【ヒンディー語翻訳の落とし穴】翻訳者が語る!注意するべき7つのこと

インド, ヒンディー語

インドは多種多様な言語と方言が話されています。公用語は20以上ありますが、最も多くの人々が話しているのは「ヒンディー語」です。ヒンディー語の起源は「サンスクリット」という古代インドの言語で、日本でも「梵語」と呼ばれています。ここでは、ヒンディー語の特徴などをお伝えします。

アットグローバルのヒンディー語翻訳チームが監修

本記事は翻訳会社の株式会社アットグローバル ヒンディー語翻訳チームの監修の元、ストラテ編集部が記事を作成しています。翻訳者の意見を取り入れた記事になっております。

ヒンディー語を正確にするために知っておきたい特徴

1.ヒンディー語はインドで最も多くの人々が話す公用語

現在インドの人口は約13億人を突破しており、今後はもっと増加していくと推測されています。インドは広大な国土と多様な文化的・言語的背景を持ちます。インド内で話されている公用語は20以上、方言を含めると数え切れない言語が存在しています。その中で、4割と最も多くの人に話されている公用語が「ヒンディー語」です。ヒンディー語を話す人々は、主にインドの北部と中部に住んでいます。

2.ヒンディー語の表記文字は「デーヴァーナーガリー」

ヒンディー語では「デーヴァーナーガリー」というインド独特の文字を使用します。この表記文字は「アブギダ」と呼ばれる文字体系に属し、サンスクリット語・ネパール語・マラティー語などの表記にも用いられています。

デーヴァーナーガリーの特徴は、各文字が「シローレーカー」という「横線」が文字の上に引かれていることです。このシローレーカーで繋がれた文字が1つの単語となり、文章の最後の区切りに「縦線」が入ります。書き順としては、単語を書いてから最後にシローレーカーを引きます。

例:
 わたしの名前は__です。
 मेरा नाम ___ है (メーラー・ナーム・___・ハェ)

3.ヒンディー語の母音と子音は日本語と似ているが発音は複雑

ヒンディー語の母音は10種類で、その配列は日本語と同じ「アイウエオ」ですが、「長母音・短母音」という2種類の発音があります。子音の配列も日本語と同様「カサタナハマヤラワ」ですが、「有気音・無気音・有声音・無声音・鼻子音」と5種類の発音があります。

ヒンディー語は日本語と似た母音・子音を持ちますが、発音が複雑です。ですが、文字の表記と発音のズレが少ないので、読み方(発音)をマスターすれば文字を見て正確に発音できるようになります。

4. ヒンディー語の語順は「S+O+V」

ヒンディー語の文法は「主語+目的語+述語」です。修飾語が名詞の前に来ることや後置詞を用いることなど、日本語の文法とよく似ています。この点では、日本人は親近感を感じることでしょう。ヒンディー語と日本語の「母音・子音」の並びが同じであるのは、どちらも「サンスクリット語」の影響を受けているのだと考えられます。

5. ヒンディー語の「動詞」は他の動詞と組み合わせて語形変化する

ヒンディー語の動詞は英語の動詞のような変化はしませんが、他の動詞と組み合わせることによって語形変化し、多様な表現を可能にします。

英語の「be動詞」と同様の役目をするヒンディー語の動詞は「コピュラ動詞」といいます。日本語では「です、ます、あります」に相当します。コピュラ動詞には、現在形・過去形・未来形があります。現在形では、主語の「人称」と「数(単数・複数)」によって語形変化します。過去形では、主語の「性(男性・女性)」と「数(単数・複数)」によって語形変化します。

ヒンディー語の動詞には「一般動詞」もあり、不定詞や分詞の形でコピュラ動詞と組み合わせて用いられます。不定詞の語尾を変化させることにより、現在分詞・過去分詞・自動詞・他動詞・命令形・未来形・使役などを表します。

6. ヒンディー語の名詞には「性」がある

ヒンディー語の名詞には「男性名詞」と「女性名詞」の区別があります。数や後ろに来る後置詞により、語形変化します。

男性名詞  लड़का「少年」、कमरा「部屋」
女性名詞  लड़की「少女」、पुस्तक「本」

7. ヒンディー語は「ウルドゥー語」と似ている

ヒンディー語は、パキスタンで話されている「ウルドゥー語」と文法・基本語彙が共通しています。ヒンディー語とウルドゥー語を合わせて「ヒンドゥスターニー語」と呼ぶこともあります。ウルドゥー語を話す人々に文章でコミュニケーションをとる場合は、ヒンディー語をアルファベット表記することがあります。

日本語との違い

上記でも述べた通り、ヒンディー語の表記文字は「デーヴァーナーガリー」を用いています。ヒンディー語の母音・子音は日本語と似たところがありますが、発音はもっと複雑です。動詞の語形変化もかなり複雑です。また、名詞には「男性形・女性形」の区別があります。

日本語からヒンディー語は自動翻訳できるのか?

現状、日本語からヒンディー語への自動翻訳の精度は高いとは言えません。またヒンディー語自動翻訳の需要も多くはありません。

ヒンディー語翻訳をする、依頼する際に気をつけておくべきこと

インドは公用語が20以上あります。主に北部では「ヒンディー語」、南部では「タミル語」、また「州」によって違う公用語が話されています。ですから、翻訳作業を行う際にはどの「公用語」で翻訳するのか、読者はどの地域であるのかなど、よく確認しなければなりません。

日本語からヒンディー語の翻訳料金の相場

日本語からヒンディー語 15~20円 / 1文字

日本とインドの商習慣の違い

インド人は時間におおらかですので、スケジュールは十分に時間の余裕を持って定めておく必要があります。そして、仕事を依頼した後も細かく進捗確認を確認し、コミュニケーションを保ちながら物事を進めていく必要があります。進捗状況を確かめるための連絡を取らないと、それほど重要な案件ではないのでまだ大丈夫だと認識されてしまいます。

値段交渉の際、受注側と発注側は対等な立ち位置で意見を主張します。例えば、発注側が大量に注文した場合、受注側が「そんなに大量に発注できるほど儲けがあるのなら、単価を上げて欲しい(もっと払えるはずだ)」と受注側が発注側に「値上げ交渉」をすることもあります。

インド人の仕事する上での価値観

インド人はロジカルな考え方を重視しています。感情に訴える方法は得策ではなく、物事を「論理的」に説明することが大切です。インドは非常に多様性のある国ですから、人々も様々な文化的背景を持っています。ですから、こちらの主張を「明確」かつ「論理的」に伝えてゆくことが必要です。

まとめ

インドでは多種多様な言語が話されています。その中で最も多くの人々が話している公用語は「ヒンディー語」です。BRICSの一つであるインドへの関心はますます高まっています。今後は、英語だけでなく「ヒンディー語」も取り入れてゆくことによって、インドに対する理解も深まり、インドでのビジネスを発展させてゆくことが出来るでしょう。現状、日本語からヒンディー語への自動翻訳は精度が高くありませんので、専門の翻訳会社に依頼するのがベストです。株式会社アットグローバルは皆様のお役に立てるよう励んでおります。ぜひご利用ください。

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