業状況、広告のパフォーマンスなど、一つのページ上で把握・管理できる優れた機能が備わっています。広告のパフォーマンスを見て現状を分析して、今後のビジネスプランに役立てることもできます。マーケティング活動全体をスムーズに効率よく進めてゆくために、とても便利で使いやすいプラットフォームですので、ぜひ利用をお勧めします。
Facebookビジネスマネージャを開設するメリット
ビジネスマネージャは、「ビジネス用のFacebookアカウント」でアクセスします。ビジネスオーナーの「個人用のFacebookアカウント」とは別に利用します。そうすることにより、個人の投稿とビジネスの投稿が混在することを避けれます。（個人投稿をビジネスに「誤爆」する心配がなくなります）
また、複数の人たちでFacebookページ（またはInstagram）を運用する場合、ビジネスマネージャを使用すれば、担当者の「個人Facebookプロフィール」は表示されません。（友達リクエストを承認した時のみ閲覧可能）Facebookページで他のメンバーが閲覧できるのは、名前・仕事上のメールアドレス・アクセス可能なページ・広告アカウントだけです。もし、面識がない複数のメンバーで業務にあたる場合、Facebookビジネスマネージャを利用すれば、プライバシーを確保しつつ作業ができるので安心です。
また、ベンダー（投稿・広告の運用代行会社）などに投稿を依頼する際、ベンダーには「アクセス権」のみで「所有権」は付与しないといった対応をすることも可能です。
ビジネスマネージャの開設方法
ビジネスマネージャのアカウント開設には、個人用のFacebookアカウントを持っていることが必要です。ビジネスマネージャにサインインする時は、個人用のFacebookのユーザーネームとパスワードを使用します。ビジネスマネージャのアカウントは2つまで作成できます。
開設方法
①個人用Facebookアカウントで本人確認を行う。
②business.facebook.com/overview を開く。
③「アカウント作成」で、ビジネスおよびアカウントの名前・自分の名前・仕事用メールアドレスを入力し「送信」。
これで作成完了です。メールアドレスに送信されたリンクをクリックして、アクセスできるようにして下さい。
ビジネスマネージャでできること
ビジネスマネージャには、さまざまな機能がついています。
| アラート | いずれかの広告アカウントに未払いがある場合、広告配信が停止される前に支払うように、アラートが表示されます。 |
| リクエスト | ビジネスマネージャの承認待ちのリクエストが表示されます。設定ページを開かずに、ビジネスのホーム画面からリクエスト承認を行えます。リクエストの有効期限も表示されます。 |
| 広告アカウント | 広告アカウントの数と、キャンペーンに関する情報が表示されます。キャンペーンの、通算消化金額も確認することができます。（測定結果を出すのに時間がかかる場合は概算額が表示される） |
| お気に入り | 広告アカウントの横の星をクリックすると、お気に入りに追加できます。お気に入りの広告アカウントは、リストの先頭に表示されるので、すぐに見つけられます。 |
| ページ | ビジネスにリンクした、Facebookページのリストが表示されます。各ページのリーチ数、アクション数（どのくらい「いいね！」があったか、シェアされたか、どのようなコメントがされたかなど）を把握できます。リスト内のページをクリックすると、実施されたキャンペーンも表示されます。投稿別のリーチ数とエンゲージメント数、公開期間が表示されるので、キャンペーンが効果的であったかどうかをすぐに知ることができます。 |
広告マネージャとは？
広告マネージャとは、Facebook広告の作成と管理を行うためのFacebookツールのことです。ビジネスマネージャと似ていて混乱するかもしれませんが、広告マネージャでは、広告を作成したり、Facebook、Instagram、Messenger、Audience Networkへの広告掲載、広告に関係した管理を行います。
広告マネージャは、広告掲載に関するデータ・統計を取ることができますので、広告の宣伝効果はどうだったのか分析することができます。すでに作成した広告の編集（変更）も行うことができます。手軽に利用できるので、お勧めです。
特に管理をする人が自分だけの場合など、他の担当者や企業が入らないような時には広告マネージャを利用する方がシンプルで作業しやすいでしょう。
広告マネージャでできること
広告キャンペーンを作成できる
広告作成機能を使って、広告を作成します。マーケティングの目的、リーチする利用者、広告の表示場所、広告フォーマットを入力します。
複数の広告を一括して管理できる
複数の広告のオーディエンス、配置、予算などの設定、広告の編集と管理を行います。
広告のパフォーマンスを確認する
広告キャンペーンのパフォーマンスを確認したり、広告レポートの作成とスケジュール設定を行います。
広告を作成し出稿する
広告作成と出稿は、このような流れになります。
①マーケティングの目的を選ぶ
ウェブサイトでの売上アップなのか、アプリのダウンロード数アップなのか、ブランドの認知度アップなのかを選択します。
②オーディエンスを選ぶ
広告のターゲットとなる人たちの年齢・地域・性別・言語などを設定します。
③広告の配置と掲載場所を決める
広告の配置、掲載場所（Facebook、Instagram、Messenger、Audience Network）を選択します。
④予算と掲載期間を設定する
予算は1日、または通算にするか決めます。そして、掲載する期間も設定します。最大予算が表示されるので、必要な広告費の目安が分かります。
⑤フォーマットを選ぶ
広告フォーマットの中から最適なものを選択します。例えば、シングル画像か、シングル動画か、スライドショーかなどを設定します。
⑥広告の注文
広告配信の注文を行うと、Facebookの広告オークションにかけられます。そして、適切と判断された広告が配信されることになります。
⑦広告を管理する
広告の配信が始まったら、広告のパフォーマンスを見てユーザーの行動分析をしたり、キャンペーンの編集や必要な調整を行います。
まとめ
ここでは、Facebookマネージャと、Facebook広告マネージャについて取り上げました。Facebookを使った広告の設定は、比較的シンプルで分かりやすく便利です。なんといっても、Facebookは世界最大のSNSですから、広告配信に利用することは、ビジネスを拡大していく上で必須と言えるでしょう。ぜひご利用をお勧めします。
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