グローバル人材育成CQ研修―多様な学生が共に学ぶ経営学部でのセミナー事例―

グローバル人材育成CQセミナー
―多様な学生が共に学ぶ経営学部でのセミナー事例―

グローバル化が進む現代社会において、異文化コミュニケーション能力は、学生が将来社会で活躍するために不可欠なスキルです。株式会社アットグローバルでは大学とコラボし、学生たちの視野を広げCQ(異文化対応力)を向上させるCQ Business®セミナーを実施しています。2025年夏にも、経営学部や国際文化学部などの学生(留学生含む)を対象にセミナーを開催しました。

※CQ Business®は株式会社アットグローバルの登録商標です。

Overviewセミナー概要

テーマ

CQ(異文化対応力)セミナー:ベーシックコンセプト

対象

経営学部に在籍する大学生98名

出席者の詳細:
日本人学生:60名
留学生:38名(中国、台湾、ベトナム、韓国、ネパール、インドネシア)

目的

多様性を理解し、自分のCQを把握したうえで、実践的な異文化コミュニケーション能力を身につける。

CQについてはこちらの記事も参考にしてください。

CQ Business®による真のグローバル力とは?異文化理解が国際展開の鍵

Programセミナーの特長と内容

自分の文化を深く知る

本セミナーでは、Microsoft Formsを活用し、参加者の回答をリアルタイムで収集しました。自身の価値観・習慣・コミュニケーションスタイルに関する回答をもとにセミナーを進行し、「自分の文化」を深く掘り下げる実践的なアクティビティを取り入れました。これにより参加者は、自身の文化的背景や行動パターンを明確に認識し、異文化との違いや共通点を具体的に理解することができました。

異文化対応のマインドセットを培う

異文化に対応するためには、知識だけでなく、適切なマインドセットが不可欠です。本セミナーでは、特に次の3つのマインドセットに焦点を当てました。

  1. オープンマインド:多様性を尊重し、固定観念や偏見を持たずに物事を受け入れる姿勢
  2. 柔軟性:不確実な状況にも前向きに対応し、状況に応じて自らを適応させる力
  3. 学び続ける姿勢:失敗を恐れず、経験から積極的に学び、成長しようとする意欲

これらのマインドセットを育むことで、異なる文化的背景を持つ人々との信頼関係を築き、円滑な協働を実現することができます。

実践的な異文化コミュニケーション能力を習得

本セミナーでは、異文化コミュニケーションを円滑に進めるための実践的な知識を提供しました。主に取り上げたのは、以下のような文化的特性の違いです。

  1. ローコンテクスト文化とハイコンテクスト文化の違い
  2. 集団主義と個人主義の特性
  3. 不確実性の回避度など、文化を測る指標

これらの知識を身につけることで、異なる文化背景を持つ相手の行動や思考パターンへの理解が深まり、誤解や衝突を防ぎながら、より効果的なコミュニケーションを図ることができます。

Impact成果と反響

当セミナーについて参加者の大半が満足し、異文化理解を深めることができたと回答しています。特に、講師の具体的な事例や多文化の視点から自文化を見つめ直す点が高く評価されました。言語以外のコミュニケーションの壁についても多くの気づきがあったようです。

セミナー満足度

98%

非常に満足
満足
不満

異文化対応の知識度

99%

非常に深めることができた
深めることができた
あまり深まらなかった

Voice受講者の声

当セミナーを受講された方々のコメントをご紹介します。

文化の違いを知るだけでなく、その上でどうすればバランスの取れる異文化の交流ができるのかなど、考えるといろんな考えが出てくるなと知ることが増えた。また、人と関わっていく時、文化の違いがどれほどあるのか考えながら交流して行けたら良いなと思います。


日本人学生

セミナーで最も価値があると感じた点は、自分では気づけなかった視点や考え方に出会えたことです。講師の具体的な事例や他の参加者との意見交換を通じて、知識だけでなく実践的な理解が深まりました。


台湾人学生

異文化理解や多様性の大切さについて、実例を交えて学ぶことができ、とても勉強になりました。グループワークも多く、他の学生の考え方を知る良い機会になりました。今後もこのようなテーマのセミナーがあれば、ぜひ参加したいです。


ネパール人学生

より生活に重要なことを、分かりやすい資料を使って私たちがどうするべきかと言うところまでセミナーされていましたので、それが最も価値があると感じました。


日本人学生

異文化対応力は、ただ理論を学ぶだけではなく、実際に他の文化と接する中で磨かれるものだと思います。自分の文化を知り、相手の文化に対してリスペクトと理解を持つことが、国際的な環境や多文化共生の中での成功につながると感じます。


ベトナム人学生

とても面白いセミナーでした。意見をQRコードで送るのは面白かった。「多様性はチャンス」とてもいい言葉です!


日本人学生

CQ Seminarセミナーについて

株式会社アットグローバルのCQ Business®セミナーは、経験豊富な講師陣が、貴社・貴学の課題や現場の状況に応じて柔軟に内容を設計します。文化の違いを学ぶだけでなく、「どうすればうまく対応できるか」を具体的に考え、実際の行動やマインドセットの変化につなげること、グローバル人材に不可欠なCQ(異文化対応力)を高めることが、セミナーの目的です。

学生に向けたCQセミナー

CQを高めるメリット

企業にとってのメリット

  1. 海外市場での競争力を強化できる
    CQを高めることで、文化的誤解や摩擦を避け、海外展開・国際交渉の成果を最大化できます。
  2. グローバル人材の能力を引き出しやすくなる
    スムーズな対話が生まれることで、外国人社員の持つ専門性や多様な視点が引き出され、組織の力となります。
  3. チーム全体の協力体制・生産性が高まる
    異文化理解が進むことで信頼関係が築かれ、多国籍・多部門メンバーとの連携が円滑になる。

学生・個人にとってのメリット

  1. 「真のグローバル力」が身につく
    留学や海外就職、国際的な場面でもストレスを抑え、ポジティブに活躍できます。
  2. 対人関係のストレスが減る
    日常生活でも「なぜ通じないのか」の理解が深まり、冷静で建設的な対応が可能になります。
  3. 自己成長につながる
    他文化を学ぶことで自分自身を相対化し、柔軟で広い視野を持つ人材へと成長できます。

これからのグローバル人材育成に向けて

株式会社アットグローバルでは、今回ご紹介した事例のほかにも、各大学・企業様の課題やご要望に応じて、CQを活用したグローバル人材育成研修をカスタマイズでご提供しています。


CQを高めることは、チーム力やリーダーシップ、組織全体の適応力向上に直結します。

専門家によるCQ診断・研修プログラムで、
貴社・貴学の異文化コミュニケーションスキルを一段上へ。

まずは無料相談から、お気軽にお問い合わせください。